市民の会しが主催による野党共闘滋賀県民集会が昨日近江八幡で開催された。

 

会場には大勢の市民が駆けつけ、マスコミも集まっていた。

 

そして、野党共闘を続けていくことで合意。正確には、市民と野党の共闘。

 

はじめに明確にしておきたいのは、ここ2年間続いてきた民進党、日本共産党、社民党、自由党による野党共闘には市民連合という市民団体がついていて、常に市民との連携で進められてきたということ。

 

市民が各政党に話を持ちかけ、話し合いの場に同席し、ずっと関わってきた。つまり、政党だけが集まってできた動きではないということ。

 

これにはものすごく重要な2つのポイントがある。

 

政党同士の話し合いというのは、どうしても打算や駆け引きというものが生まれてくる。政治家というのは最初の志はよくても、少しずつ政治文化というものに染まっていってしまうものなのだ。

 

ところが、そこに全く利害関係のない市民が関わることで、「政治って何なのか」「民主主義って何なのか」というある意味当たり前、でも多くの政治家が忘れてしまった視点を持ち込む。そして、市民と話し合うことで政治家も初心を思い出す。

 

野党共闘の共通政策というものがあるのだが、そこには市民から出された意見も十分に盛り込まれている。

 

2つ目は、政党同士だと話がまとまらない。市民が加わることで中立的な立場が生まれ、仲裁役になるのだ。力関係では市民団体が一番弱い。でも、中立的な立場に立てることが最大の強みで、だから各政党も聞く耳を持つ。だって、他の政党から出された提案はどこかでその政党に有利だったりするから。ところが市民の場合常に全体のことを考えている。

 

なので、巷で今騒がれている野党結集とは、根本的に性質が異なるのだ。

 

今回、残念ながら、民進党と自由党はこの流れから離れることになった。(全員ではないが)

 

なので、残りのメンバーで進めて行く。そこに新社会党も加わった。

 

そして今度の衆議院選挙では、滋賀県の各選挙区で統一候補を立て、候補者も内定した。

 

1区では社民党の候補者、2区は市民の会の候補者、3区、4区は共産党の候補者。

 

そして、希望の党から出る候補者は応援しない。なぜなら、市民と野党の共闘は、安保法制の廃止と立憲主義の復活という2点を目標に進めてきて、希望の党の政策は我々とは正反対だから。

 

つまり、民進党の候補者となるはずだった人たちが希望の党から出ることになった場合、そことは競合することになる。

 

この流れは全国的になる。各地の市民連合が同じように動きはじめている。

 

つまり、全国の大多数の選挙区で市民・野党共闘の統一候補が立てられることになる。

 

安保法制に反対し、立憲主義の復活(自民党や小池さんが進めようとしている憲法改正に反対)を掲げる唯一の投票先となる。自民党、公明党、希望の党、日本の心、維新などはみなそうでないので。

 

つまり、政策的に見ると、今度の選挙はこの2極に分かれる。

 

1、安保法制賛成、憲法改正賛成の自公、希望、日本の心、維新など。

2、安保法制反対、憲法改正反対の市民・野党共闘。

 

体質的にみてもそう。

 

1、永田町の政治文化にどっぷり浸かった政治エスタブリッシュメント

2、市民主導で動く、打算も駆け引きも自己保身もない、純粋に国民目線で本当の日本を取り戻す真の改革運動

 

さて、なぜ、これが人類史上最大の市民革命なのか。ちょっと大げさ(ていうかかなり大げさ、笑)だが、よーく考えてもらいたい。今日本が置かれている状況を。今目の前で起きていることを。

 

詳しくは次回。

 

………………………………

『百姓レボリューション』

https://www.amazon.co.jp/dp/B072MP2B9D

『百姓レボリューション2』

https://www.amazon.co.jp/dp/B071JYY37T

『百姓レボリューション3』

https://www.amazon.co.jp/dp/B072MRBJJ6

 

講演【Zen and a Way of Sustainable Prosperity~今の時代に里山成功哲学が最も効果的な社会運動になりうる3つの理由】は、滋賀では10月14日、東京では10月21日に開催!

http://www.zenquest.net/index.php?event

 

『百姓レボリューション』東京・国立ツアー

http://www.zenquest.net/index.php?kunitachitour

 

メルマガの登録はこちらから

http://www.mag2.com/m/0000280562.html