資本主義に踊らされてはならない。
カネですべてが解決するなどとは
傲慢であり、自己欺瞞であり、
個人としては不幸への、
全体としては崩壊への第一歩であると心して、
他の選択肢、他の生き方、
だからと言って共産主義も
社会主義もどうかと思うけど、
個人が個人に合った個別の、
特別な主義思想を活かした人生を
送るべきかとも思われます。
「うまく運営されている組織では、計画通り実行した立案者に報い、困難を予測できず、また予想不能の困難があり得ることを見逃していた立案者、すなわち無知に無知だった立案者を厳しく罰している。」
(「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン)
わが国ではこれが
一切なされていません。
政党も官僚も
すべてが“小役人主義”であり、
お互いがお互いを
追求、罰しないことで、
“お互いに安心、
お互いの立場とカネを守ろう”
とばかりに隠蔽、嘘八百を
繰り返しているようです。
そしてそのツケはすべて
国民が被るというメチャクチャで
醜悪なシステムが、
わが国ではアタリマエとなっているようにも思われます。
それにしても、政治家、官僚、
公的職員等々、自分の力では1円も
稼いだことのない男たちにマトモな
ことができるわけもない。
が、1円も稼いだことのない男たちが、
男として結婚し子供を持ち、
その子供に説教などもしてしまう。
1円も稼げぬ、すべて国民に、
すべては国民の税金に頼り切って
生きているような男たちにマトモな
ことができるわけもないのはアタリマエであったのかも知れません。
「リスクを伴うプロジェクトの結果を予測するときに、意思決定者はあっけなく計画の錯誤を犯す。
錯誤にとらわれると、利益、コスト、確率を合理的に勘案せず、非現実的な楽観主義に基づいて決定を下すことになる。
利益や恩恵を過大評価してコストを過小評価し、成功のシナリオばかり思い描いて、ミスや計算違いの可能性は見落とす。その結果、客観的に見れば予算内あるいは納期内に納まりそうもないプロジェクト、予想利益を達成できそうもないプロジェクト、それどころか感性もおぼつかないプロジェクトに遭遇することになってしまう。」
(「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン)
人生は
リスクを伴うプロジェクトです。
このプロジェクトには
“計画の錯誤”を犯す危険性、
罠が待ち受けています。
計画の錯誤は、
利益とコスト、ベネフィットとロス、
メリットとデメリット等々を
バランスよく考慮することを怠り、
非現実的で深謀遠慮とは程遠い稚拙な人生を送る大きな原因と結果でもあるようです。
「このように考えると、リスクの大きなプロジェクトを前にした意思決定者が、必ずとは言えないまでもしばしばゴーサインを出すのは、成功の確率を過度に楽観視しているからだ。」
(「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン)
僕は人生を
楽観的に生きてきました。
しかしながら過度な楽観視をして、
人生を甘く見るのではなく、
むしろ過度な懐疑主義的悲観論
あるいは厭世的人間嫌い風疑り深く
信じないスタンスでの
論理的安心安全プロジェクトを常に心がけていたとも思われなくもないのです。
「計画の錯誤や楽観バイアスは、人々が不幸、訴訟、戦争、あるいは破産、起業に乗り出す理由を解明する手がかりとなるだろう。」
(「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン)
そういえば、
自己破産する事業家には、
楽観的でチャラくて人のよい、
おバカなバイアスを抱えている人が多いような・・・。