重度の鬱と診断されてから休職することになった。担当医のイノウエ先生は2,3ヶ月休職することを進めたが、俺はとりあえず1ヶ月間休職することにした。1ヶ月も休めば元気になるだろうとたかをくくっていたのだ。
この時、俺の鬱に関する知識はゼロ。もらった薬についてもまったく知識も興味もなく、ただイノウエ先生のいうとおりにしようと思った。最初もらった薬は以下のとおり。
①パキシル
かなりメジャーな抗鬱剤
②ドグマチール
これも抗鬱剤として使用されるがもともとは胃潰瘍の薬。胃の血流が良くなるので食欲が増加する。
食欲にまかせて食べているとかなり太ることで有名。また女性ホルモンが増加するので女性は妊娠
していなくても母乳が出ることもある。
③眠剤
3種類飲んでた。これがないと眠れない。
大事なのは朝決まった時間にちゃんと起きて、夜11時くらいに眠るという規則正しい生活を送ること。
これがけっこう難しい。ちょこっと昼寝したくてもガマンが必要なのだ。普段仕事ばかりしていたので暇をもてあまし、近くの公園でひなたぼっこをしながら携帯ウォークマンで音楽を聴くことを日課にしていた。太陽の日を浴びるのって気持ちいいよね。特に季節が2月だったので、気持ちよかったのを覚えている。
抗鬱剤は飲み始めてから2週間程経ってから利いてくるらしい。俺の場合は1ヶ月たった時点でまだ回復の兆しがみえず、もう1ヶ月休職期間を延長することに。病院には2週間毎に通っていた。6週間目にして、急に元気になり、鬱から逆に躁の状態になった。簡単にいうとかなりハイな状態。
ここである異変に気が付いた。なんとインポテンツになったのだ。これにはあせった。なぜかというと以前から医者に糖尿病の予備軍と言われていたので、糖尿病になったのでは?と思ったのだ。あわててセブンイレブンに行き、エロ本を読みまくった。けど俺のムスコはまったく反応しない。
それで、イノウエ先生に相談したところ、「あー、それはドグマチールで女性ホルモンが増えているせいだよ」とかるーく言われた。そんな症状があるなら最初から言ってくれよと思った。そこで自分が飲んでいる薬についてはインターネットで調べることにした。
6週間で元気になってきたので2ヶ月の休職を経て復職することになった。ただこの時、自分自身は鬱から逆に躁になっていることについては気づいていなかった。
つづく。