プ-チンとマ-チンの作り方・携帯ストラップ | colyのブログ

プ-チンとマ-チンの作り方・携帯ストラップ


携帯ストラップ


携帯ストラップ用の素材を仕入れに東急ハンズへ。
今までパペットも指人形も発砲スチロールの球体に布を被せて
作って来ましたが、携帯ストラップとなると小さすぎて布を
被せるのは難しそう。大体2cm位の発砲スチロールの球体が
あれば、それになんとかして色を付けて作ろうと思っていました。
そしたら。いいモノがあるじゃないの~~♪
ちょうど直径2cmの球体で、(確か)フロックボールという商品名。
黒も白も(他にも色々)あって、5個入りで154円。(写真左手前)
写真左奥は、胴体に使う発砲スチロールの棒状のもの。
直径12mm・長さ40cmの棒が2本入って330円。
結構硬さのあるスチロール棒ですが、カッターで少しずつ
切り込みを入れていけばカットは出来ます。フロックボールが
5個入り×2色。10個作るとしても棒は1本で足りるんだけどな。


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写真奥・中央は円の型抜き。この作り方をする場合、多分これが
一番大事で一番高価。革の加工などに使われる道具です。
革のベルトやバッグをご自分でお作りになる方が、革に穴を
あけてハトメを付けたりする時に、革の穴あけに使うものです。
直径12mm(40号)のもので税込み1207円。私は元々15mmの
直径のものを持っていたので、指人形の時はそれを使いました。

球にこれで深さ5~7mm程度の穴をあけて、そこにスチロール棒を
差し込んで、球と棒を合体させます。
写真右奥はストラップ。1本105円ナリ。







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球体にクチをあけます。
球体の製造上の理由だと思いますが、球を貫くように1mm位の
穴があいています。ビーズのように。
この穴をクチの両端にします。実際は穴より約5mmほど後ろ迄
カッターで切り込みを入れます。
黒に張った白い糸が切り込み線です。
この切り込み線の中央(クチの真ん中)で、約5mm下にさがった
点と、クチの両端(口角)を、糸を張って目印として
同じくカッターで切り込みを少しずつ入れて切り落とします。







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クチをカットした所。 うーん、「パックマン」そっくり(^^)
クチは、スチロール素材にも塗れる絵の具で塗ろうかと思い、
絵の具と筆も購入しておりました。
でも、丁寧にカッターの刃を入れたつもりだったのですが
案外切り口はデコボコになってしまいました。スチロールの
目が粗いのかもしれません。なのでクチはフェルトに変更。







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左は切り落としたクチ、これに合わせて作ったクチの型紙。
型紙に合わせてカットしたアイロン接着フェルト。








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フェルトはアイロン接着なので、両面テープは大雑把で
大丈夫。奥のほうにはアイロンが入り込めないので、
両面テープはクチの奥を担当。








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球体にフェルトを挟み込んだ状態。両端(口角)がしっかり入る
ようにマチ針で留めて、はみ出たフェルトはハサミでカット。
クチビルはアイロンをあてて球体に貼っておきます。
接着フェルトは、あまりアイロンが高温過ぎると
フェルト自体が縮みます。必ず試し布で「接着は出来るけれど
フェルトが縮まない温度」を、ご自分のアイロンで確かめて。








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穴あけの工具を球体に差し込んだ所。回しながら入れます。
少しチカラがいります。せっかく作ったクチがつぶれるとイケナイ
ので、クチをあける前に穴をあけておいたほうがいいかも。

5~7mmくらい差し込みます。






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この切り込まれた円に沿って、カッターの刃を入れて
発砲スチロールを回りから切り落としていきます。
細かく少しずつ切り落とし、深さ5~7mmくらいの穴をあけます。
この40号の工具で穴をあけると、直径12mmのスチロール棒に
フェルトを巻いたものが丁度すっぽり入る大きさになりました。








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スチロール棒の長さは、お好みで1.5cm前後で。
(型紙は出来上がりサイズ、フェルトは回りに+5mmで
 裁断しています。)スカートになるフェルトは、
棒の長さ+1cmの長さで。この場合は2.5cm。
棒の上に5mm、下に5mm出るのが目安です。
スカートは少し裾が広がるように。目安は
上底3.8cm、下底4.6cm。プラス縫い代です。








