- 前ページ
- 次ページ
夜明けとともに始まるモスクからのコーランサウンドで起床
ここがイスラム圏である事を強烈に意識する
窓から見える土埃の被った街が朝日でピンク色に染まる様はまるで体内に血液が循環していくのを透かしてみている様で体にぐっと活力が漲った
今日はナルスさんが市内の名所旧跡を案内してくれるとの事
お世話になりっぱなしも悪いので朝の掃除を手伝ったり子供達を学校へ送ったりする
つづく
バンコクから2時間程のフライトの後バングラデシュの首都ダッカへ着
機内で配られた入国審査書類をチェックしつつ外国人用immigrationへ…
バングラデシュ人用immigration大混雑を横目に外国人用はたった3人…
すると後ろに並んでいる女性から
『バングラデシュ初めてなんで入国審査書類見てもらえますか?』
と声が
聞けばMさんは東京からバングラデシュへボランティア研修の為訪れているとの事(今までの海外経験はグァムのみ)
袖触れ合うも何かの縁という事で一緒にimmigrationを抜け海外からの物資が山積みになっている(笑)baggae clamへ…
だが待てど暮らせどMさんの荷物は来ずロストかと思い空港職員に問い合わせたところ…
奥からバラバラになった荷物が一つ…
Mさんはショックのあまりその場で泣き出してしまったので
私が飛行機会社と補償の交渉をしやっと外へ(途上国特有の盥回しにあい約2時間後決着…)
外にはMさんを待つボランティアの現地スタッフがおり今までの経緯を説明したところ
スタッフのナスルさんから
『宿はあるのか?』と質問が
勿論『ないから今から探す』と答えたら
Mさんを助けてくれた事だし『ダッカにいる間は私の家に居なさい』とありがたきお言葉を頂き泊まらせて頂く事に
見ず知らずの外国人をすっと泊めてくれるなんて日本では有り得ない
早くもバングラデシュの懐の深さを感じた
空港からボランティア事務所へ
初めてのダッカの街並
印象はインドの田舎町の様な感じ
道は凸凹で車、リキシャ(自転車タクシー)、バイク、馬車が犇めき合ってクラクションと物売りの喧騒の中を進む
街並は砂色のレンガ造りの建物が並び全体的に土埃に覆われてる
スパイスの匂いと原色のサロワカミューズ(バングラの女性服)が異国感を際だたせてる
日本の整っていて無機質な町並みとは違いどっから何が飛び出してもおかしくないワクワク感満載の街
聞けば今ダッカは建設ラッシュでそこら中でビルを建ててるとの事
喧騒の中に成長の息吹きを感じる場所もあった
その後ボランティア事務所に着いたら徒歩でナルスさん家へ
すっかり日もくれ街の細道を奥へ
家では家族(マラばあちゃん、マー母さん、娘のミカ、ニパ、息子のシヤモの6人家族)が待って居てくれてバングラ焼きそば(カレー味)を頂きプチホームステイスタート
言葉は通じないが気持ちの大らかさと暖かさに包まれ楽しい夕餉でした
客人を大切にしてくれるのはバングラデシュの国民性なのだろうか?
日本では感じられない優しさと助け合いの気持ちに包まれながら蚊帳(バングラはデルタ、湿地帯の国の為蚊が多い)の中で就寝
