
【ARABAKI ROCK FEST.23】「ヤバイTシャツ屋さん」にインタビュー!
こんにちは、COLORweb学生編集部のあやちです。
今回は、ARABAKI ROCK FEST.23に出演されたヤバイTシャツ屋さんのお三方に、学生編集部のあやち、ほのりんがインタビュー!
ARABAKI ROCK FEST.23出演レポート、メンバーの学生時代について、そして、プロの楽器練習方法や恋愛アドバイス(?)まで…。内容盛りだくさんでお届けします。若者へ向けた貴重なインタビューは学生のみなさん必見です。
ヤバイTシャツ屋さんとは
大阪を拠点として活動をするスリーピースバンド。通称ヤバT。「ワチャ系」の楽曲とライブパフォーマンスが特徴。特に、キャッチーで楽しい「ハッピーウェディング前ソング」「かわE」などはティーンの心を掴んでいる人気の楽曲。
左からBa.Vo.しばたありぼぼ、Gt.Vo.こやまたくや、Dr.Cho.もりもりもと(敬称略)。
ーさっそくですが、久々に“観客の声出しが解禁”された先日のアラバキ(ARABAKI ROCK FEST.23)で感じたことを教えてください。
こやま:コロナ禍の影響で、出演予定だったものが中止になったこともあって、アラバキ自体、久々の出演でした。客席のガイドラインも厳しくなく、前のような状態でライブができたことにすごくテンションが上がりました。
しばた:お客さんの「待ってました!」という感じも伝わってきて…。みんなも久々なはずなのにノリノリで、声も大きくて嬉しかったです。
こやま:フェスが続いていくとライブの楽しみ方が上手な人が増えていくので、長く続いているアラバキはそういう意味で楽しいですね。
【©️ ARABAKI ROCK FEST.23】
ー今回、私たちも実際にライブを見させていただきました!すごく楽しくて、会場内で一番と言っていいほど盛り上がっていたように思います。アラバキの他にも、東北各地でライブをされていると思うのですが、東北の思い出や印象に残っていることはありますか?
もりもと:コロナ禍のツアーは印象的でしたね。初日が秋田で。僕らのツアーがライブハウス側にとっても数ヶ月ぶりのライブで、“しばらく眠っていたライブハウスを叩き起こす”ような現場を目撃したり…。
しばた:しばらくライブをしていなかったから、臭くなっちゃってトイレの芳香剤を置いているようなライブハウスもあったり(笑)。でも、そういうのが嬉しかったですね!
もりもと:ライブやツアーをすることに賛否はあったと思うのですが、実際行ってみたらお客さんやスタッフの方含め、いろんな方に感謝をしてもらえて。序盤に東北でそういった現場を目撃できたことが僕らも力になりましたね。
ー実は私(あやち)も、盛岡のライブハウスや「いしがきミュージックフェスティバル」(岩手県盛岡市で開催されるライブイベント)に何度も足を運んでいて、「東北で見るヤバTのライブ」は思い入れがあります。東北のオーディエンスに対する印象やイメージはありますか?
しばた:自分たちがツアーで東北を回るタイミングはいつも秋冬で、大体いつも寒いんですよ。でも、ライブハウスの中は暑くて…、温度差でいつもバグってるイメージがあります。
こやま:僕らもお客さんも“整い体験”ができるっていう…。
しばた:ライブで汗だくなって、外に出たら外気浴…。
もりもと:サウナが流行るよりも先にライブハウスで(笑)。
一同:(笑)
しばた:東北のお客さんって元気なイメージがあります。
もりもと:最初、イメージ的にはちょっと大人しいかなって思ったりもするけど…。
こやま:…ライブ始まるまでが大人しい気がする。
しばた:普段押さえているものをライブで爆発してるんやなっていうのが分かって嬉しいですよね。
【©️ ARABAKI ROCK FEST.23】
ー私たちCOLORweb学生編集部は学業の傍ら活動をしているのですが、みなさんは学生時代どのようなことに取り組んでいましたか?
こやま:音楽がずっと好きだったので、自分が好きだった音楽やいろんなアーティストを手当たり次第聴いてみたり、一人でギターを始めて練習してみたり…。いわゆるインプットの時期だったなと思いますね。
しばた:音楽を聴いたり、やたら映画を観てみたり、学生の時にしか試されへんようなことをなんでもかんでも気になったら手を出すということはやっていました。
ーいろんなことに手を出してみて、今に繋がっていると感じることは何かありますか?
こやま:めちゃくちゃありますね!「曲を作ろう」と思った時に、学生時代聴いていた曲から影響を受けていたこともあるので、その当時に受けた刺激を大切にしてるんだろうなっていうのは感じます。
【©️ ARABAKI ROCK FEST.23】
ーヤバTの楽曲は唯一無二のものが多いと感じるのですが、学生時代からこうした曲を作りたいという思いがあったのでしょうか?
