ホラー洋画劇場Vol.5
●The Creature from the Black Lagoon(1954・アメリカ)
監督:ジャック・アーノルド
脚本:ハリー・エセックス アーサー・ロス
はい、またお会いしましたね

今日は「大アマゾンの半魚人」いう作品、
わたしの大好きなホラー映画ですね
ワタシが生まれる何年も前の作品、クラシックホラーですね

何やコレまたけったいな、
いつの映画や、
まあ、そんなこと言わないでください
これ実は、アメリカでえらい評判をとった、何で評判とったか?
当時、アメリカはTVがどんどん出てきて、
映画と張り合っていたんですね
映画も何とかせんならんということで、3D映画撮ってたんですね
3D、今、あっちもこっちも3D、3D言うてますけれども
この作品は、なんと初めて水の中にカメラ持ち込んで、
水中撮影で3Dを撮ったんですね
2台のカメラで撮って、映画館の映写機も2台使っておったのね
みなさんどっかで見たことのある半魚人、
半分は人、人ですね、半分は魚、魚ですね、
半分人間で半分が魚…
半魚人
日本ではおもしろい名前付けたもんだなぁ
ヒレやウロコがある、
ピラニアみたいな顔して
陸を歩くと口もアップアップしてますなぁ
何とも知れんリアルやなぁ
これがスイスイスイスイ泳ぎよるんですね
みなさんその怪物の動きをご覧になって、
水の中でもびっくりするほどスイスイ泳ぎよる
その上手に、泳ぐ、動く姿に関心される思います
映画の中では半魚人のことを、“GILLMAN”とか
“MAN-FISH”言うてますけれども、
人の形して、全身魚みたいなクリーチャー出てまいります
ユニバーサル映画は、当時、ドラキュラ、フランケンシュタインが当たって、怪物の映画を次々に作っとったんですね

なんか他に怖い怪物がおらんか?もっとすごいのおらんか?いうことで
サイレントの「失われた世界」いう映画があった、
学者がブラジルの奥地で恐竜に出くわすお話ですけれども
そっから、これを思いついたんですね
原始の、太古の生き物と人間が出会う話にしよういうことで
クリーチャーも、新たに考えて、見たこともないもんを生み出したんですね
映画のオリジナル、映画が生み出したキャラクター、
ミリセント・パトリックいう女性のデザイナーさんが考えて
今のエイリアンやプレデターの基になったいう見事な格好したクリーチャーを作り上げました
それが半魚人なんですね
それだけやなしに、「ジョーズ」、スティーヴン・スピルバーグの「ジョーズ」にも影響を与えた、見事な見事な水の中の撮影、ぜひ注目してくださいね

監督はジャック・アーノルド、
「縮み行く人間」を撮った監督ですね、
SF、ホラー専門でおもしろいもんを撮った監督です
これは、いっせんきゅうひゃく54年度のアメリカ映画です
さあ、いかにもアメリカンホラーのクラシックを
どうぞじっくりご覧くださいね
またあとで、お会いいたしましょ
音楽にヘンリー・マンシーニ、
あの「ピンクパンサー」のヘンリー・マンシーニが参加してますね
これ、3人の音楽家が参加してますが、マンシーニは、
主に優雅な水の中のロマンチックシーンのスコアを担当してるんですね
半魚人が恋心みたいなもんを抱く、
紅一点の女優はジュリー・アダムス、
きれいな女優さんですなぁ
スタイルのいいモデルみたいな人ですね
デビュー当時のブルック・シールズみたいな、
エリザベス・テイラーみたいな顔立ちのハッキリした人だなぁ

これ続編も作られましたが、「半魚人の逆襲」いいますね、
生け捕りにされた半魚人が、今度は都会に連れてこられて見世物にされるいう話ですね
なんやら「ジュラシック・パーク」のシリーズにそっくりですなぁ
これね、まだ若い若い、無名の頃のクリント・イーストウッドがチョイ役で出てるんですよ
はい、写真お願いします

これね、若いでしょ

そして、「THE CREATURE WALKS AMONG US」いうのが3番目、
これは半魚人が人間に近づくために手術をするんですね、
ペットみたいになる、半魚人が共存しようとする、そんなお話ですね
洋服を着た半魚人が出てまいりますなぁ

けれども、続編以降は思ったよりうけなかったんですね
半魚人、キャラクターが独り立ちして人気が出よった
坊ちゃん、嬢ちゃんに人気が出てしもうたのね、
何にも悪いことせんのに悪者に仕立ててちょっと可哀想やいうことで、3本目で打ち止めになったんですね
はい、いかがでしたか

アマゾンにやってきた船の船長が、
プップー!パッパッパ~ン!と、
大きな大きな音で警笛鳴らしますねぇ
すると、岩の上でのんきにひなたぼっこしとったワニが
慌てて川に飛び込むいうシーンが出てきますね
それから
きれいな女性が水着になって泳ぐエロチックなシーンが出てきますけれども
半魚人が、おっ、何か自分と形のよう似たもんが上手に泳ぎよるなぁ、何やろう?
ジーッと下の方から、物陰に隠れて見てるんですね
仲間かも知れんなぁ?何やろう?ちょっと触ってみようか、
友だちになりたいなぁ、なんて
半魚人が、おもしろがるのね
人間に興味を持つんですね
色っぽいシーンだなぁ、
おもしろいなぁ、
これはもう
美女に恋心を抱くキングコングみたいなもんですね
ところが、この女性、船の上からポイっと川にタバコを捨てた…!
それを半魚人はまたジーッと見てますね
そうして、今度は科学者の連中が、半魚人を生け捕りにしようか、殺そうかと川に毒をまきますね
すると水面、あたり一帯にプカン…プカ~ン、プカ~ンと
死んだ魚が浮いてますね
人は何しよるかわからん、勝手にやってきて、
自然に生きてるもんを脅かしたり、
いじめたり、平気で殺してしまう。
人の思い上がり、そのやり口
悪いですねぇ、残酷ですねぇ…
さあ、最後は申せませんが、
ご覧になって、ちょっとみなさん考えさせられる、
そんな終わり方になってましたね
今から見ると、ずいぶんのどかな、
ちょっと荒唐無稽な、怖がらせるばかりがホラーやないいう
オールドハリウッドのスタイル、
だからこそ気楽に楽しめるのがクラシックホラーのいいところですね
はい、もう時間きました
それでは次週の作品、ご紹介いたしましょ
次週は、クリストファー・リーとピーター・カッシング共演の
イギリス映画「吸血鬼ドラキュラ」です。
有名な有名な、本格派吸血鬼映画の見事な傑作です。
どうぞ、たのしみにお待ち下さいね
それでは
来週もこの時間、またお会いいたしましょう
サイナラ、サイナラ、サイナラ
★★★★
採点基準:★…5個が最高位でマーキングしています。★…は★の1/2です。
【オマケ】『ウルトラQ』より海底原人 ラゴン
・丸顔の海賊団さんの推察により、チョッと気になったのでラゴンのスチールを追加しました!
コレは、ご指摘のように明らかに影響を受けてますネ。
しかしながら、日本の造形技術も素晴らしいですネ=

MAN-FISH!

























