0から商店街と一緒に⁈100年後も愛される街を目指して、 | COLORweb学生編集部

0⇄1 プロジェクト vol.10 TAU ラウンドテーブル「100 年後も愛されるまちづくり」

0⇄1 プロジェクト vol.10 TAU ラウンドテーブル「100 年後も愛されるまちづくりを私たちで」

 

 

みなさん、こんにちは。あっかです。

この度、仙台市市役所と COLORweb がタッグを組んで、このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトを実施中です!

 

第10回目となる0⇄1プロジェクトは、「TAUラウンドテーブル」に参加された皆さんにインタビューをしました!

・「TAUラウンドテーブル」とは?
T=東北学院大学の学生、A=荒町商店街、U=ユーメディアの 3 者が協力し、
「100 年後も荒町商店街が賑わう街にする」という目的で始まったプロジェクト。学生が中心となり、企画から実行までを手がけています。2024年度は、学生だけが使える学割付き飲食店マップをつくるチームと、荒町の新しいダンスをつくるチームの、2 つのチームに分かれて活動しました    。 
 

目次
TAUラウンドテーブルとは?
TAUランドテーブルの取材者紹介
「TAUラウンドテーブル」に参加したきっかけ
⇄.荒町商店街×学生。悩みの先にあった人との繋がり
1.荒町商店街のこれから


・TAUラウンドテーブルの取材者紹介


髙木茜璃(たかぎあかり)さん

岩手県盛岡市出身。地域づくりに関心があり、地域総合学部政策デザイン学科で学ぶ大学3年生。第40回全国都市緑化仙台フェアに参加後、ユーメディアからの紹介で活動に参加。TAUラウンドテーブルのダンスチームに参加。
 

関根千咲(たかねちさき)さん

宮城県富谷市出身。地域づくりに関心があり、地域総合学部政策デザイン学科で学ぶ大学3年生。大学からのお知らせをきっかけに、TAUラウンドテーブルのダンスチームに参加。 


佐藤龍海(さとうたつみ)さん

宮城県名取市出身。工学部機械知能工学科で学ぶ大学3年生。ダンスサークルの友人に誘われ、TAUラウンドテーブルのダンスチームに参加。 


佐藤尚輝(さとうなおき)さん

仙台市泉区出身。地元の大学に進学し、情報学部データサイエンス学科で学ぶ3年生。大学の電子掲示板で活動を知り、TAUラウンドテーブルのマップチームに参加。 


尾形馨子(おがたかおるこ)さん

仙台市青葉区出身。地域の活性化に興味があり、地域総合学部地域コミュニティ学科で学ぶ大学3年生です。友人の紹介で、TAUラウンドテーブルのマップチーム活動に参加。

0.「TAUラウンドテーブル」に参加したきっかけ

―活動に参加するきっかけはなんですか?


髙木さん(ダンス): 高校生の時の総合的な探究の授業で空き家問題を取り扱ったんです。どうすれば地域活性化につなげられるか考えて、インタビューに行って、まとめることをしたんですけど、行動に移すまではできなかったんです。それで、大学生時代には形にできるものをしたくて、今回のTAUラウンドテーブルにチャレンジしてみたいと思ったのが参加した理由です。ポスターに惹かれて、「あ、すごい楽しそう!」って飛び込んでみました(笑)。

 



尾形さん(マップ): 友達に誘われたのが一番の理由ですかね。もともと、まちづくりや情報発信には興味があったんです。ちょうど友達に誘われたし、面白そうだなと思って参加しました。

―参加する前に不安に感じていたことはありますか?



関根さん(ダンス): 一番最初は、自分に何かできるのかなとか、地域を盛り上げる役に立てるのかなとか、不安でした。でも入ってからは、協力してくれるいろんな方がいらっしゃって、不安もなくなって、楽しく活動できました。

―参加した当初、「地域がこうなったらいいな」と考えていたことはありますか?    



佐藤尚輝さん(マップ): 大学と近いので、東北学院大学の学生がもっと来れるような商店街になったらいいなというのはみんなで話していましたね。

関根さん(ダンス): 学生だけじゃなく、地域の方々も来て、人が行き交う商店街になるといいなって思っていました。

―皆さん、参加前は様々な想いや気持ちを抱えながら参加されていたんですね! 

⇄.荒町商店街×学生。悩みの先にあった人との繋がり

―活動していく中での悩みはありましたか?



髙木さん(ダンス): 一番最初に悩んだのは、何をするか、というところですね。今までにない企画を作り出す所に難しさを感じました。荒町商店街を盛り上げるためにいろんな案を出して、やっぱりダンスが一番良いんじゃないかとなりました。秋田出身のメンバーが地元の「ドンパン祭り」のために帰省しているのを聞いて、そういうイベントがあれば荒町に戻ってきてくれるんじゃないかと思ったのがきっかけですが、その企画を考えるのが難しかったです。



関根さん(ダンス): 私は、私たちがゼロから考えた企画を地域の人たちが受け止めてくれるのかなとか、拒否されたらどうしようとかを考えて不安でした。地域の人たちにとって本当に良いものなのかなと、お祭りが近づくにつれて不安に思うことが多かったです。



尾形さん(マップ): スケジュールの部分で困ったことはありますね。ユーメディアの方に助けていただきました。それが無かったら大変でしたね。
また、商店街の方たちとのすり合わせも大変でした。マップでは自分たちのコメントと、商店街のコメントのどれをどのくらい載せるのかと悩みましたね。
さらに、デザインを形にするのにも苦労しました。デザインを担当してくださる人が最初はいなかったので。最終的に学内で募集をかけてもらって見つけました。

髙木さん(ダンス): ダンスチームも、曲とダンスを作ってくれる人を見つけるため、知り合いに片っ端から声をかけました。そのつながりで曲は軽音サークルの友人に、ダンスはダンスサークルの龍海さんにも参加してもらえることになるなど、人のつながりを感じましたね

―人と繋がりを広げながら何かを作るって達成感がありますよね! 
ちなみに、歌などを作っていく中で特に工夫した点やこだわった点などはありますか?

