Student Collection~頑張っている学生を紹介!~vol.3
仙台は学生の街とも呼ばれるほどたくさんの学校があり、たくさんの学生が勉学はもちろんのこと、スポーツに、ファッションに、音楽に・・・それぞれの夢に向かって頑張っています。
そんな頑張っている学生にスポットを当てる、それがStudent Collection。
今回は”kmeng smile”代表、東北学院大学4年の佐々木唯さんを紹介します。
唯さんは昨年の12月、大学の授業の一環でカンボジアを訪れた際、日本との環境の違いに違和感を抱えながら日本に帰国しました。
その後、カンボジアに住む人々のために自分にできることはないかと考え、カンボジアに住む人々をサポートする団体「kmeng smile」を立ち上げることを決断しました。
■笑顔を守りたい
Kmeng smile(クメーンスマイル)とは、代表の唯さんと一緒にカンボジアに行った学生メンバー8人で2013年1月26日に創立した任意団体のこと。
カンボジアの教育、生活環境改善のために日々活動しています。
”Kmeng”とはカンボジア語で”子ども”という意味。
子どもたちの笑顔に惹かれもっと輝かせたいという思いから”kmeng smile”という名前をつけました。
募金したお金を渡す一方的な支援ではなく、継続的且つ安定的な支援をするためにkmeng smileでは少し特殊な方法でカンボジアに住む人々を支援しています。
その方法とは、スラム街に住む貧しい子供たちや母親にミサンガなどの商品を作ってもらい、それを現地の『愛センター』(日本人の渡辺藍さんが運営しているフリースクールのこと。)を通し日本に送ってもらう。その日本に届けられた商品をkmeng smileが販売するのです。売上は愛センターを通し現地の方々に届けられます。
「貧困から抜け出すために現地の人々とともに苦しみ、一緒に考えていきたい」
との思いからこの方法をとっているのだそうです。
■KS♡Café
Kmeng smileは商品販売だけでなく、イベントの企画・開催も行っています。
「カンボジアの現状を知ってもらいたい」
「kmeng smileを支援してくださっている方々の交流の場を設けたい」
との思いから、今回の”KS♡cafe”を仙台市市民活動センターで開催しました。
今回は記念すべき第一回目!
会場はカンボジアで撮影した子どもたちの写真や、カンボジアの民族衣装が飾られており明るい雰囲気なのが印象的でした。お茶やケーキを食べながら多くの方がくつろいでいる様子で、私たちも時間を忘れくつろぐことが出来ました。
その他にも、カンボジアの現状、kmeng smileの活動について代表の唯さん自らスライドショーを使い紹介する場もありました。
そうこうしている間にKS caféのメインイベント、ファッションショーが始まりました!
カンボジアに対する敷居を低くしてほしいと企画されたのが、今回のファッションショー。
モデルさんがカンボジアをイメージした衣装でショーに参加しており、会場は大盛りあがり!
早くもKS café次回の開催が待ち遠しいですね。
■kmeng smileの今後の目標
「大きな目標として3~5年後までに法人化すること。
そのために、実績を増やし土台をしっかりさせて活動を継続できる形を作りたい。」
代表の唯さんが力強く語ってくれました。
Kmeng smileは、学生が終わった後社会に出ても続けていける団体を目指しこれからも活動していくそうです。
カンボジアのスラム街で暮らす人々と比べ、恵まれすぎた環境で生まれた私たち。
Kmeng smileの活動を知ることで、今一度、自分の生活を見直し考える良い機会になったと感じました。
Kmeng smileは高校へのキャリアセミナーやフリーマーケットに参加するなど今回紹介しきれなかった活動を数多くされています。
高校生など若い世代をはじめ多くの方にkmeng smileの活動を伝え、私たちもカンボジアの人々の笑顔を守る手助けをできたらいいなと思います。
今後のkmeng smileの活動も楽しみですね!
Kmeng smile公式サイト
アメブロ http://ameblo.jp/startup-innovation/
Twitter @teamCMB0126
Writer:ちーやん
Photo:せっきー