着付けのお客様の襦袢が小さい場合どうしますか(;^_^A | 着付け着物ふわりとまとう ものづくり

着付け着物ふわりとまとう ものづくり

東京中央区日本橋 と出張レッスン 着付け 教室 着物 ふわり と
作られる背景にも魅力ある まとう ものづくりがライフワークの
着物も洋服も大好き♡ファッションデザイナーと着付講師の日記

着付け師さんはどうされてるのだろう?

親戚やお茶の先生には着せて!と頼まれることあります。
というか、親戚は「着物 着せて!マミちゃん!」とほとんどの方が言ってきます。


親戚に喪服を着せてと言われた時のこと。

喪服がしわしわ、サイズが小さい、
襦袢が小さくて衿が浅く深いVにしか合わせられない…
帯も短い、芯が固い…という状態
(たぶん、大昔に作った着物でそのまんまになっていたもの)






一瞬考えて、
襦袢は広衿にリメイクして衿合わせの身幅不足から 救出!!!

着物はまず見える部分にはアイロンかけて、小さいながらも着せて

帯は短い帯のための結び方で緩みなくピッタリとギリギリ結んで

何とか告別式に間に合わせました。

臨機応変さが大事だな、とつくづく思いました。


なぜ、これが出来たかというと
以前、中目黒で着付け教室をしていた時に振袖の着せ付けを頼まれて
当然付いていると思った半衿
付いてなかっのです!!

{4624EFE3-20A0-4846-818D-78EEB80BD15E:01}
これね、この白い布は赤い襦袢と別の布なのです!
取り外しできるので、外したらまた付けないと、ないわけです。

その時はどんな対応をしたかというと

安全ピンでざっと付けたのでした。



小紋の着付けと聞いていたのに、持って来られた着物は振袖だったとか
訪問着と聞いていたのに、色留袖だったとか
私が着せ付け頼まれるとそんなん多いんですけどー!!!



臨機応変に手持ちの材料を使い
キレイに着せて差し上げるためには、応用も大事だと。

基本は基本で大事!!
でも、いざ、現場で
お客様のご用意された着物や帯の状態がどんなであろうと
忘れ物しようが
姿良く仕上げるのが 着付け師の責任だと思うので。

備えあれば憂いなし

広衿にする テクニックは一度習っておかれることをオススメします

事前に広衿対応の準備しておけば、
1本ザクザクと縫うだけで出来てしまうので
所要時間 3分もいらないです
{A8715283-AF3C-4DCD-BB9A-3BD6B60AB481:01}

3本縫うだけなので、簡単です!
それに、また元に戻せるので、お客様の大事な襦袢も元通りに出来ます~アップ






身巾の狭い長襦袢を広衿にして、半衿の出ない状態から
半衿の見える状態に出来ると思います


お客様が 晴れの日のためにご用意された晴れ着
いつかのためにとご用意された黒喪服
状態が悪いからキレイに着せられません、とは言えないです。
ま、限度があるでしょうけど。
なので、現場で対応可能なテクニックを知っておくと良いなぁと。





バチ衿⇔広衿ワークショップって?

ざくざくざく~~っと3本縫うだけで、バチ衿の襦袢を広衿にリメイク
しかも、「バチ衿」⇔「広衿」は簡単に戻せます!

半衿をたっぷり見せるには
襦袢が胸を覆えるだけの身巾が必要です。身巾の狭い襦袢は衿抜けません。
私の手持ちの関東衿という狭い身巾の仕立ての襦袢での検証記事
こちら【襦袢の寸法】襦袢の身巾は着方で決まる 身巾の狭い襦袢で衿は抜けない
 
 

この身巾の寸法が着姿にどう関係するの??ということでいえば

半衿を出せる出せない、衣紋を抜ける抜けないに関係します 

身巾の狭い襦袢は
半衿出ない
着崩れます


だから身巾の狭くなる仕立ての関東衿の襦袢が減ったのでしょうね



衣紋を抜きたいのです!!と生徒さんや着物好きな方に言われること多いです。


身巾の狭い襦袢代表として
関東衿の襦袢をボディに着せてみる。
{86446CFC-55F5-4986-B57C-8844DAB3C8BF:01}
衿を詰めて着ているとき
身巾は足りている

{96371795-C1F5-4049-8059-E1FF7E75AD36:01}
衿を少し抜くともう身巾足りないあせる
これしか前の打ち合わせがないと時間の経過と共に
着崩れるの目に見えてる!!


