GAMA ROCK FES .2015
GAMA ROCK FES 2015
2015年9月20日(日)、宮城県塩竈市みなと公園にて晴天の中
GAMA ROCK FES 2015が開催された。
2011年3月11日に起きた東日本大震災の復興支援を目的に、塩竈市
出身の写真家の平間 至さんと、Dragon AshのダンサーのATSUSHIさんが開催し、今回が4度目となる。
取材陣として参加した私は、GAMA ROCK FESの魅力は以下の3つであると思う。
・ ゆるい
・ 美味しい
・ あたたかい
「ゆるい」
巷では「ゆるフェス」と噂されるGAMA ROCK FESの実態、まず私が会場を見て驚いたことは、参加者がステージ前にレジャーシートや椅子を置き、座りながら参加していることだった。
数々行われている野外フェスで、このスタイルの野外フェスは、このGAMA ROCK FESだけだろう。関係者の方の話によると、このスタイルはフェスの主催者でもあるDragon AshのATSUSHIの要望であり、「ゆっくり、休みながら、のんびり参加してほしい」という意図があるからだ。
そのスタイルであるからか、このフェスには子どもから年配の方までと、参加者の年齢層も幅広く、車いすを使っているお客さん、そして目の見えないお客さんの姿も目の当たりにし、本当に多くの人たちが心から音楽を楽しめる野外フェスである。
そして、奇跡的に、これまで開催されている4回ともすべて天気は「快晴」!
いい天気の中のんびりと参加できるということが、GAMA ROCK FESのリピーターを増やしている魅力の一つであると思う。
「あたたかい」
参加者の多くが口にするのは、「あたたかい」という言葉だった。
このGAMA ROCK FESは震災復興を目的に開催されており、このイベントを支えるほとんどのスタッフは「ボランティア」として参加しているのだという。
そのボランティアのスタッフの方々は、通行ゲートで「いらっしゃいませ」「おかえりなさい」と、笑顔で出迎えてくれ、出店では陽気な声が飛び交う。帰り際にはハイタッチでお別れする。取材陣として参加させていただいたが、また来年も来たいと思った。
また、このフェスには、他のフェスにはない魅力がある。その一つが「動物とのふれ合い」である。野外フェスに来て動物と触れ合える、そんな野外フェスを誰が想像しただろうか。イベントブースのテントの一つに、犬と触れ合える場所がある。そこにいる動物は、みんな震災の際に保護されたのだという。このブースも、主催者であるATSUSHIさんが立ち上げた、生命力の素晴らしさや尊さを伝える「POWER of LIFE」というプロジェクトによる、復興支援活動や動物愛護活動の一環であるという。
「美味しい」
今回、GAMA ROCK FESで出店されていたお店の多くは、地元の味や東北・宮城・塩竈の味を売りにしているお店が多く、どのお店にも行列ができていた。
それもそのはず、お店の前を通ると食欲をそそる海鮮のにおい。そして元気で明るく、とにかく笑顔を絶やさないお店のみなさん。地元の温かみを感じつつ、美味しいご飯が食べられる。これもGAMA ROCKの魅力の一つだ。
今回、GAMA ROCK FESに参加して最も肌で感じたことは
このフェスの参加者は、みんな「GAMA ROCK FES」が大好きであること。
スタッフや関係者の方々も、お客さんも、出演者の方もみんなが「毎年楽しみにしている」と思っているからこそ、会場には本当に一体感があり、温かい空気感がただよっていた。
なによりも居心地がとても良い!
家族で音楽に触れ合いながらコミュニケーションをとるお客さん、お互いの手を取り合いゆったりとした時間を過ごすカップルのお客さん、友人達と美味しいご飯や飲み物を飲んで笑い合うお客さんの姿は、音楽を通して「絆」を深め合っているように見えた。
このGAMA ROCK FESは、公園で行われる小さな野外フェスだが、私は是非、これを読んでくれている皆さんにお勧めしたい。
来年のGAMA ROCK FESに是非参加してみてはいかがだろうか?
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