5月の中頃、突然渡米する話が持ち上がった!

 

たしかにコロナ以前は毎年アメリカを訪れていたけれど、この間しばらく遠ざかっていた。なのでこの話に乗って、行くことに。私はUCLAの大学院に留学していたから、LAは第二の故郷みたいな感じだけれど、とにかく久しぶり!しかもLAが目的地ではなく、そこからシカゴにいくという行程。6月なんて仕事をしていた時には絶対に行かれないあこがれの時節だ。ともかく大急ぎで飛行機の予約ー水曜日あたりに出ると航空チケットは比較的安くて、羽田発のアメリカン航空が往復14万円程度。これにした。それから渡航に必要なことを色々終えて・・・・

 

6月末の出発予定、そのちょっと前にいつも空港まで迎えに来てくれる大親友から、なんだか体調が悪いと連絡が。お迎えが無理ーこれは大変、LAの大問題は公共交通が整備されていないからだ。かつては空港でレンタカーをしたが、近年はその友人の好意に甘えていた。

 

さて、空港からどうやって移動する?タクシーはこの円安で相当かかりそうだし、レンタカーは一人の時はいいけれど、今回は連れがいるので避けたい。(連れ、というのはシカゴに用事がある人でそれに便乗したわけ)そこでこの際、Uberだ、と思いついた。いろいろ調べると、懇切丁寧にネット情報があって、これは私でもなんとかなりそうだ。さっそく渡航前にUberのアプリをスマホに入れて、個人情報と取引のクレジットカードを登録する。これはすべて日本語でOK.

 

6月某日、アメリカン航空で無事LAに到着したのが、現地時間の朝6時。税関の職員が勤務に就くのは6時半からなので、それまで機内で待たされた。でもあっという間に空港の外に出られて、早朝のひんやりした空気を吸って、さてUberだ!

 

まてよ、LAX(ロサンゼルス国際空港)でどうやってUberに乗るかという情報は持っていない。以前は空港建物を出た路上にタクシーやレンタカー会社のバスなどが来たので、そんな感じかなと思っていたけれど、そのような乗車場所は皆無のようだ。そこであたりにいた腕章をつけた係員に尋ねる。"Where can I take Uber taxis?" グリーンの柱のところにシャトルバスが来ると教えてくれた。

 

グリーンの柱のところには荷物を抱えた観光客が集まっていて、しばらくしたらシャトルが来た。女性の運転手にこれでUberに乗れるか、料金は無料か、と尋ねて乗車する。バスはすぐに出発、空港をちょっと出たターミナルまで乗客を運んで降ろしてくれた。写真のように、丁度日本のバスターミナルのようなところで、Uberやタクシーの乗場がたっぷりある。

     
 

さっそくスマホでUberにつなぐ。この時に羽田空港で借りたWifiがしっかりと機能してくれた。Wifiはこの後も大活躍、借りてきて本当に良かった。スマホで行先だけ入力する。現在地はもちろん入力不要。そうすると何台かのUber情報が出てくる。来るのに最短何分かかるか、全体で料金はいくらか、また車種(普通からデラックスまで)や運転手(評価がついている)なども表示され、その中から選ぶ。相乗りは安いがどんな人と相乗りかわからなく不安だし、一応一番上に表示された車を選んだ。するとA-1(ターミナル内の場所記号)で待機、といった指示がでる。車種、車の色、運転手の写真と名前も出てくる。

 

待ち時間はおよそ5分くらい、その車が到着。ナンバーを必ず確認するよう指示されるので、まずは確認してからその車に乗り込む。運転手は白人男性で、簡単な挨拶(相手の名前くらいは覚えておいて声をかけた)をし、荷物をトランクに入れてもらって、さあこれでUber初体験だ。

 

車はトヨタのかなり立派な車、でも特別高級なのを選んだわけではない。1時間弱のドライブだったが、運転マナーは良かった。車内は清潔で広々して、個人所有の車のはずだがタクシーのようにきれいだった。目的地はハリウッドの丘陵近くの友人宅で、支払いは最初から契約しているのでまったく考えなくてよい。

 

降りた後にすぐにUberアプリが評価とチップを求めてきた。評価は5段階、たいていのおすすめドライバーは4.5以上の評価だったし、私もたいてい5を付けた。チップは遠距離(今回はこれにあたる)だと15%前後を3つ選べるようになっており、なしとか自分で書き込む欄もあった。近距離なら$3から選べた。ともかく現金の授受は一切ないのは助かった。

 

これが私の初Uber体験。たぶん英語は全く必要なく、Hi!くらい言えれば大丈夫だ。ただ、このあといろいろとUber体験が続くので、英語が必要だったシーンもある。

それは続編で。