0⇄1プロジェクトvol.9 学生SBL「防災を自分ごととして捉え、行動できる社会にするために」 | COLORweb学生編集部

0⇄1プロジェクトvol.9 学生SBL「防災を自分ごととして捉え、行動できる社会にするために」

 

みなさんこんにちは、はなもんです!
この度、仙台市役所とCOLORwebがタッグを組んで、このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトを実施中です!

 

第9回目となる0⇄1プロジェクトは、学生SBLに所属している鈴木萌友さんにインタビューしました!

 

 

目次

学生SBLとは?

学生SBLの取材者紹介

学生SBLメンバー 鈴木萌友さん

0.    活動を始めたきっかけ

⇄. 防災を正しく伝える

1.これからの目標

 

学生SBLとは?

学園祭で非常用トイレの実演を行なっている様子

 

SBLとは「仙台市地域防災リーダー」の略称です。仙台市が主催する2日間の新規養成講習会を受講した上で、SBLとして認定を受けた方々がSBLとして地域等で活動しています。SBLの中でも大学生・大学院生で活動している方々が「学生SBL」です。地域の防災訓練や仙台市の防災イベント等で、市民やこども達の防災・減災意識を高める地域貢献活動をしています。

仙台市地域防災リーダー(SBL)|仙台市

 

学生SBLメンバー紹介

鈴木萌友(すずきもゆ)さん

 

東北工業大学4年生。福島県郡山市出身。

大学1年生の秋から先生の紹介がきっかけで学生SBLの活動に参加。

沢山の方々に防災を自分ごと化して考えて欲しいと思いながら日々防災の普及活動に取り組んでいる。

 

0.「学生SBL」の活動を始めたきっかけ

-学生SBLに参加したきっかけは何ですか?

 

鈴木さん: 大学入学前の令和4年3月に福島県沖地震があり、福島出身の私は一人暮らしをするにあたって不安を感じていました。そんな時、自分と同じような不安を抱える人を助けたいと思ったことがきっかけです。

 

-かっこいいですね!学生SBLをどのようにして知りましたか?

 

鈴木さん:大学の講義で、地域のまちづくりの一環として学生SBLとして活動している先輩がいることを先生から教えてもらいました。それを聞いて、自分のやりたい事と重なったので、友達何人かを誘って学生SBLの活動に参加することにしました。
 

-え!すごいですね!積極的ですね!

鈴木さん:そうですね。誘ったら意外と友達も参加してくれたので、参加しやすかったかもしれないです。

 

-その一方で、始めるときのハードルはありましたか?

 

鈴木さん:先ほどの理由もありますし、「やりたい」という気持ちが強かったので、意外とハードルは高くなかったです。笑

ただ、今まで防災について学んだことがなかったので、専門的な知識に対する不安はありました。また、地元ではない新しい地域での活動になるので、人間関係の不安はありましたね。

 

 

-確かに、専門性の必要な分野で不安に思いますよね。

 

鈴木さん:でも、参加したことによって防災をより深く知ることができて!学生ならではの視点を活かして、防災を堅苦しいものではなく、楽しく伝えることができたらいいなと思えるようになりました!

 

-そうなんですね!参加してみることでわかることもありますよね!ここからはもっと深く活動内容についてお聞きできればと思います!

 

 

⇄防災を正しく伝える

-実際に学生SBLで活動を始めて、苦労した点や失敗談はありましたか?

 

鈴木さん:災害のVRを体験してもらう際、子どもたちは危機感よりもゲーム感覚で楽しいと感じてしまうことがあったり、逆に大人の方は東日本大震災で津波などの被害に直接遭われた経験があったりするので、伝え方としては難しいところですね。

非常食試食会を行ったときの写真

 

-伝える相手によって配慮が必要で、難しいですよね。防災について伝える時に意識していることはありますか?

 

鈴木さん:なぜ防災が必要なのかを分かってもらうためには、どうしても過去の津波、断水、停電などの実際の被害を知ってもらうことが重要です。だからこそ、どう伝えたら良いか、どうしたら知ってもらえるかは常に考えています。

 

伝え方一つ一つが大事なんですね!

ワークショップやイベントなどに様々な世代の方がくると思いますが、コミュニケーションはどのように取っていますか?

