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透き通るような…心が…ほしい

 オミクロン株

 

欧州を席巻! BBC News Japan

https://www.bbc.com/japanese

 

第6波をどのように捉えているのかで

あるていど

その人の知性と品性が計れるような気もします。

 

ノーベル賞受賞

心理学と経済学を癒合

誰もが会得できる論理的思考の指南書

ダニエル・カーネマン先生の「ファスト&スロー」を共に学びます。

 

「退屈な本を読んでいて、意味が解らなくなった箇所に何度も後戻りした経験もあるだろう。無理に注意を集中させようとする経験も同じものなのだ。

 また、冬の寒さが厳しいところでは、運転中に凍った路面でコントロールを失い、さんざん聞かされた注意事項に従うのに苦労した人も多いことだろう。

 その注意が、自然にやろうとすることに反しているからである。なにしろ『滑った方向にハンドルを切る。ブレーキは絶対に踏んではいけない』のだ。

 そして誰でも、『くたばれ』と言いたくなるのをぐっとこらえた経験もあるに違いない。

 システム2の仕事の一つは、システム1の衝動を抑えることである。言い換えれば、システム2はセルフコントロールと“オトナになる”ことを任務にしているのだ。」

(「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン)
 

 たまたま当ブログの当コラムを目にした時、

 各シリーズの途中では何が何やらわからないと思う

 人もいるのかいないのかはわからないけど、

その時、そのシリーズの最初に戻り、初めから読んでみようと思って下さるかたはごくごく少数に限られた賢者のみとも思われます。

 

 現代の日本では、そもそも読書をする人の絶対数が異常に減少し、それと比例して世界の学生の知的レベル調査のランキングも日本の学生のランキングは驚異的に低下し続けているのですから。

 

 もはや我が国に、

 システム1だとか、

 システム2だとか、ノーベル賞受賞の稀少論文だとか、

 知的価値に心奪われる真人間は存在しなくなるとも考えています。

 

 そして日本ではどんどんシステム1だけの低知能の人間ばかりが増え続け、わずかに残った中途半端にシステム2を備えて、正義と美徳と慈悲などは持ち合わせていない輩たちに支配されていくような気もしないでもないのです。

 

 ダメな男ばかりが増え続ける今、

 女性が立ち上がらなくてはならない。

 

 今こそ、男尊女卑から女尊男卑の時代への転換期であると確信するものなのです。

 

「また、システム2を機能させるには、見た目の印象を絶対に信用しないことである。

 このルールを実行するには、錯覚と偏見のヒューリスティックス・バイアスを認識、学習して、必要な時にその知能を呼び出せなければならない。

 もし、それができたら、あなたは見た目に騙されることなく、何ものにも惑わされないシステム2の持主へと変貌していけるだろう。」

(「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン)
 

 優秀なシステム2(=経験と知識による叡智)を持ち、

 己の中の愚直なシステム1を管理するためには、

 システム2には必要不可欠である十分な知識と経験、(=古今東西世界の賢人たちは、「それは熟読完読する読書量である程度決まってしまう」と述べている)、そしてさらにはそれらを自由自在に操り機能させるエクササイズが必要であるということのようです。

 

「エラーが起きそうだという兆候があったときでさえ、エラーを何とか防げるのは、システム2による監視が強化され、システム2によるシステム1に対する積極的な介入が行われた場合に限られる。」

(「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン)