お客様が大切にしまっておいた

ビオラを持ってきた。

後期高齢者になってから

始めたビオラだそうだ。

 

 

肩の腱板を痛めてから

ビオラを奏でることが出来なくなった。

確かに、弓を弾くのは厳しいだろう。

 

音の奏でられない楽器は

どんな思いだろう。

 

「カフェのお客様にはビオラ奏者がいますよ」

そういうことで、

ビオラはふたたび

カフェで音を取り戻すことになりました。

 

「ホッとしたわ・・・」とお客様。

 

深い深い

味わいのある音が出ました。

 

<2017.6.19>