「自分の強みを知る」(バルタザール「賢人の知恵」)
なにが自分の強みなのか、
自分の強みはどこにあるのか、
それを探すのも賢人への道の第一歩となるらしい。
「卓越した才能は自分の何よりの資産だ。きちんと評価し、最大限に発揮しよう。自分の強みを知り、磨き、十二分に生かすのだ。」(バルタザール「賢人の知恵」)
自分のなにが卓越した才能であるのかを見つけるのは難しい。
というのも、ある集団の中では卓越していても、他の集団ではアタリマエという評価しか得られない場合も多いと思われるからだ。
が、自分が好きなことは、
自分の才能を探すよりは難しくもないようにも思われる。
自分の本当に好きなモノ、好きなコトを見つけ出し、
それを探求していくのも、卓越した才能を見つけ出す手段のひとつとして、活用できるのではないかとも思われます。
「これを怠る人が多いのは残念なことだ。」
(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」)
自分の才能探しを怠っているわけでもないけど、そのようなことを考える時間と余裕がないというのが現実であったりもする。
が、なによりも優先すべきは自分の好きなコト探し、
自分の好きなモノ探しであるのかも知れません。
「その潜在能力を活かしきることができれば、人生でどれほど多くのことが達成できるか考えてみたことがあるだろうか?」(バルタザール「賢人の知恵」)
私事、マスコミの世界へ足を踏み入れたのは、生活のために働かなくてはいけない状況と、ツテがあってのことでした。
思えば、小中学くらいまでは報道とかメディアに興味はあったものの、それを職業とするとまでは考えてもいなかった。
が、いざマスコミの世界へ足を踏み入れてしまえば、最初は戸惑う事とか嫌な思いもたくさんしたけど、結局は「天職である」と自他ともに認められるようにまで行き着いたのでした。
その才能がそのような開花を見せるのかはわからない。
それでも足を踏み入れないよりは足を踏み入れて見なければわからないことも多い。
そしてどのような分野でどのように才能を開花させる場合でも、それまでにやっておきべき必要最低限重要なことは、基礎知識の豊富さと深さであるとも思われます。
自分の強みを知ることも、もちろん大事なコトにかわりはないけれど、それ以前に、自分の強みを見つける努力も必要であるのかも知れません。
さらには、自分の強み、自分の才能を見つけ出すまでには、
必要最低限、基礎知識をできるだけハイレベルは社会的常識にまで引き上げておくのが賢明であるようにも思われます。
自分の好きなコト、
強みが見つかれないからといって無為に時を過ごす必要はない。
それまでの間にやるべきことは山ほどある。
自分の好きなコト、自分の強みを見出すまでに、
自分の社会的基礎知識のレベルアップを押し上げまくること。
これさえ怠らなければ、たとえ自分の強み、自分の好きなコトが見つからなくても、それまでに蓄えた御自分の基礎知識の高さが御自分を引き上げてくれるものとも思われます。
どちらに転んでも損はない。
どちらに転んでも傷つかないよう、御自分の武器は御自分で磨き続けることが重要であるのかも知れません。
コラム・インテリジェンス「リャンメン待ちの極意/美知武習録20(バルタザール)」