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(C) 2009 ゼロ・ピクチュアズ

イメージにこだわらない腹の据わった女優ぶりが最高!
『愛のむきだし』で数々の女優賞を受賞、ここ数年、女優としての評価が上昇している満島ひかり。沖縄アクターズスクール出身で、“Folder5”のメンバーとして活躍していた彼女だけど、『カケラ』ではアイドルだった過去を感じさせない地味目なヒロインを好演。女の子とのキスシーンはもちろん、ワキ毛処理をしないままの(!?)ラブシーンにも挑戦。その腹の据わった女優ぶりはアッパレ。今年公開になる『川の底からこんにちは』『悪人』も楽しみ。

尾鍋エリコ

スパイマスター、スパイガール、朝日新聞などで執筆する映画ライター。
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ヒーロー復活!の陰に・・・

6年待って、あのヒーローにようやくまた会える!来月1日公開の『ゼブラーマン-ゼブラシティの逆襲-』を引っ提げ、哀川翔さんがいつもの“人懐っこい笑顔”で名古屋に来てくれた。相変わらず若々しい。もうすぐお祖父ちゃんになる(6月に初孫が誕生予定)なんて、とても信じられない。新作では、髪の毛を見事に“真っ白”にしての熱演。色素をカンペキに抜くのはかなりのダメージらしく、気をつけないと“手ぐし”で切れてしまうほど髪が痛んでしまうそうだ。撮影後も、少~しずつ段階的にカラーを戻しているという。役者って大変だ。また“新作”のゼブラスーツは、よりフィット感が増してすき間が全くなかったらしい。頭も被って全身相当な圧迫感で、しかもやっぱり重い!リハーサルでは(気合いの入り方が違い)、腕や足が上がらなかったと“苦笑い”の哀川さん。でもスクリーンでは、軽々と飛び上がり敵に次々とパンチを繰り出している。ただし、ワイヤーアクションでは空中に200時間!も吊り下げられ、本番を待つ間「山岳遭難者みたいにぶら~んとなってたよー」・・・ホントに役者って大変だ。『ゼブラーマン』で完全燃焼できたか?を最後に聞くと、「いつも、完全燃焼!」と答えた瞳がキラリン。僕だけが見た“役者魂”、かっこいいぜアニキ!

小島一宏
愛知県名古屋市北区出身のフリーアナウンサー。ナゴヤタレントセンター所属。一宮女子短期大学非常勤講師。

《小島コメント》この春、東海ラジオで『小島一宏 一週間のごぶサタデー』(土 9:00~11:00)がスタート。映画のインタビューもお聴き逃しなく!
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存在も体もデカくなったディカプリオ

先日「シャッター・アイランド」の四方を海に囲まれた閉ざされた島という映画の設定をイメージした「孤島記者会見」に行ってきました。
ステージを孤島に見立て、360℃ぐるりとレオ様を囲む200名ほどのマスコミ陣。レオ様が登場すると隣の女性記者が「やだぁ太った~!」と第一声を発しました。たぶん、彼女は、「ギルバート・ブレイクの頃は可愛かったのに」と心でつぶやいたに違いありません。あれから17年もたてば風貌は変わるでしょ!!私は、若い頃よりマーティン・スコセッシと組み始めたからのファンなのだ。役では髭を生やし恰幅良くし脱童顔してるんだから、実力派俳優として認めてやってくださいよ。ねぇ。スターオーラをビンビン放ち、余裕綽々とアホな質問にも大人返すなどステキでした。複雑な物語なので映像とレオ様に集中したい人は話題の超日本語吹き替えを、レオの声を聞きたい人は字幕とお好きなほうを選んでね。


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松岡ひとみ

OFFICE CINEMA REST代表。 映画パーソナリティとして、テレビとラジオ、web、雑誌などで新作映画の紹介、マス コミ対象の記者会見や舞台挨拶の司会など活躍中。


《ヒトミコメント》ピカデリーが閉館して寂しい限り。栄町に映画館ができないかなぁ。