昨年2023年2月8日夜、路上で大動脈解離に倒れ武蔵野赤十字病院へ救急搬送。2月9日深夜0時から緊急大手術、2月10日GICUで麻酔から覚醒。3月退院。その後、5月に胸が腫れる感染性合併症を併発。9月と10月に2回追加手術を受け、現在に至る。1年経過を機に「2023病院日記」と題して備忘録を書きます。
レナシス
今回は、術後の傷口に RENASYS 創傷治療システム を使いました。
これは、局所陰圧閉鎖療法(創傷を密閉して持続的に陰圧をかける方法)で、創傷に有害な老廃物や細菌を含む滲出液(傷からにじみ出て来る液体)を取り除き、かつ陰圧の刺激を受けた細胞が活発になり、同時に血流も増加し創傷の直りを早める、という機器です。
これを使用するに伴い、ウオック〔Wound OstomyCcontinence〕ナース(皮膚・排泄ケア認定看護師)のお世話にもなりました。ウオックナースでなければ、レナシスは扱えないのだそうです。またひとつ、勉強になりました。
そして、このウオックナース長さんが楽しい方で、お陰様で明るい気持ちで入院生活を送ることが出来ました。
例えば・・・
「どうしよう…もし解決しなくてまた大手術を受けることになったら…。だって美人薄命っていうじゃない?」と私。(よく言うよ!って話ですが・笑)すると
「薄命?…あなた今何才なの?…薄命と言うには、充分長生きしてきてない?」と言われて、「あ、そっかー!」と。
「あなた、面白い人ね~」って言われて二人で爆笑しました。
入院生活
今回もこの病室でお世話になりました。
看護師さんたちもとてもいい方々ばかりで、それが救いでした。
竹下斉史先生も毎朝、外来診察や手術に入る前に必ず、「いかがですか?」って顔を出して下さいました。
これは本当に心の支えになりました。有難かったです。
前回の時と違って、今回は胸の傷以外は、基本的には元気なわけです。
なのに、病院食が「1600キロカロリー」に抑えた食事で普通食のメニューとは違う内容だったんです。
何故?やはりちょっと太めだからかな?そいういえば、この理由は聞きそびれました。。。笑
朝8時に朝食、昼12時半ごろ昼食、夜6時半頃夕食。上げ膳据え膳で食事が出来ることは大変有難い事です。
しかも栄養バランスも考えられています。少ない予算でこれだけの内容を考えるのは大変だろうな。
自分一人でこれだけの食材を揃える事を考えると、本当に感謝です。
でも、やはりおやつが食べたくなり、医師に聞いたら「一日1種類なら」とOKが出ました。
「ただし、食べた内容と食べた時間を看護師に報告する事」という条件付き。
病院内にローソンが入っています。そこへ買いに行きました。
シュークリームだったり、どら焼きだったり、中華まんのあんまんだったりetc・・・
看護師さんに「今日の根來さんのおやつを聞くのが楽しみになっちゃった!」なんて言われて、看護師さんとのコミュニケーションにも役立ちました(笑)
また、毎朝、床掃除(モップがけ)とゴミ箱のゴミ回収の方が来て下さいます。シーツも必ず毎週交換になります。有り難いことです。
そんな入院生活も終わりが近づいて来ました。
しかし、結局今回1つ抜去したワイヤーから、菌は見つからなかったのだそうです。
すると、いったい菌はどこから発生して来たのか?が問題になります。
また、折角使ったレナシスですが、術後の傷跡の治り方が、思ったように進んでいないとのこと。
という事で、傷口を見て貰いに、杏林大学医学部付属病院の形成外科へ行って下さい、ということになりました。
意を決して折角手術したのに・・・ショック!
でもウオックのナース長が、「杏林病院の形成外科には大浦先生という名医がいるから、大丈夫よ」と励まして下さいました。
こうして、9/20に退院して、日赤病院を後にしたのでした。
第三期 [杏林大学医学部付属病院と再々手術]へと続く
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