関根さん(ダンス):  歌詞には、町に伝わる「回文」という文化の要素や、荒町小学校の校歌をイメージした「我ら我ら我ら我ら」というフレーズが盛り込まれています。他にも荒町の魅力的な要素がたっぷり詰まった一曲を作ることができました。


―実は様々な工夫が詰まっている1曲なんですね!



↑学生の皆さんで作詞作曲を行った1曲

―活動する中で気を付けたことはありますか?



髙木さん(ダンス): 私の中では、新しいものを生み出すなら斬新さも必要だけど、受け入れてもらえるものができたらいいなと思っていました。斬新すぎるとノーと言われたり、ありきたりすぎると廃れてしまったりすると思うので。斬新かつ、伝統的な、受け入れてもらえるものというのは譲れないなと思っていました。



佐藤尚輝さん(マップ): 見やすさと伝えたいこととのバランスですかね。マップの大きさにも限りがあるので、良い塩梅になるよう気を付けていました。
マップをもってお店を訪れると割引を受け入れられるという、独自のアイデアも盛り込みました。割引の種類もお店によって異なるので、違いが分かるように学院環境建設工学専攻2年生の中津川歩夢という方  がデザインして下さいました。

―ダンスチームもマップチームも、悩みに悩みながらも学生ならではの視点で制作していったんですね!
嬉しかったこと、印象に残っていることはありますか?



佐藤龍海さん(ダンス): いっぱいありますね!一番はお祭りでダンスに参加してくれた人が楽しんでくれたことですかね。自分が考えたダンスでみんなが踊ってくれているのを見るのはめちゃくちゃ嬉しかったです。それに、参加者全員が一生懸命頑張っているのが伝わってきたのも良かったです。

佐藤尚輝さん(マップ): お店の取材が印象に残っています。取材というと私はお仕事という感じが強かったんですけど、実際に話してみて親身に話してくださって、楽しくできました。取材を通して荒町の雰囲気を改めて感じ取ることができました。



尾形さん(マップ):マップが形になったのが、一番印象に残りましたね。

―やりがいは何でしたか?

佐藤龍海さん(ダンス): やっぱり、完成した時のことが大きいですね。ダンスをみんなが楽しんでくれるかな、と考えながらやってきたので、実際に楽しんでくれたというのは一番のやりがいです。

 



関根さん(ダンス): みんなで一つのことに向かってやる、その中で自分自身が少しずつ成長できているのは、やりがいだったなと感じます。新しいことを立ち上げて、周りも一緒にやっていく過程で成長できました。でも、お祭りの時に楽しそうな皆の顔を見た時に、やっぱり一番報われたなと感じましたね。



尾形さん(マップ): 直接お店に伺って企画の説明をしたときに、「良い企画だな」とか「応援してるよ」と言っていただけたのが力になりました。

佐藤尚輝さん(マップ): 確かに、直接話すと実感するというか、モチベーションになりましたね。いっぱい話すことによって、写真の撮り方だったり、こだわりだったり、「こうした方がいいな」と気づいたのは、取材して話ができたからだなと感じます。

1.    荒町商店街のこれから


―仙台をどんな街にしたいですか?

ダンスチーム:「何度でも戻ってきたい街」

歌詞に、「また戻ってきたい」と繰り返し使っている単語でもあります。何度でも戻ってきたいと思える街に荒町、仙台がなっていけたらいいのかな、と活動を通して思いました。

マップチーム:「変化し続けるまち」


伝統を大切にすることももちろん大切なんですけど、若者が事業に参加すること、変化を加え続けることで、まちはより続いていくと思いました。なので伝統を大切にしつつ、変化し続けるまちになればいいかなと思っています。

みんなの意見をまとめると…!
「100年後も愛される街」

ずっと、残していって、地域の人からも外側の人からもずっと愛されたいっていう気持ちが強いです!荒町の良さ、今の愛されている荒町を100年後も残してきたいという想いから、新しい伝統を作ったり、良いところを広めたりという活動をしていたので、お互い共通のテーマなのではないかと思います。

―本日はありがとうございました!今回、みなさんにお話しを伺って、言葉の端々に荒町への愛を感じました。また、自分の活動を誇りに思って、今まで楽しく活動してきたということも伝わってきました。みなさん、活動を始めるときに「たのしそう!」と気軽に参加していて、まちづくりって意外と気軽に始めてみても良いんだなと改めて感じました。学生の力ってスゴイ!私たちも頑張りたいと思いました。



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若者の「ゼロイチ(0⇄1)」を紹介・応援するSENDAI 0⇄1 PROJECT。
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Write:あっか
Photo:COLORweb編集部