第二次世界大戦に破れたドイツは武装解除され、戦後は暫く兵器の生産を禁止されました。

 戦後のドイツ東西分裂においてワルサー社は東側に位置する事になり、西側にワルサー社はなくなりました、その後、西側に脱出したワルサー社の社主フリッツ・ワルサーはフランスのマニューリン社とワルサーPPとPPKのライセンス生産の契約を結ぶ事となり、ここにマニューリン・ワルサーが誕生する事になります。

 今回紹介するのはそのマニューリン・ワルサーPPが売られる時に入っていた紙製の箱です。


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 ワニ革?を模したような模様の紙にブルーで文字が印刷されていて見づらいですが、左上にマニューリン社のロゴがあり、中央には「PISTOLET Walther PP」と印刷されていて、それから下は見づらくて良くわかりませんW


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 右上に貼られた紙を見るとマニューリン社のマークとモデル名に22口径のモデルであることがわかります、横には中に入っていた銃のシリアルナンバーが記されています。


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 蓋を開けてみましょう、簡単な紙の仕切りがあるだけです、銃はマルシンのモデルガンですが、実際のマニューリン・ワルサーにはグリップのワルサーバナーは無く、マニューリン社のマークが入ったグリップが付いていました、また、22口径モデルであればスライドのセレーションから前が軽量化の為に薄く削られていたはずです。


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 中に入っている紙と綿は純正ではなく、この箱を購入した時に入っていた物で、前の所有者が入れた物でしょう。

 シリアルナンバーを調べられればこの箱が何時の時代の物か分かるでしょうがそんなつてはないので、文献によればマニューリン社がライセンス生産をしたのが1950年から1961年ぐらいらしので、その間に生産された物であることは確かだと思います。

 今から60年ほど前の紙の箱と考えれば程度は良いと思います、今やプラスチックのケースが全盛の時代から見ればレトロ極まりない物ですが、これに実銃が入っていたと思うとロマンを感じてしまうんですね。

 続く。


 参考文献 徳間社刊、徳間文庫、著者・床井雅美 ワルサー・ストーリー