こやま:いや、なんかね、高校生の頃とかに曲を作ろうと試みたことはあったんですね。でも上手にできなくて。かっこよくて良いことを言っている曲とかを作りたくなっちゃうんですよね。ただ、それで完成した曲がすごく恥ずかしくて…。それから大学生になって「四星球」っていうバンドのライブを見た時に、「バンドってカッコつけるだけじゃないんや」「あ、もうかっこつけんとこ」って思って。そこで最初に作った曲が「ネコ飼いたい」っていう曲なんです。自分が実際に見たライブから刺激を受けて形になったので、やっぱり、学生さんにはいろいろなものを見てほしいですね。
ー「カッコつけるだけじゃない」という言葉がすごく刺さります…。私たちもバンドで楽器をやっているのですが、何かアドバイスなどいただけますか?
もりもと:まずは大体、曲のコピーから始めるじゃないですか。コピーって本気でやってみると気づきや学びがあって大事なことなんです。でも、それを演奏できるようになったからといって忘れてしまうだけじゃなくて、たまにそれをプレイしてみるのも大切。自分の成長が分かりやすいんですよね!「昔だったら苦労していた曲が、今は気持ちよく演奏できるようになっている!」という気づきが自分の前向きな向上心や自信に繋がるので、たくさん楽曲をコピーして定期的にやり続けるということはおすすめしたいですね。
こやま:人に見られるイメージトレーニングも必要かなって思います。鏡を見ながら演奏してみるとかね。ただただ集中して楽器を見て演奏するのではなく、「人に見られる」という意識を持ちながら練習すると一歩先にいけるんじゃないかなと。
ーまさに、「コピーをして終わり」「手元ばかり見て練習」になっていました…。勉強になります。
【©️ ARABAKI ROCK FEST.23】
ー最後に、仙台・宮城の若者へ、メッセージをお願いします。
こやま:今、ヤバイTシャツ屋さんのようなうるさい感じの音楽、いわゆる「ワチャ系」をやる若手の人が減っているという…。みんな、良いことを歌う…それも良いんですけど、宮城にはアラバキという大きなフェスもあるし、ヤバイTシャツ屋さんみたいなことをしてくれる人がいたら是非。
もりもと:音楽以外のことでいうと…、大人になると「学生時代もっといろいろ挑戦や経験をしとけばよかったな」と後悔する人がほとんどだと思うんですよ。なので、学生ならではの元気と若さを存分に使って挑戦すべきです。悩むこともいっぱいあると思うんですけど、そういう時だからこそ生まれる感情を大事にして、いつか「あの時悩んでたな」と笑えるような大人になってほしいし、自分もそうなりたいと思いますね。
しばた:そうですね、やっぱり失敗を恐れず行動に移してほしいなと思いますね。学生のうちじゃないと許されへんような失敗とかあるんで。恋愛、バイト、勉強…、一回全部失敗した方が今後良いんで。一旦みんな失敗して、一緒に学んで行きましょう!恋に勉強に大忙し!!
もりもと:恋愛は本当にしといた方がいいよ。
しばた:学生の時にしかできひんような恋愛ってあるからね。
こやま:ですって。
ー例えばどんな…(笑)。
しばた:制服デートじゃないですか?
一同:ああ〜!
しばた:大人はもうできないじゃないですか。ちょっと犯罪じゃないですか。
もりもと:「拗らせる」っていう言葉あるじゃないですか。あれ、大人になるとね、拗らせてる人は見て分かる(笑)。大体そういう人は恋愛してこなかったんだなって…。
しばた:「振られたらどうしよう」とか、振られたとしても大人になったら笑い話になるから!
こやま:痛い恋愛、恥ずかしくなるような恋愛を学生のうちにしておけばいいんじゃないですかね。
しばた:チュープリいっぱい撮っちゃうとかね!
こやま:チュープリをいっぱい撮りましょう、と。
一同:(笑)
ーインタビューは以上になります!最後には恋愛のアドバイスまで…(笑)。ありがとうございました!
最後まで「ヤバT」感溢れるインタビュー…!
ライブのMCで見るお三方の雰囲気そのままで、とても楽しい時間でした。
たくさんの貴重なお話と素敵な言葉、本当にありがとうございました!
▶︎ヤバイTシャツ屋さん
▷公式サイト:https://yabaitshirtsyasan.com/
▷Twitter:https://twitter.com/yabaT_official
Write:あやち
Photo:ARABAKI PROJECT 事務局、ヤバイTシャツ屋さん、あやち