愛する者は、愛されるのである。これは、人生の黄金律(ゴールデンルール)である。だから、日々、他者を愛せよ。そして、自分自身を愛せよ。常に愛の言葉と思いと念いを出してゆこう。


 憎む者は、憎まれるのである。故に、憎む心を反省してゆこうではないか。憎む心を、赦す心に変えてゆこうではないか。赦す者は、赦されるのである。


 裁く者は、裁かれる。批判する者は、批判されるのである。故に、人を裁かず、欠点を見ず、批判を止めてゆこうではないか。肯定的な心、讃嘆する心、称賛する心、積極的な心、明るい心を持ってゆこうではないか。


 愛する者は愛されるというのは、猫であってもそうである。愛をもって接すれば、愛し返そうとするのである。人間でも同じなのである。愛する者は、愛されるのである。


 また、関心を持つ者は、関心を持たれるのである。愛の対極にあるものは無関心であるとは、マザー・テレサの言葉であるが、関心を持つことも、愛なのである。忘れずに覚えておくこと、念頭に置くということも、愛なのである。


 このように、一人一人を愛してゆくこと、一日一人を愛してゆくこと、一日一人に愛のハガキや手紙を書いてゆくことによって、人生は善転してゆくのである。


 一日一生である。一日一善である。一日に一つ、善いことを為そう。一日に一つ、愛を与えよう。一日に一つ、慈悲を与えよう。一日に一つ、利他をしよう。


 愛は、巡り巡って、必ず、返ってゆくのである。自他一体に幸福にしてゆくのである。愛を与え合うこと、感謝し合うことの中にこそ、真なる天国はあるのである。

 

 

 

 

 

 

    天川貴之

(JDR総合研究所・代表)