大調査! 「にぎわい」について知るべく「東北ソリューション」公開収録に参加してみた
いきなりですが、あなたの町に「にぎわい」はありますか?
そもそも「にぎわい」ってなに…?
私は「にぎわい」とは心が軽くなる空間かなと思いましたが、みなさんは「にぎわい」とは何だと思いますか?
さて今回はそんな「にぎわい」について知るべくNHK仙台放送局のジャーナルバラエティー「東北ソリューション」の公開収録に参加してきました!
NHK仙台放送局のジャーナルバラエティー「東北ソリューション」とは“愛のあるおせっかい”をコンセプトに様々な地域課題の解決案を考えるシリーズ番組です。
今回の東北ソリューションでは「人口減少時代のにぎわい創出」について各地域で実際に行われている様々な取り組みについて話し合いました。
ゲストには佐久間宣行さん(テレビプロデューサー・福島県いわき市出身)と石田亜佑美さん(タレント・モーニング娘。OG・仙台市出身)が登場。
番組の最後に佐久間さん、石田さんからさらににぎわいを創出するためのアイディアを出してもらいました。
この記事と番組を通して、「にぎわい」とはなんなのか、どうしたら「にぎわい」を創出できるのか、考えていきましょう!
最初ににぎわい創出の取り組みについて語ったのは福島県いわき市。福島県初の「ほこみち」(歩行者利便増進道路)について紹介してくれました。ほこみちは商業目的以外でも、誰でも利用できるもので、これによって関係性を作ることができれば良いなという思いがあります。
ほこみちができたことで、キッチンカーなどが出店している一方で、学生や、一般の人など商業目的以外ではなかなか活用できていないのが現状です。
そこで、現在の課題を「たくさんの人にしってもらうこと」に設定。
より多くの人に知ってもらって、活用してもらうためにはどうすればいいのか、番組の最後にゲストの佐久間さんにアイディアを出してもらいます!
次ににぎわい創出の取り組みについて語ったのは宮城県仙台市。ナイトタイムエコノミーを意識したイベントを紹介してくれました。一番町四丁目商店街に飲食ブースが登場し、おいしい料理やお酒を楽しむことができるイベントです。
しかし元々のコンセプトが大人向けだったため、Z世代と呼ばれるいわゆる若い世代には周知できていないのが現状です。
そこで現在の課題を「若い世代への周知」に設定。
若い世代にも知ってもらい、よりにぎわいを創出するためにはどうすればいいのか、番組の最後にゲストの佐久間さん、石田さんにアイディアを出してもらいます!
ゲストの2人がアイディアを出すヒントとして、秋田県五城目町、青森県八戸市、新潟市などの取り組みについても紹介してくれました。
ゲストの2人が最後に出したアイディアとは!?
2人の出したアイディアが実際に採用されて、いわき市や仙台市のさらなる「にぎわい創出」に繋がるかもしれませんね。
気になる2人の答えはぜひ番組でお確かめください✨
さて、今回は「にぎわいの創出」について自分がその地域にいるからこそできることについて、実際の取り組みを交えながら考えました。一方で、やむを得ず地域を離れることになることもあるかもしれません。私は現在大学3年生で就職活動をしていますが、地元である福島に貢献したいという気持ちがある一方、希望する職種が福島にはなく、地元を離れざるを得ない状況です…
そこで、公開収録後の取材会ではゲストの佐久間さんと石田さんに「地域や地元と離れていてもできること、離れているからこそできること」について尋ねました。
石田:離れている人同士のコミュニティを作るのがいいかもしれませんね。地元から離れているけれど、そこで同郷の人と地元の話をするだけでも良いと思います。
佐久間:自己実現と地元をずっと見ていることは同時にできることだと思います。私は地元を離れてプロデューサーとして働いて、影響力のある仕事をできる人間になったから、フリーになった直後から地元を紹介する番組や地元のイベントに携わることができました。離れていても、地元にいても、地元を大事に思う気持ちがあれば大丈夫だと思いますね。
最後にお二人から番組に対するコメントをいただきました。
<佐久間宣行さん(テレビプロデューサー・福島県いわき市出身)コメント>
今回の収録に参加して、本当に単純に感激しました。東北だけでなく日本全体の課題になっていることに対して、ただ手をこまねいていたり不平を言ったりするのではなく、アイデアで解決しようとしている人たちをたくさん見ることができたのは、すごく刺激になり、また、嬉しさも感じました。やっぱりエンタメの力は大きいと思っていて、東北を舞台にしたバラエティやアニメなどが増えることで巡礼できる場所も増えることは今の消費行動にぴったり合うんじゃないかなと思いますので、東北を舞台にした作品を作れるよう、もっと自分も頑張りたいですね。
今回の番組では、私も“にぎわい”を生み出すアイデアを発表することになっていたのですが、こんなに追い込まれる収録になるとは思いませんでした(笑)。あと、実際に課題に取り組んでいる人たちの生の声をリアルでこんなに聞くことができる番組に出たことがなかったので、みんな頑張っているなと感動しましたね。だから、この番組を見ていただければ、勇気が湧くんじゃないかなと思います。
<石田亜佑美さん(タレント・モーニング娘。OG・仙台市出身)コメント>
今回の番組で“にぎわい”について話し合った皆さんは、「ゼロからイチを作り出す」プロが集まってるかのようでした。私はアイドルという仕事をしていましたが、与えられた曲や与えられた衣装をもとに与えられたステージでパフォーマンスをする、いわば「イチからスタートさせる」というところにいたので、ゼロからモノを作り出せる方をすごく尊敬していて、そういう方々のお話を聞けたのがとても刺激になりました。何かに挑戦したいけどどう考えていけばいいのか、どう向き合っていけばいいのか分からないという方にとっても刺激を得られる番組になったんじゃないかなと思っています。「東北ソリューション」は2回目の出演でしたが、今回は公開収録だったので、東北に縁のない方も含め、さまざまな観覧者のリアルな感想を聞けるのも見どころだと思います。あとは、何といっても佐久間さんのプレゼンですね。これはもう、私から本当におススメと言わせてください。
お二人のプレゼンとアイディアは必見ですね👀
~放送日~
6月6日(金)午後7:30~7:57(総合・東北地方)
6月14日(土)午前9:45~10:00(総合・東北地方)
NHKプラスでの見逃し配信あり(放送終了から2週間) 全国でご覧いただけます!
ぜひこの機会に「にぎわい」創出について考えてみましょう✨
Write:はなもん
写真提供 NHK