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左は、スチロール球体に穴をあけた状態。
右は、スチロール棒にフェルトを巻き付けた状態。


棒にフェルトを巻いた状態で後ろで縫い合わせています。
この時は手縫いでやりました。
フェルトを筒状にしてナカオモテでミシンで縫ってオモテに返すと
いうやり方もあります。ひっくり返すのがちょっと大変かな。


【後日記】

「フェルトを筒状にしてナカオモテでミシンで縫ってひっくり返す」と

いうのをやってみました。そのほうが縫い目は綺麗なのですが、

ひっくり返す時にどうしてもフェルトが伸びてしまって

スカートの裾がだらしない感じになってしまうようなので

あまりお薦めしません。面倒でも手縫いのほうがいいみたいです。








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棒とフェルトを一体化させるために、シルクピンを刺します。
上に5mm出たフェルトを円筒のフチに被せ、ピン打ち。
2cmのピンでも長すぎるので、1cm位にカットしたピンを
3~4本差し込んでフェルトと棒を固定します。(右)
左は、球体にあけた穴に、丸く切った両面テープを貼った所。
両面テープは、布用の強力タイプがお薦めです。

この右のシルクピンを打った部分を、左の穴に差し込みます。







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球体と棒を合体させます。
今度は下からシルクピンを2~3本刺します。
この時は長さ2cmがちょうどいいのですが、先が尖って

いないと刺しにくいので、カットしたピンは向かないかも。
もっと長いシルクピンを刺す場合は、頭から先が飛び出したり
クチに針が出てしまうことがないように気を付けてください。

針を刺し終わったら、棒の底にフェルトを両面テープで貼ります。
棒の直径が12mmなので、ひと回り大きい14mmくらいの円で。









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ストラップを通します。頭の後ろ(てっぺんよりやや後方)に

太めの針を通して、ストラップを通す穴を作ります。


●「イタイヨー」 ○「ガマンガマン」 (^^)






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太めの針を通した穴に、2本取りで糸を通した針を下から
差し込みます。ストラップのループに針を通してからまた同じ穴に
針を今度は上から差し込みます。糸を引っぱり、ストラップを
球体の下(頭と胴体の境目)まで引っぱり出します。
針を、糸の結び目のところで2本の間を通してから引っぱり、
その後フェルトを2~3回縫って、ストラップと胴体を固定します。










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●「デキタヨ」 ○「デキタね」 ●「かーわいー」 ○「かーわいー」





長男が携帯に付けて1週間。
フェルトはケバ立ち、黒はいいのですが白はかなり汚れ。
頭はツブれてゆがみ、そのゆがみのせいで
クチのフェルトはハミ出し・・。携帯には向かない(^^;
ポケットに入れて満員電車に乗るんだもんね。仕方ないわ。
フェルトは毛羽立ちと汚れが目立つ事が分かり、
合皮の服に着せ替えました。あと何日もつコトやら・・(T.T)



【後日記】

更に1週間後。黒の頭のストラップを通した穴から

割れ目が出来て、頭と胴体が分離、崩壊いたしました(^^;

割れ目に接着剤を染み込ませ、再度ストラップを通して

頭と胴体も再度両面テープで合体させましたが、

頭のゆがみはいかんともし難く・・。

携帯ストラップとしての再起は断念いたしました。

やっぱり携帯ストラップのためのプーチン&マーチンは

紙粘土などで作ったほうがいいのかもしれません。

フロックボール&フェルトの質感は気に入っていたんですけどね・・。


後日記2】

壊れたプーチン&マーチン・ストラップの代わりに

炭酸飲料のおまけについていた

スヌーピーのキャラクターの「ウッドストック」の

携帯ストラップを付けていた長男。

3日程したらそのウッドストックも付けていなかったので

「どうしたの?」と聞いたら「首がもげた。」


長男は携帯の扱いが特に荒いニンゲンなのかもしれません。