カメラ講座~写真をもっとキレイに楽しく!~ | COLORweb学生編集部

カメラ講座~写真をもっとキレイに楽しく!~

近年はカメラブーム!マイカメラを持ち、趣味で写真を楽しむ人も多く見られます。
さらに、スマートフォンやSNSの流行で気軽に写真を撮ったり共有したりすることが増えましたよね。

写真をもっと上手く撮りたい、表現したいと思うことはありませんか?
“普段の写真のクオリティをアップ!印象に残る写真を撮ろう!”ということで、特別企画。
私達COLORweb学生編集部が自らプロのカメラマンの方に、写真撮影を上手に、楽しむコツを教えていただきました!今回は実践レポートを交えながらその内容をお届けします。




■カメラを知る

安定した構えから!まっすぐきれいに撮るのが前提、手ブレはNG

・カメラを両手で持ち、脇をしめる!
デジタルカメラなど液晶を覗くタイプのカメラなどは特に、手を伸ばした状態で撮ったりしないように注意。
重みのある一眼レフはしっかり顔で支えるように。カメラを首にかけるとより安定感がアップします。
さらに、目を離してしまうことで見えてるものと撮るものが違くなる原因になってしまうそう。

  

・シャッターを切る時は呼吸を止める!
 壁に寄り掛かる、カメラを机の端に置いた状態で撮るなどしてブレを防ぐとなお良し!

・背景の物はまっすぐ写す!
後ろの物が曲がっていたり、ゆがんだ写真だとなんだか見ても印象が悪い写真になってしまうので要注意です。


◎カメラの設定をきちんとする!色合いを大切に、フラッシュは焚かない

・撮影モード
デジタルカメラなどは「マニュアルモード」などカメラ設定を自分でできるもの、一眼レフは「Aモード(絞り優先モード)」に設定を。
ついついオートモードにしてしまいがちですが、暗いと自動でフラッシュが焚かれてしまうのでNG。キレイに撮るためには、フラッシュは使用しない方がいいそうです!

・「WB(ホワイトバランス)」
 携帯電話やスマートフォンのカメラにもついていることがありますよね。見たことあるけど何のことかよく分からない……という人も多いのでは?
 実は、これは写真の色合いを自然な色に写すための機能で、撮影時の天気や光の状況に合わせて「AWB、太陽光、くもり、蛍光灯、電球」を使い分けるといい雰囲気の写真が撮れるというもの!

例えば、このようにWBの設定を変えるだけでもこんなにキレイな色合いに差が!(撮影:一眼レフ)
    
 
他にもイメージに合わせて、屋外で人物を撮る時はAWB、温かい雰囲気を出したい時はAWBや太陽光に設定すると良いそうです。


・「露出補正」
 こちらもよく耳にする言葉ですが、人肌や料理などの白っぽい物、明るい被写体には「+」補正をするとより色合いがはっきりしてキレイに!反対に黒い被写体には「-」補正を。
 よく、なんだか暗く写ってしまうという時に照明を明るくしたりして明るく写そうとしますよね。でも実はそれは逆効果!そんな時はこの露出補正を使ってみましょう。

カメラの機能が良く分からない……と特に設定せず使ってしまうかもしれませんが、これらのように設定1つでも写真の雰囲気はだいぶ変化するようです。
色々なモードを試してみて、それぞれどんな感じに写るのか知る、ということが大切なのですね!



■実践テクニック

◎ピント位置を自分で決める!
 ピントも自分で選べる設定にしましょう。それか、一眼レフカメラの場合は「フォーカスエリアを中央固定」に。この設定もオートにすると、より濃い物、形がはっきりしているものに勝手にピントがいってしまいます。
なので、コレと決めた物に合わせるべし!スマートフォンでも、画面上の被写体をタッチして自由にピントを合わせられるはずです。

◎ノートやコピー用紙もレフ板に!?
 プロのカメラマンの方が使用する本格的なイメージのあるレフ板ですが、白い板ならなんでもOK!段ボールに白い板を貼ったもの、手帳やノートを広げるだけでも手軽なレフ板のできあがり。
  

画像の手前のレフ板はポストカードの用紙を2枚テープでくっつけたもの。これなら手帳に挟めて持ち運びにも便利!さすがカメラマンさんの素敵なアイディアです。



◎料理撮影のコツ

・水平垂直を意識し、立体感で美味しさを出す!
 まずは周りのコップなどが斜めじゃないかチェック。立体感を出すために、自然光のサイド光か(側面からの光)逆光のもと、レフ板を使うなどして手前に影を作るのがポイント。
 さらに、先ほどのようにWBも調整するとバッチリ。

・お皿をカットし、料理を強調!
 ついついお皿も含め、全体を撮ってしまいがちですが、思い切ってカットし主役の料理を際立たせましょう。おまけに、周りに小物を入れるとおしゃれ感アップ!

カフェなど、おしゃれな雰囲気を伝えるのにぴったり。(撮影:スマートフォン)


  
 
  


◎人物撮影のコツ

 ・全身撮影の時は、カメラをお腹位の位置に構える!
  つまり、しゃがんで撮るような形。逆に、カメラを立った状態で撮ると顔が大きく短足に……。
  カメラを気持ち上に方向けることで細長に写すことができます。

  さらにポーズを加えると、このように印象がだいぶ変わりますね!美脚度アップ。(撮影:一眼レフ)
  
 
 

・バストアップ撮影の時はレフ板を顔の下に、やや上から撮影!
 すると顔色をキレイに、輪郭をシャープに写すことができます。

このようにフェイスラインに手を置いたり、さらには被写体になる人が座った状態で上方向から撮ると効果大、という裏ワザが。自分撮りの際にも使えそうですね!(撮影:スマートフォン)

 


 


■楽しく撮る!

今回カメラの知識や、写真撮影の技術を学び、とても短時間では知りつくせない奥深さ感じました。
様々な上手く、キレイに撮るコツを教えていただきましたが、カメラマンの方もおっしゃっていましたが、1番は”カメラや写真を楽しむ”こと!

たくさんカメラに触れて、どう撮ればどう写るのか、自分が好きな写真を撮ったり表現できるか、試行錯誤するのが良いのかもしれませんね♪

もちろん、今回ご紹介したポイントも実践しつつ、みなさんももっと写真を楽しんでみてくださいっ!




Writer:なーさん
Photo:せっきー、あかさか、すずしゃん、あゆみ、サイイン