今日初めてカフェを訪れた

ご夫婦との

カウンター越しの会話から。

 

旦那さんのお母さんが、

最近、サービス付高齢者住宅へ

入居されました。

要介護2でデイサービス等の

サービスを利用していますが、

それ以外は人と交わることも無く、

閉じこもった生活を

しているそうです。

 

新しい住居なので、

知り合いもいません。

また、一人では外出できないので、

このような生活になることは

容易に想像できます。

 

週に1回は、息子さんが、

どこかに連れ出すのですが、

特に冬は屋内に限られて

行ける場所も無く

困っているそうです。

 

「お母さん、

何か好きなことはありますか?」

「昔から、

細かい手作業が好きでした」

 

誰かと一緒に

気軽に手芸などを楽しめると

良いですね。

ちなみに、お母さんは

コーヒーも好きなそうです。

 

「明後日に連れて来てみます」

 

“行ける場所”が無いのが現実。

まずは、それから。

そして、

“行きたい場所”になるには

知っている顔とのつながりと、

自分の居場所となるための

“何か”がそこにあることが

大切なのでしょう。

 

<2016.3.22ふうしゃ>

By S