$映画情報誌C2[シーツー]COLUMN

原作者・海堂尊さんが、思わず呟いた一言!~『ジーン・ワルツ』菅野美穂さんに~

2月公開の『ジーン・ワルツ』の原作者・海堂尊さんと、主演の菅野美穂さんが名古屋にいらっしゃった。産婦人科医療の現実に迫る問題作。顕微授精のスペシャリストを演じた菅野さんは、ちょうど妹さんに赤ちゃんが生まれたこともあり「年齢的にもいい時に役をもらえた」と満足げだった。実は妹さんの出産の際、分娩の“予約”を取らなければならない(しかも取りにくい)ことに驚いたという。そして原作を読んで、数々の事実をより多くの人に知ってもらいたいと意欲を燃やし
たそうだ。海堂さんが「産婦人科医療の抱える問題すべてを入れ込んだ」と語るストーリーには、確かに僕ら庶民が知っておくべきなのに知らない(気付いていない)ことがいろいろ出てきて愕然とする。男性もぜひ観て欲しい。ただし…要注意! 女医・曾根崎理恵の“内に秘めた本音”を大切にしたという菅野さんが「沈黙に意味があるキャラですからね」と話した途端、海堂さんが思わず「失敗したなぁ」と呟いた。「菅野さんの沈黙にまで意味があったら、世の男性はたまりませんよ」~なるほど、目を奪われすぎないよう心しなければ。かく言う僕も、ドラマ『ギルティ』を欠かさず観てその表情に目が釘付けになった一人。実は2002年の映画『化粧師』から気になっていた。さすがだ菅野さん!

KOJIMAN VOICE
今年も東海ラジオ『一週間のごぶサタデー』とスターキャットテレビ『映画屋TV』、そして『コジマン話』をよろしく~!