残念ながらマンガとかアニメからは会得できないワザもあるようです。
「彼の道を改めて 我が道に従はせ難きは、猶(な)ほ吾の万々彼の道に従ふべからざる如し。」(吉田松陰「講孟箚記」)
──人の生き方まで変えて自分の考えに従わせるのが難しいのは、吾々が決して人の生き方に従わないのと同じ。人は心から納得しなければ変われるものではない。──
企画部長という仕事についても世間一般で考えられているような仕事だとは限らないという経験をさせられました。
各企業によって、その仕事もマチマチなのでしょうけど、僕の場合は名刺には「企画部長」と記載されていても実際にはA.E.(アカウント・エクザクティブ)─渉外担当責任者という立場が強く、早い話がプレゼンでもコンペでも対人説得係──相手を言いくるめるのが仕事であったり、プロジェクトによっってはプロデューサーと呼ばれたり、挙句の果てには「P」と呼ばれ、まるで小鳥か何かのような扱いを受けることもしばしばだったりしていたのです。
人は実際に経験して見なければわからないことも多いようにも思われます。
が、文字からイメージを起こす習慣が身に付いていれば、相手の立場にたって相手を説得することも容易くはないけどけっして不可能ではないという経験も出来ます。
文字からイメージを創りあげて行くことは無限大の選択肢、無限大の創造性を身に付けること。
幸か不幸かマンガとかアニメで学習したものは、そのイメージがひとつの画像として与えられてしまっているようです。
本来は無限大であるはずの可能性が、ひとつの固有の画像を与えられてしまったことによって、その思考も創造性も限られてきてしまう。
相手を説得するには相手の立場に立って考えることが大切であるとするのなら、マンガとかアニメで学習したことには限界が生じて来てしまうようです。
相手の立場をあらゆる方向から無限大の可能性をもって思いやることは、こちらに無限大の創造性が要求されているという事なのかも知れません。
「彼の道を改めて 我が道に従はせ難きは、猶(な)ほ吾の万々彼の道に従ふべからざる如し。」(吉田松陰「講孟箚記」)
──人の生き方まで変えて自分の考えに従わせるのが難しいのは、吾々が決して人の生き方に従わないのと同じ。人は心から納得しなければ変れるものではない。──
人に納得して貰いたければ、こちらも100%人の立場を理解する必要があるようです。
相手の立場に立つには始めから画像を与えられたような想像力では追いつかない。
文字から起こす無限大のイメージで相手の立場を思いやらなくては、真のコンセンサスに結び付けていくことは困難なこととなってしまうのかも知れません。
「彼の道を改めさせて 彼女の道に従わせるのが難しいのは、彼女が誰の指図にも従わぬ強い信念を持った女性であるという証明ともなるがオコシ。」
ひな祭りにオコシやアラレでも食べて、彼を思い通りに動かす策でも講じてみるのも楽しいのかも知れません。