おはようございます。
年末調整や確定申告の際に、保険料控除の申告があります。
そんな時、ふと思い出すことがあります。
8年くらい前になりますが、外資系生命保険会社で営業していた頃、年上の友人が、保険に加入していないことを知りました。
彼女は、シングルマザーで、生活するのがやっとの経済状態でした。
しかし、50歳を過ぎてる彼女には、体調が悪くなったら、保険に加入できないという事実を伝え、せめて、ガン保険だけは加入した方がいいと、勧めました。
がんになったら、最低100万は必要(300は必要ですが)なのですが、毎月の保険料が。。。
ガスや水道も時々止められたり、生活が苦しい彼女から捻出できる金額は、高くても10000円以内です。
がんと診断されたら50万、入院5千円、その後抗がん治療に5万くらいのものに加入できました。
その半年後です。彼女にがんが発見されました。
加入して間もないこともあり、審査が入りました。
なんとか審査が通り、保険金がおりました。
でも、足りなかったんです。その金額では。
家族に「これだけしか出ないんですか?」。。。
彼女が、もう少し生活に余裕があり、保険料を払うことができていたら、と。また、私も無理にでも倍の保険金額のものを勧めていたらと、悔やまれます。
保険は必要ないと思われる人は、それを使っても生活に困らないお金を貯めていれば良いのです。
ほんとに必要なのは、そのお金を使ってしまったら、また働けなくなったら、生活や子どもの進学が難しくなる人です。
心して、保険業務に携わりたいです。
