「当時の著名なジャーナリストたちは、『狂った投機家たちは、ジハーデストと同様に、人類にとって、危険人物である。』と鋭い批判を込めて説いている。」
(「お金の叡智」パスカル・ブリュックネール)
世界的金融危機を体現してもなお、
現人類は懲りずに、反省することもなく、
検証し直すこともなく、おカネを追い求めることを
やめられぬのかも知れません。
その心魂は、まるでジハードを唱えるテロリストと変わらぬ
というのが識者たちの見解でもあったようですネ。
「政治家リュック・メランションは著書『奴らを追い出せ!』で、まさしく金持ちをフランスから追い出すことを提案している。
この本の裏表紙には、それが雄弁に記されている。
『明日には何百万もの人々が、権力者が国を搾取し世界第5位の経済大国の国民に、あらゆる社会達成の衰退を強いることに憤慨して、彼らの髪を掴んで引きずり倒すだろう。
彼らはお金の友人たち、すなわちこの大統領とその政府のみならず、少数の毒性政治家たちの傲慢なやり方に対処してそうするのだ。
お金を消費する社長たち、人間のすべてを商品に変えてしまうお金の虜になった性悪人たち、ビジネスの活力を枯渇させる投資家たち、人々を抹消するメディア界の大物たち。
役立たずは叩き出せ!息をさせてくれ!私は寡頭政治、大統領制、そして君臨するお金から、人間の権限を取り返すために、「市民革命」を呼びかける。』
さあ、億万長者を追及しようではないか。」
(「お金の叡智」パスカル・ブリュックネール)
たしかに・・・、メランションの提案にも一理ある。
が、僕は
「マスコミ界のヤクザ者」と言われたことはあるけど、
「メディア界の大物」呼ばわりされたことはありません。
・・・よかったぁ・・・。
僕はフランスにいても、追放されることはないようです。
「2012年11月10日、リベラシオン一面の見出しは『出ていけ!金満詐欺師たちよ!』だった。
槍玉にあげられたのは実業家たちであった。」
(「お金の叡智」パスカル・ブリュックネール)
日本では大手新聞社が
このような見出しをつけることはないようです。
が、先進諸外国の中で
富裕層からの税収が最も低いのも日本。
税収の4分の3を、富裕層が納めているフランスと、
税収の6分の1しか富裕層に収めさせていない日本。
なのに、大手新聞社の対応は、これだけ違う。
国民性といってしまえばそれまでなのかもしれませんが、
国民の成熟度の差異が表れてしまっていると考えると、
なんだか悲しいような情けないような複雑な気持ちに
なってしまうのは僕だけなのでしょうか。
「テレビやネットで金持ちと有名人が繰り広げる茶番に、良識派は吐き気を催す。
金持ちとか有名人に、我々が興味を抱くから、これらの者たちの話がマスメディアに登場してしまう。
彼らのカネへの欲望の結果が、民衆の憧れを得たかのような現況には、何かワイセツなものまで感じてしまう。」
(「お金の叡智」パスカル・ブリュックネール)
有名人という言葉が今一つ理解できません。
カネは数字でキッカリ表れるけど、有名人といわれても、
どこの何が有名で、どこの誰にとっての有名なのかが、
今一つわからないようにも思われなくもないのです。
「今、人気のアイテム」とか「今、話題になっている」
とかいわれても、どこのだれに人気があるのか、
どこの誰が話題にしているのか、
どのようなスキルの人々に人気があるのか、
どれだけのスキルの人々の層が話題にしているのか、
僕には今一つ、理解出来ぬ事柄のひとつのようでも
あるような気もしないでもないのです。
「愚か者の群れでは、彼らはすぐに打ち解け共感し、
それぞれが『賢い仲間がいて良かった』と、
心の中で喜ぶようになるものだ。」
(「意思と表象としての世界」ショーペンハウア―)
「一般の人々には目と耳はあっても、
それ以外のものとなると、たいしたものは備わっていない。」
(「知性について」ショーペンハウア―)
「昇華」
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