実は学生時代に会っていた？～『心中天使』の一尾直樹監督～
すべてが愛知県内で撮影された映画、『心中天使』の一尾直樹監督と主演・尾野真千子さんに会った。実は一尾監督とは、学生時代から“縁”がある。同じ時期に名古屋大学の学生会館で活動していたのだ。監督は映画研究会、僕は放送文化研究会に所属。学年は僕が一つ上だが、部室はすぐ近くだったので絶対に何度もすれ違っている。あれから２０年以上も経って映画監督とパーソナリティとして顔を合わせられるなんて、なかなか素敵だ。しかも互いに名古屋に居続けて活動してるってのが嬉しい。ローカルがステージの僕はともかく、映画を撮ろうって人が中央に出て行かないのは珍しい。あらためてナゼ地元に留まるのか聞いてみると、「離れる必要性を感じないから」だそうだ。ちょっと“目からウロコ”だった。そんな監督ならではの『心中天使』、名古屋やその周辺がとても素敵に撮れている。緑区の滝の水公園や中区の宗次ホール、また尾張旭市の森林公園にあるという“竹林”には驚いた。あんなに美しい場所が
すぐ近くにあるのだと、映画に教えられた。奈良県出身の尾野さんは、ロケを通じてこの地をどう思ったのだろう？ 感想はまず「とにかく暑い(笑)」だった。撮影では「現場で感じることを大切にした」という尾野さん、名古屋好きになってくれただろうか？
KOJIMAN VOICE
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