「恋をしている時、人を待つのは常に物哀しい。」
(森瑤子「招かれなかった女たち」)
恋をすると、人の感性は鋭敏になるようです。
感性が鋭敏になることによって、ものの哀れとか哀愁、孤独も明敏に感じ取れるようになってしまうようです。
「人と一緒にいる時が、最も孤独な時だ。」
(キケロ「慰め」)コラム・インテリジェンス「贅沢」
ひとりの時よりも、恋をしている時のほうが、孤独を感じるのかも知れません。
群衆の中の孤独などという感情も、恋をしている時のほうが、より一層感じることができるような気もいたします。
恋は人を鋭敏にする。恋は人に敏感な感性を植え付けてしまう。
だから恋は苦しいのかも知れません。
「・・・・・
これはもともと一枚の葉が 裂かれて二枚になったのでしょうか
それとも 二枚の葉が相手を見つけて
一枚になったのでしょうか・・・・・」
(ゲーテ「銀杏の葉」(西東詩集[ズライカの書]より)
コラム・インテリジェンス「寿司とガリ
お相手を見つけると、人は哲学者にも詩人にも心理学者にでもなれるようです。
そしてそこで味わうものは、孤独と哀愁。