かわいいパセリちゃんが無事に戻りました。

この20日間は心も体もすり減るようでした。簡単にまとめるとこんな感じです。


この20日間の経緯

9/27 衰弱したテボちゃんの捕獲をOさんに相談
9/29 テボちゃん捕獲、病院で治療、末期癌のテボちゃんを連れて帰宅し、自宅看護
10/7 テボちゃんとのお別れ
10/12 パセリちゃん捕獲するも私のミスでOさんの家から脱走、
10/18 Oさんの必死の捜索でパセリちゃん再捕獲、翌日、手術
10/20 パセリちゃんを自宅で一泊させ、元いた場所にリリース


リリースの瞬間


狭くて窮屈なケージに三日間も閉じ込められていたので、私までリリースの瞬間が今か今かと待ち遠しかったです。リリースの瞬間は猛ダッシュで走り去るものと思っていたら…

リリースの瞬間には挨拶するような仕草を見せました。

しばらくウロウロしていました。後ろ髪を引かれるようにゆっくりと自分の居場所に帰ったと思ったら1時間後にまた戻ってきたのです。よほどお腹が空いていたのでしょうか、それとも…。

失踪中の7日間、そして手術前後の1日半、ろくに食事も取れてなかったはずです。もともと食いしん坊で大食漢のパセリちゃんなので、リリース後にはカリカリ3杯とチュール3本ぺろっと食べました。

パセリちゃん事件の前には、余命わずかと知って9月中頃からうちに居着いたテボちゃんや、天国に行ったテボちゃんと入れ替わるようにうちに来るようになった授乳中のキイちゃんとのこともあり、今日、いろいろなことが続けて起こりましたが、ようやくパセリちゃんが元いた場所に戻りました。


諦めた私、諦めなかったOさん、そして二度も捕まってくれたパセリちゃん。

パセリちゃんがまた明日からうちにご飯を食べに来てくれるといいなと思います。狭い庭ですが、雨風を凌げる猫ハウスを作って庭に設置しました。




タヌキやアナグマも行き来する危険な場所ではありますが。安心して眠れる居場所があることを知って使ってほしいです。


この間、猫の保護活動をされているOさんや猫好きな方とのネットワークもできました。

当然ですが、猫が嫌いという人もいます。自分は好きだけどパートナーが猫嫌いという人もいます。ご近所の手前、猫に密かに餌やりをしていることを言えない人もいます。

それぞれですが、複雑な人間の世界とは違い、動物の世界はもう少し簡単なはずです。

最近ニュースを賑わせている熊だって食べ物があれば悪さをしないと思います。猫も同じです。


母猫とその子どもたち


テボちゃんと入れ替わりにご飯を食べに来るようになったキイちゃんというハチワレのメス猫を何度か尾行し、子どもたちと一緒にいるところを発見しました。うちから50メートルほど、住宅街の中、途中、車の多い車道を横断し、とある一軒のお家の庭先でした。まだ幼い子どもたちをお留守番させて、急いで私の家でご飯を食べて、子供達の元に走って帰ります。見たところ生後1ヶ月は過ぎているようです。元気そうなかわいい子猫たちでした。お母さんの留守中もきちんと待ってるなんてえらい子猫たちです。


猫の保護活動の方にはすぐに避妊手術をさせることを推奨されていますが、もう少し子猫たちが成長するまで見守ってあげたいと思います。賢い母猫がきちんと子育てし終わったら、機を見て、考えるつもりです。

 

野良猫の幸せのために避妊という考え方も頭では理解できますが、まだ私の心と頭で決められる範囲外にある問題のような気がし、考え出すと胸が締め付けられるように苦しくなるのです。