答えは自分の中に | 着付け着物ふわりとまとう ものづくり

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作られる背景にも魅力ある まとう ものづくりがライフワークの
着物も洋服も大好き♡ファッションデザイナーと着付講師の日記

今日も朝4時半に起きて仕事し始めて、来週伊勢丹さんの催事で仕事出来ない分を補う。

気温が乱高下して身体が付いてきませんね。
寒いの苦手なのですが、冬らしい服装が楽しめて冬も嬉しいです~
あー、でも、早く夏来て欲しいわ。



思うところあって、約17年前、ファッションを仕事にすることを志した頃のことを書いてみます。

高校生の時、とにかく服が好きで自分で簡単な服を作っていました。
進路を考えた時に大学に進むと望む職業であるデザイナーやパタンナーへの就職率が低いことを知り、専門学校という選択肢もあることを知りました。専門職に就ける可能性はゼロではないけど、かなり低いらしい、と。
それなりに悩みました。思春期なんて悩んでばっかりだけど(笑)悩みました!(怖かった、と言い換えられます)
3年間のミニ職業訓練校に行くようなものですから、賭けでもあります。
大学なら間口を広げて就職活動できるかもしれない。
専門学校なら就職できなかったら つぶしがきかない、かもしれない。
こういうことはいくら「考え」ても何の解決にもならないのに悩む。まさに思春期(笑)
可能性はたくさん目の前にありますからね、だから悩む。贅沢なことです。


いくつかの学校見学に行った時に、カリキュラムが一番合理的で無駄ない感じだったのと
教え方が合ってると感じたので
あ、ここにしよー!!っと、その専門学校に行くことを決めました。
まさに感覚が合った!って感じでした。

派手さはないけど、実践的で、やってみたいっ!という興味と
純粋な好奇心とワクワク感。
ここならパタンナーやデザイナーになれそう!と思った、それだけでした。


親はやりたいことに反対しない人たちなので報告のみでOKでした。
デザイナーなんてなれると思ってるのか?なんて一度も親にも先生にも言われたことありませんでした。
高校の担任の先生は朝早くにいらして、教室中を拭き掃除しまくる!という方でとても話のわかる先生でしたし、
進路指導の先生が専門学校の就職率などを含めて勧めてくれたので服飾専門学校の中でも一番厳しい(と後で分かった)エスモードにすることにしました。
今から考えるとエスモードは生徒の学力というか生徒の力を底上げするのに長けていて、出来ない学生は少ない印象です。
他校だと学生の天性のセンスまんまな感じで就職の面接とかすると作品審査で如実に力量の差があり驚きます。

高校の進路指導の先生がいなければ私は専門学校に行ってなかったかもしれない。女子大とか服飾大学とかで興味のある分野を少し学ぶ程度で満遍なく学んで何かに特化した学習はできてなかったかもしれない。高校の同級生の一人は服飾系の女子大に進み販売員として、私がデザイナーとして入社した会社に入ってました。
好きなことをどう学んだか?で就ける職が違ってしまう。身につけたこと、学んできたことによって。


実は私は「デザインで人を幸せにしたい!」等の使命感なんて、最初から今だに思ったことすらないのです。
「着物を後世に残したい!」的な使命感もサラサラなく、人口減少社会の中でアパレルは無くなりはしないけど、そうとう先細り産業だなぁ、ってことだけはわかります。伝えたい!とは思いますけど、使命感ってほどのことはないなぁ。
基本好きなことをやってます。好きなことが続けられなくなるとイヤなので、今出来ることは今やっておきたくて、やってます。いつ作れなくなってもおかしくないほど後継者不足ですが、若い人が就労して食べていけるほどマーケット広げることも難しいので、好きでも得意でもないなら、無理に斜陽産業に就労しなくてもいいと思いながら若い子の面接とか作品審査とかしてました。
私の場合はやりたいことを職業として成り立たせてくれるのがファッションデザイナーだっただけで、会社に入ったのはお金もらいながら好きなことできるなんて幸せな仕事だ!と思って就職したまでのこと。
全ては自分のためでしかないです。

私のデザインの仕方は独特だと今になってはわかります。いる空間に薄く蜘蛛の巣のようなものを張り巡らせ。そこでキャッチするのは「どう思われたがっているか?」時代の空気感をとらえます。それで時代に求められる物を生み出しています。渋谷と新宿は東京の中でも流行りがわかりやすいです。流れがわかりやすい。
一旦「受容」することが私の物作りには欠かせません。今はこういう「可愛い」が人気なのかぁ、ではこのテイスト混ぜて提案してみよう、そんなもんです。職業デザイナーなんて。売れないといけないから。
そこに共振してくれるお客様やクライアント様に助けられて、続けられています。


そして、この冬休みにも仕事をしていて感じましたが
仕事の中に遊びのワクワクを持っている、それだけなのかもしれません。
だからいつもワクワクでいっぱいです。

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MarMuのミューズちゃん



ご自分の「方向性」に迷われている方、いくら頭で考えても答えは出ません。
動いてこそ「運」はやってくると思います。動いてみる!それがキーかな、と。運動です!!
特に実際にそのことをやってみると向き不向きがわかります。ワクワクしないならやめたらいい。それを損得で考えたり、恐れが先に立ったり、苦しくなってストレスで自家中毒になって、学校をやめていく方をたくさん見ました。
そういう方は作家としてアパレル業界にいる方もいるし、販売員や事務方として勤めている方もいる。
好きなことへの携わり方を変えるだけ。好きなことはしているままで向いている適性のある仕事をする、それだけで楽になるのではないかしら?

自分探し中の方々、能力も選択肢も沢山あり過ぎて方向性に困るという贅沢なお悩みの方、
そして他の人への奉仕のみに振りまわされてご自身のワクワクを忘れてしまっている方、問題をすり替えて自分に向き合わない方、
最近沢山拝見しましたので、書いてみました。


為替や株が乱高下しているし、北朝鮮はあんなですし、先の見えない時代のリスクってなんでしょうね?
というか、原始時代から人類は絶望の連続だったはず。
病気が流行った!天候不順だ!それでも折り合いつけてやってきている。
なんとかなるんだわ。

それでも生き延びる!とか、天候不順でも作物作る!とか意思の力が大事なんだろうな。


思いは全ての始まり。
どうしたいか?どうなりたいか?全ての答えは自分の中に。