今日はda-na市に出店。

 

昨晩、アマゾンプライムで『100億人― 私達は何を食べるのか?』というドキュメンタリー映画を観た。前々から気にはなっていたのだが、食系のドキュメンタリーは結構観ているのでずっと後回しにしていた。

 

観てみてびっくり。トランジションタウン・トットネスが出てくるではないか。インクレディブル・エディブル・ネットワークも登場する。

 

えっ、そういう映画だったの?

 

昆虫食とか人口肉とか書いてあったのでそっち系の話かと思っていたらなんとなんと素晴らしい結末になっているではないか。

 

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2050年までに、世界の人口は100億人に増える。 食糧安全保障の論戦が白熱する中、本作では、人工肉、昆虫、工業型農業から、流行のセルフ・カルティベーションまで世界の食糧生産と分配に関する、広範で分析的な洞察を示す。

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将来地球の人口を支えられなくなる食糧危機がやってくる。土地が痩せ続け、耕作できる土地がなくなる可能性や、リンやチッソ等の化学肥料の埋蔵資源が枯渇することなどによって、今のままでは不可能だと。そこで解決策として提示されたのが遺伝子組み換え技術や人口肉。特に人口肉は工場式畜産の代替案として提示される。しかし、どれも持続可能性ということを考えたら決定打にならない。

 

そこで最終的にたどり着くのが、地域に根差した小規模な農業。そこでトランジションタウンやインクレディブル・エディブルなどが出てくる。トランジションタウンとは、自分の地域をより持続可能な場所に移行させていくまちづくり運動で全世界1000地域以上に広がっている。

 

詳しくは下記の本をお読みください。2019年の夏休みに1カ月トットネスに滞在した時の記録です。

『日本の里山からイギリスの里山へ: 田舎暮らし親子の夏休み』

https://www.amazon.co.jp/dp/4991064848

 

トットネスのハイストリート(メインストリートのこと)が登場し、息子と懐かしがっていた。

 

インクレディブル・エディブルというのは、町の街路樹などを果樹や野菜など食べられる植物に変えていくことで地域の食糧自給率を上げる運動だ。

 

さらに僕が思ったのは、ハレとケ・間欠的ファスティング。これは生きがいダイエットで提唱している断食法だが、平日をケの日とし、一日16時間から17時間断食を実践し、プラント・ベイスド・ダイエット(植物性中心の食事)をする。週末をハレの日として3食取る。そして動物性も含めてもいい。ただし、工場式畜産肉は避け、グラスフェッドや平飼いのものを選び、卵も平飼いを選ぶ。それらは普通の肉より高価だが、週末に限定することで金銭的にも無理がなくなる。工場式畜産をやめることで大きな気候変動対策になる。

 

多くの人が1日3食から2食に切り替えれば、それだけで食糧消費が大幅に減る。しかも、ガン、糖尿病等の生活習慣病予防や感染症予防にになりうるオートファジーを活性化させることができ、一石二鳥だ。

 

 

『生きがいダイエット―哲学者が勧める、幸せに生きる食事法』

 

紙版

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4991064856
 

kindle版

https://www.amazon.co.jp/dp/B085MT914C