『うみのはなってどんな花？』

みなさん「うみのはな」ってご存知ですか？

海に咲く花があるのかななんて思った方も少なくないと思います。

実は「うみのはな」とは写真家さんなんです！

実際には「海野はな」と書き、仙台で学生をやりながら写真家活動をされています。

ポートレート(人物)を中心に撮られていて、

柔らかくて暖かくも、寂しさのあるお写真が特徴的です。

今回はそんな海野はなさんにインタビューさせていただきました。

写真をはじめるきっかけ。

‐いつ頃から写真を撮られているのですか？

4年前くらいです。小さい頃から星が好きだったので、星を撮りたいなと思ってカメラを買いました。でも、一度もまともに星を撮ったことないんですよ(笑)。星を撮るのって意外と難しくて、いつかちゃんと撮ろうと思ってはいるんですが、まだ撮っていませんね。

‐写真を撮り始めた頃は何を撮られていましたか？

風景とか花とかばっかり撮っていました。祖母が花が好きで庭に色んな花を育てていて、その影響で花が好きだったんですよ。マクロレンズ(被写体を大きく写せるレンズ)を買って、暇さえあれば花の写真を撮っていました。

‐人を撮り始めたのはどうしてですか？

写真のサークルに入って、友だちを撮り始めたのがきっかけです。サークルと言っても学校のではなく、仙台で活動していて、写真が趣味の人が集まり、学生から社会人まで様々な年代の方がいるサークルでした。そこで人を撮る楽しさを知って、今ではほとんどがポートレートですね。

‐カメラは何を使われているのですか？

カメラ本体はキャノンを使っています。レンズはオールドレンズ(フィルム時代に作られたレンズ)を使っています。柔らかく写る感じとピントが曖昧な感じが好きで、こればっかりです。今メインで使っているものは父親が持っていたもので、状態がすごく悪いんですね。でも、それがいい味を出してくれるので気に入って使っています。

「海野はな」について。

‐お名前は本名ですか？

これは活動名ですね。さきほど話したように花が好きなので、「はな」で、「海野」は大学で海の勉強をしていたのでそこからつけました。それとこれはちょっと恥ずかしいんですが、海に咲く花はないのでそんなところに花を咲かせたい、まだ誰もやってないところで花を咲かせたらなという思いも込めてこんな名前にしました。まだ芽すら出てないですけど(笑)。

‐はなさんにとっての写真って何ですか？

自分を表現する手段です。普段は本当の自分を出すことってなかなかなくて、それを出せるのが唯一写真だと思います。

‐SNSを見ていると写真に添えられた言葉も特徴的ですよね。

言葉も含めて自分を表現しています。撮った後に言葉を考えることが多いんですが、これをすることによって自分が何を考えてそれを撮ったのか整理ができるんです。なんとなくシャッターを切っても、そこには撮りたいと思った理由があると思うんですよ。それを再確認するのが、写真に添える言葉ですね。もちろん写真を見てほしいんですけど、言葉も読んでもらえたら嬉しいです。