 

 

鈴木さん:世代ごとに接し方を変えています。上の世代の方はご自身から積極的に話しかけてくださることが多いため、私も誠実に受け答えするよう心がけています。

 

-おぉ、もう社会人ですね(笑)

 

鈴木さん:いえいえいえ(笑)

同じ学生だったら、学生SBLの宣伝もしながらフランクに話しかけています。

 

小さいこどもだったら、「防災について知っている?」という初歩的なところから、最終的に「自分だったら何ができるか」まで考えてもらえるように工夫しています!

 

-色んな人たちと関わるからこその工夫ですね!

鈴木さん:そうですね!地域の防災訓練に参加した際に、おじいちゃんなどに「頑張れー」と声をかけてもらえるのが励みになっています。

実は、こうして住んでいる地域のおじいちゃんやおばあちゃんに顔を見て覚えてもらうだけでも防災や共助に繋がると思っています。

ラジオ番組に出演した際の写真

 

-なるほど!具体的にどのような点で防災活動に繋がるんでしょうか?

 

鈴木さん:実際に避難所生活が始まる時には、様々な世代の方と一緒に過ごすことになるため、人間関係が上手くいかないケースも出てきます。だからこそ、普段から顔が見える関係は大事になってくると思います。

 

- 確かに、顔見知りだったらお互いに助け合うことができますよね!

私の住んでいる地域で顔見知りをつくることなら、今からでもできそうだなと思いました!

 

 

1.これからの目標

-これまで防災に関する沢山の活動を行ってきたと思いますが、仙台をどんなまちにしていきたいですか?

鈴木さん:「防災に強くて、安全・安心に暮らせる街」です。

 

自分自身を守るための防災力も、誰かを守るための防災力も両方身につけてほしいです。そのために、まずはやっぱり防災を自分ごととして捉えてほしいと思います。

自分事として捉えることが難しい人には、災害が起きたときに家族や一番大切な人が安全に過ごすためには何をしたら良いのか、どうやったら守ることができるのかについて考えてみてほしいです。

 

- まずは、防災を自分ごととして考えることから始めていくことが大切ですね。

 

鈴木さん:はい。また、日本は災害が非常に多い国です。だからこそ災害が起きた時だけではなく、継続してそういう国に住んでいるんだと理解して、いつ災害が起きても良いように備えてほしいです!

 

-防災を通したまちづくり、素敵ですね。そんな地域を作るために、東北工業大学の学生SBLメンバーとしては今後どうなっていきたいですか?

 

鈴木さん:まずは、どんどん人数を増やしたいです。人数が増えることでメンバーが住む場所も多様になるので、学生SBLメンバーが、それぞれの地域の防災のリーダーとして点在できたらいいなと思います。そこから、活動の幅も広げ、より多くの人に防災について知ってもらえるような活動を行っていきたいです。

- 防災のリーダーをたくさん作るって事ですね!かっこいい!!活動の幅を広げたいという話もありましたが、具体的にどんな活動をしていきたいですか?

 

鈴木さん:今考えているのはワークショップですね。工作を交えながら身近な物で防災グッズを作るようなワークショップを構想しています。


-防災を身近に考えられそうですね!ぜひ、参加させてください!

最後に、読者の皆さんへメッセージがあればお願いします!

 

鈴木さん:今日の取材で学生SBLの活動や想いを知ってもらえる良い機会になりました。これからも、一人でも多くの人に防災の大切さと学ぶ楽しさをバランスよく伝えていきたいと思います。これからワークショップを開催する際はぜひ、参加してみてください!よろしくお願いします!

 

-今日私たちも防災について初めて知ることが多く、これからも向き合っていくべき大切なことだなと感じました。非常に勉強になりました。本日はありがとうございました!

 

学生SBLの最新募集情報です!!

これから学生SBLと一緒に活動する仲間と応援してくださる仲間を募集しております!


①  地域防災リーダーについては、ホームページをご覧ください!

HP:https://www.city.sendai.jp/gensaisuishin/kurashi/anzen/saigaitaisaku/sonaete/taisaku/sbl.html

②  一緒に活動したい方は申し込みフォームから気軽にご連絡ください!

申し込みフォーム:https://logoform.jp/f/X4L51

 

 

 

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Write:はなもん
Photo:COLORweb編集部