性適合手術

 

今回は、私の夫も経験した

性適合手術について説明していきたいと思います。

 

 

 

 

 

性適合手術。

自分の生まれながらの性別と、

心の性(自認性)が違う方

または違和感がある方が性別移行を望み

体の性と心の性を一致させるのに必要な手術。

 

 

 

LGBTQ+のTにあたる

トランスジェンダーの方が受ける手術です。

(※必ず受けるものではありません)

 

 

 

 

私の夫はFTMで、

もともとは女性として生まれてきていますが

心は男性で、自分の性と心の性が一致していませんでした。

 

 

 

 

"性別を完全に変えたい。" 

  という方は

 

 

"戸籍上も男性になる"

 

 

 

ということになります。

 

 

 

 

この戸籍を変更するのに最終段階で性適合手術が必要になります。

 

 

 

性適合手術は、

男性から女性へ性転換を行う

女性から男性へ性転換を行う

 

と、二つの場合があります。

 

 

 

 

 

もちろんトランスジェンダーの方の中には

性別に違和感があるが、

戸籍は変更しなくていいと思っている方や

自分の体に傷をつけたくない方

手術には多額の費用がかかる為、できないでいる方

 

など、様々な理由で性適合手術を受けていない方もいます。

 

 

 

 

必ずしも、

戸籍を変更しなければいけないというルールはありません。

 

 

 

 

 

また、

手術をするまでにはいくつかの段階があり、

日本精神神経学会が作成している

ガイドラインというものに沿って進められていきます!

 

 

 

 

・今までの生活のことや

本人が体に対する違和感などの問診。

 

・精神科医と婦人科医の診察

二人の精神科医の意見書、

婦人科の診断書が必要になります。

 

 

・この先、どちらの性別で暮らすのがいいか

 

 

 

このようなことを病院にて

診てもらうのが最初の段階になります。

 

 

 

 

 

その後、ホルモン治療といい

MTFの方は女性ホルモンを

FTMの方は男性ホルモンを

二週間、または三週間に一回打ちます。

 

 

 

 

少なくとも、このホルモン治療を

一年以上続けていることが条件になります。

 

 

 

 

 

これまでの条件がクリアされていると、

次にFTMの場合、乳房切除を行います。

 

 

 

 

ここでおっぱいとはさよならです!(^^

 

 

 

 

FTMの方の中には、

最終段階の性適合手術を行わず、

胸だけをとり生活している方もいました!

 

 

 

 

その後性適合手術として、

子宮、卵巣の摘出、膣の閉鎖の手術(閉じる人と閉じない人がいます)をし、

ここで女性の機能を失うことになります。

 

 

 

 

この際に、尿道を長くし男性器をつける方は

陰茎形成術も行います。

 

 

 

 

 

旦那は、

乳房摘出、子宮と卵巣摘出

までをタイに行き手術してきたそうです。

 

 

 

 

筋肉を切っているので

物凄く激痛で、ご飯も食べれず、

激やせして帰ってきたみたいです、、、

 

 

 

考えただけでもつらいです(>_<)

 

 

 

 

 

すごく大まかにはなってしまいましたが

いくつもの段階を経て

性適合手術までたどり着きます。

 

 

 

 

 

最初の段階の

病院での診察もものすごいエネルギーを

削らないといけませんよね。

 

 

 

 

自分の体、心と向き合い

答えを出していく。

 

 

 

 

普通に生きてきた私には

考えられないことです。

 

 

 

 

 

自分のことで精一杯になるはずなのに

周りにも理解されない人もいます。

 

 

 

 

性別を一致させるだけなのに

多額の費用がいる。

 

 

 

 

 

LGBTQ+というカテゴリーで分けられてはいますが、

トランスジェンダーはここでまとめてはいけないなとすごく思いました。

 

 

 

 

性別違和、性適合手術、トランスジェンダー。

 

 

 

 

 

より多くの方に知ってもらえるように、

発信していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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