「地域の屋根付きベンチ」
ちょっと、考え込まないと、
頭に入って来ない
この言葉と思います。
介護予防センターのスタッフMの
発案した言葉です。
 
このお方は、
ご自宅から病院までの通院に
この歩行器のおかげで、
歩いて通うことができています。
こういった歩行器には
簡易ベンチが付いています。
 
 足の力が弱く、体力が続かない方、
歩いているとだんだん
腰や足が痛くなってくるような人。
歩行器のベンチで
一休みすることで、
外出することが
できるというものです。

しかし、
「街の中で、歩道の途中で
このベンチに腰掛けるのは
ちょっと・・・・」という方も
いらっしゃるかもしれません。

カフェふうしゃは、
この方のご自宅と病院の
中間地点にあります。

この距離を歩行器を押して歩く、
この方の腕と脚の力は
かなりシンドイでしょう。
何せ根性のあるお方ですから
出来ているのでしょう・・・

カフェふうしゃが出来て、
「途中で一休みできる場所ができて、
本当に良かったわ」

そして、
ちょっと腰かけるだけではなく、
雨風、強い日差しから
一時避難できるのが
「屋根付き」の意味です。

これからは、暑くなります。
カフェふうしゃで涼んで、
大好きなコーヒーを
一杯飲んでからお帰り下さい。

先日、「春のふうしゃランチ」の
大混雑の中に、ポッコリと
座っていらっしゃいました。
もちろん、ランチだけでは無く、
目標にしていたコーヒーを
しっかり飲まれて帰りました。
「混み合っていてゴメンナサイ」
「久しぶりに大勢の中で
楽しかったわ!」
ただのベンチには無い付加価値が
そこにあります。

ちなみに、これは
「地域の屋根なしベンチ」(笑)
 
 除雪がしっかりされた電信柱は、
地域の高齢者に優しいのです(笑)
これも、
「地域社会資源」

ちょっと腰かけられたら出かけられる。
⇔ちょっと腰かけられないから
出かけられない。

それが、地域の実情でしょう。

坂の多い西区には、
普通のベンチが等間隔で
設置されている町内もあります。
バス停のちょっとしたベンチも
助かります。

コミュニティカフェふうしゃは、
地域のさまざまな方が
ここにちょっと立ち寄ることで、
いつまでの外に
出かけられることができるよう
願っています 
そんなカフェになれるよう、
これからも頑張ります!

《2015.4.25》
By S