これを少し解消出来るのが
襦袢の衿をバチ衿から広衿にすることなの!
広衿にする方法をこの前大阪に行った時に
福岡の着物スタイリスト着付け講師の 多奈ゑりさん
に習ったのでやってみた結果

{D4AAD6AA-F345-45A8-821F-413BF874B4D2:01}
前から見ても背負ってるような衿に見えない程度に抜いてます。
衣紋の抜け加減このくらいで身巾覆える!!
関東衿の襦袢もこの方法でよみがえるだなんて、嬉しい!!!


以前ブログに

私が着姿好きだなあと街で見かける方は、
肩の折り線が背中側に下がっている

というか、衣紋を抜いた状態の たおやかさこそ女性の着物の美しさだと思う


肩線が後ろに下がり、衿が肩から首に沿いなだらかにつながり
衣紋がキレイに抜かれた状態になりながらも
前から見ても後ろから見ても「衿を背負ってる」みたくならない状態
が、美しいなぁと

と、書いたのだけど、この衿にするには襦袢の身巾って大事ね~



小さな長襦袢を活用するにはもう一つ方法がありますね!
長襦袢を切って、二部式の半襦袢と裾除けにし、
半襦袢の脇をスリット明きにして胸を覆いやすくする方法

礼装でなければ、長襦袢である必要ないと思っている着付けの講師ですσ(^_^;)


多奈ゑりさん の
バチ衿広衿 に襦袢を改良する方法はカンタンで元に戻せるの!
少ない費用で諦めていた関東衿の襦袢が活かせるだなんてステキ!



と私書いてます。
可愛い襦袢もこれでよみがえるだんて!ステキ~



狭い身巾の関東衿の襦袢、たんすに眠っていませんか?
気に入っているけど、身巾が狭くて着にくいから、箪笥の肥やし・・・ なんてことも








多奈ゑりさんのばち衿⇔広衿襦袢WSのポイントは?



人気着付け講師多奈ゑりさんの衿元の秘訣ともいえる襦袢の秘密が知れちゃう!
少ない費用で着られなかった襦袢が復活する
3本ザクザク縫うだけなので、和裁経験のない方もご自分でできる簡単な方法
 
 
講師の多奈ゑりさんのご紹介



1972年生まれ 福岡県出身
着物好きの母の影響で
幼少時より着物を着る機会にめぐまれ
派遣社員生活を送りながら着付と和裁を勉強。
好みは「ポップ」と「シンプル」。
格子、縞、水玉好き。
現在、福岡を中心にカルチャースクール、
ワークショップ講師として活動中。
「着物を着て美しくなる」
そんな着物の着かたをご提案します。
 
とHPにありますが、なんといってもパワーブロガーであります。
ブログ村でも大人気です~




今回は多奈ゑりさんを囲む会なるランチ会も9/1にございます!

 お申込みお待ちしてります~~!!




 カレンダー【WS日時】 
 8/31(日)14:00~15:30 満席
 8/31(日)16:00~17:30 満席
 9/1(月)10:30~12:00 満ありがと
 9/1(月)14:00~15:30 残1
(各回90分程度)
  カレンダー【ランチ会日時】
9/1(月) 12:00~14:00 参加費とは別途ランチ代850円~かかります
お席のみ事前申し込みください
 【WS参加費】 5,000円(要事前振込み)
 【持ち物】 裁縫道具、襦袢(長襦袢でも半襦袢でもOK)、付けたい半衿
 うさぎさんはい 【定員】 各回6名様
 家** 【場所】 中央線・総武線「西荻窪駅」徒歩7分   松庵文庫

image



 【お申込み】 フォームから必要事項を記入の上、送信下さい。

コチラhttps://ssl.form-mailer.jp/fms/1978e5cc259692

 



【キャンセルポリシー】
WS開催1週間前までのキャンセルは全額返金いたします (振込手数料差引額)。
開催6日前よりのキャンセルはWS開催費用の50%を事務手数料として頂戴し、
残り の50%を返金いたします(振込手数料差引額)。
開催前々日、前日および当日のキャンセルはキャンセル料が100%発生します。


ご質問、お問い合わせは着物ふわりまでお気軽にどうぞ
コチラhttps://ssl.form-mailer.jp/fms/8ddbc3de259026