映画「花束みたいな恋をした」討論会 ~COLORwebメンバー編~
こんにちは!あもちゃんです。
みなさんは、映画「花束みたいな恋をした」をご存じでしょうか?
菅田将暉さんと有村架純さんが主演の映画で、半年前に公開され、「心に響く」「切ない」など大きな反響がありました。
最近では、動画配信サービスのU-NEXTでも配信が開始したことで、また注目を集めています。
実は、私あもちゃんは「花束みたいな恋をした」を見逃してしまいました…。
今になって「観ておけばよかったな~」と少し後悔しています(笑)。
そこで、「花束みたいな恋をした」を観た!というCOLORwebメンバーのひとみん・げんちゃんに、映画について討論してもらいました!
今回は、映画の討論会の様子をお届けします。
映画を観た方は、二人の対話にたくさん共感できる部分があって、映画を思い出しながら楽しめると思います!
また、映画を観ていない方でも、映画の魅力を感じて興味を持ってもらえる内容になっているのではと思います(なるべくネタバレを最小限に抑えています…!)
映画を観た方も、観ていない方も、ぜひいろいろな方に読んでいただきたいです。
それでは早速どうぞ~!
≫「花束みたいな恋をした」ってどんな映画?
東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音麦 (菅田将暉)と 八谷絹 (有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。最高峰のスタッフとキャストが贈る、不滅のラブストーリー誕生!
──これはきっと、私たちの物語。
引用:映画「花束みたいな恋をした」公式サイト
https://hana-koi.jp/
≫映画の感想&恋愛観について
ひとみん(以下ひ):心に刺さる映画でした。私は映画館で観たあと、家でもDVDで何回も観ました!ちっぽけなことで喧嘩しちゃうシーンとかを見て、恋愛は初心を忘れちゃいけないなと思いました。
げんちゃん(以下げ):最初の方のシーン?
ひ:そうです。相手の返事の仕方にキレるシーンがあって、好きだったのになんでこういう風になっちゃうんだろうって…。
げ:映画では、途中から二人がうすうす自分たちの関係性に気付いている様子があるよね。
ひ:たしかに。
げ:共感したシーンというか内容は、会話の内容よりも、「今日も会話をした」という事実があるのを確かめているところ。この映画は、共感するシーンが多くて、共感性羞恥を感じる部分も多かった。
ひ:そうですね。共感できる部分が多い映画だと思います。
げ:残酷だけど、相手と一緒に過ごしてきた期間が長くても、一回関係性に溝ができたら戻らないのかなと思った。実際こういう風になったら(映画のように長く付き合ったら)どうなるんだろう?
ひ:私は相手と長く一緒にいると、情が沸いて別れられないと思います。
げ:なるほどね。それか、情で繋がっていてもいつか別れることもあるよね。相手と微妙な関係性になっているのに気づいていても、なんとなく先延ばしにしたりすることもあるし。でも、恋愛はいつか終わるものだから…。
ひ:前に、何かで「恋愛は結婚するか別れるかの二択になる」っていうのを見て、確かにそうだなって思いました…。
げ:あまり先のことばかり考えてもしょうがないから、「今」を大事にして、今を二人で生きていくことを大切にするのがいいと思う。
げ:映画で、その日その日の積み重ねが大事だと感じた。あとは、どっちも本が好きとか、そういう共通の趣味があることも大事だと思う。
ひ:映画の二人は、趣味がまんま一緒ですよね。
げ:趣味とか性格は、相手と一緒か別かどっちがいいのかな?もし映画の二人の趣味と性格が逆だったらどうなっていたのか…。真逆なのも楽しそうだよね。
ひ:真逆だと新しいことが増えそうですよね。
げ:ひとみんはどっちがいい?
ひ:うーん…私は笑いのツボが一緒なことって大事だと思います!もし自分が笑っていて相手が笑っていなかったら悲しいし。そう思うと、性格とかは一緒の方がいいのかな?
げ:たしかに。性格だったら、相手と怒るレベルが一緒なのは大事だと思う。もし自分が愚痴を言ったときに、相手がピュアすぎて共感し合えなかったらしんどいと思うし…。心の綺麗さのレベルが一緒なのは大事な気がする。
ひ:性格だとそれも大事ですね。でも、趣味が違うのはアリだなと思います。自分がインドアだったら、アウトドアな相手といたら新しい趣味ができそう。
げ:それもいいね。ただ、趣味が一緒と言っても、映画だと上手くいき過ぎてるなって思った!現実でこんなことあるのかなって。なんか、自分も終電ギリギリに電車に乗ってみたくなった(笑)。
ひ:たしかに(笑)。
≫いろいろな考察がされている映画ですが、タイトルやシーンで自分なりの考察があれば教えてください!
げ:僕はタイトルについて考えました。「花束みたいな恋」って何?って。それで、花束って最初は綺麗だけど、いつかは枯れてしまうことを表現しているのかなって思った。関係は必ず最後に終わりが来ることを表していると思う。
ひ:私はタイトルの「花束」は、いろいろな思い出としての花を摘んでいって「花束」になったのかなって思いました。あとは、いつかは枯れてしまうという意味でも。
あと、私は結構YouTubeの考察動画とかを見るんですけど、その中でも絹ちゃんの爪(ネイル)に注目している人がいて面白いなって思いました。
げ:爪?
ひ:そうです!最初は黄色?だったんだけど、中盤は青になって、最後は赤になるっていうのが、信号を表しているんじゃないかって…。この動画を見て、すごい、ここまで見ている人がいるの?!ってびっくりしました(笑)。
げ:なにそれ!怖い!
≫印象に残ったシーンはどこですか?
げ:たしか、麦君がゲームをしているシーンがあって、二人の関係があんまりよくないときに、絹ちゃんに話しかけられて、ながら返事みたいな、適当な返事をしたシーンがあって。このシーンで、二人の関係の切れ目を表しているのが伝わってきた。
ひ:私は、絹ちゃんのお母さんが、就職しない娘に対して「社会に出ることはお風呂に入ることと一緒だよ」と言っていたのが印象的。最初は嫌だと思っていても、いざ入ってしまえばさっぱりして気持ちがいい。なるほどなって思いました。
≫この映画はどんな人におすすめ?
ひ:ありきたりかもしれないけれど、マンネリカップルに見て欲しい!映画を観た後に二人の関係が良い方向か悪い方向、どっちに転ぶかは本人次第だけど…。もし別れてしまったとしても、そこまでの関係だったんだなってなると思う。
あとは、過去に長く付き合った経験のある人は、たくさん共感できるシーンがあると思います!
げ:そうだね。あとはそれもあるけれど、付き合いたてのカップルにおすすめしたい。今は熱々かもしれないけれど、こういう恋愛をたどるかもしれないから、相手を大事にしてねっていう意味で観て欲しい!
いかがでしたか?
映画の感想や恋愛観に、共感できる部分が多かったのではないでしょうか。
私は、映画の考察から二人の恋愛観まで、いろいろな話が聞けてワクワクしてしまいました(笑)ぜひこの映画を観てみようと思います!
映画が観たくなった!という方は、現在U-NEXTで配信されている他、DVD&Blu-rayも発売中のようなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
Write&Photo : あもちゃん、ひとみん、げんちゃん