
本の書庫を作って随分経ちますがまだ紹介をした事がありませんでした。
初めて紹介する本は 宮崎 駿著「泥まみれの虎 宮崎 駿の妄想ノート」大日本絵画 発行 定価2500円(税抜き)
流行のアニメで「ガールズ&パンツァー」略して「ガルパン」と言うのがあり、そのイメージソングの中で「カリウス・ビットマン」と言う歌詞が出て来ます、初めて聞く人にはカリウス・ビットマンと言う1人の名前に聞こえるでしょうね、タミヤのMM世代ならわかるでしょうが、これはオットー・カリウスと、ミハエル・ヴィットマンと言う二人の名前で、共に第二次世界大戦時のドイツ軍の戦車長で敵戦車を150両と138両を撃破しています。
「泥まみれの虎」はオットー・カリウスの対ソ連戦記の一部を宮崎 駿が得意のブタのキャラクターに置き換えて描いた漫画で、模型誌モデルグラフィック誌に連載された物をまとめ、更に存命のオットー・カリウスと会ったインタビュー、漫画の舞台の古戦場探訪や戦闘の解説などをまとめた本です。
見所はやはりメインのブタさんカリウスの漫画です、如何に過酷で劣勢な状況で最善を尽くして戦ったかを、克明に描いています。
「トトロ」や「ポニョ」でしか宮崎 駿を知らない人には「ウラ宮崎駿」に思えるでしょう、まだ「ラピュタ」や「紅の豚」「風立ちぬ」の方が近いかもしれません。
この漫画何度読んでも飽きず、枕元に置いて寝る前に一読してます。
因みに「泥まみれの虎」の「虎」とは当時カリウスが乗っていた戦車が「タイガーⅠ」と呼ばれていた事から「タイガー」=「虎」となったわけです。
もう一つタイガーネタで言うと、第二次世界大戦時ナチスドイツと大日本帝国は共に欧米を相手に戦う同盟国でした(イタリアは無視しますW)兵器先進国のドイツから色々な兵器を輸入したり技術供与を受けましたが、その中で日本がタイガーⅠを購入した記録があるそうで、独ソ戦勝利の暁にはシベリア鉄道で日本に運ぶつもりだったとか?
このネタが転じて劇画家の小林源文さんの「ハッピータイガー」のネタの一部になったとか、同じタイガーⅠのお話でもえらい違いです。
そんなこんなで今回の紹介は宮崎 駿の「泥まみれの虎」でした、是非一読をお奨めします。