タイトルにはセカイシティ単独公演と書いたが、同じ日同じ会場でその前にあったイベント、歌舞伎事変(2部)の感想から書き始めてしまおうと思う(えっ出演者も違うのに…)。




PANDAMICとうさぎのみみっく!!のツーマン公演で、たしか前売りソールドアウトでした。チケットも安いし納得。私も直前駆け込み購入だったので、ほぼ会場キャパとイコールくらいの番号だった。


これはさぞかし入れないだろう…と思ったら、思ったより入れて、扇形のステージですごく客席と近いので、2組ともとても楽しめました。


奥の方で見ていたのですが、先攻PANDAMICは急きょ山縣絆奈さんお休みということで3人でのステージでした。岩倉葵依さんは足の怪我でこの日も引き続き椅子に座ってのパフォーマンスだったのですが、私の目の前は代わる代わる漆原裕菜さんと辻村羽来さんが入れ替わる形となって、舞台の変則な形も相まって、なかなかレアな公演になりました。





まあその中でも「きらり光る」の辻村羽来さんの歌はとりわけエモすぎた。


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そして後攻のうさぎのみみっく!!。

観るのが私は初めてで、すんません~何も予習してないっすどんな曲なんだろう??と思いつつ、メルヘンな感じなのかしら…と入場してくるメンバーを見ていると、


…!!


という気持ちになり緑色の衣装の人に釘付けになってしまった。まあこのブログの読者の皆様におかれましては何を今更な話だとは思いますが、3776の井出ちよのさんである。


などと書くと3776のことを知ってるかのようですが、すみません、3776も全然聴いたことはないんですけれど(本当に何も知らない奴だな)、sora tob sakanaと時代をともにした伝説…というか今も活動中の富士山ご当地アイドルであるということくらいはさすがに私でも知っている。たとえば私がototoyのランキングを見ていた頃ですけど、3776オサカナどちらも時に新作を蹴散らし旧譜が割り込んでいく勢いがあり、ランキングの超常連という感じで。


 


これはオサカナ解散発表の週。2017年4月発売のsora tob sakana「cocoon ep」が、当時既にCDは入手困難だったため9位にランクイン。この週の1位が3776のライブ音源で、10位にも3776「歳時記」が2019年8月の作品ながら入っている。


 


これはオサカナラストライブの週。2位が井出ちよのの新作「わたしの高校生活」、6位オサカナ「cocoon ep」、10位オサカナ「deep blue」となっている。




https://www.instagram.com/p/2F3d-7sIj7/?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ== 


オサカナと3776って、もっと良い写真ないのか…?意外と直接対決はなかったんですかね。



https://twitter.com/miyuu_nakano/status/793428880459575296?t=CKbn0Eh7y8pZKEd4hsEUGQ&s=19 


たぶんこういうケースは多々あったのだろうなと思う。しかし私がオサカナを知ったのは2019年以降なので当時のことは全く知りません…。




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というわけで個人的には伝説的存在の井出ちよのさんなのですが、現在の井出ちよのさんについて書きますと、ズバリ、Legendary Idolであることを一旦忘れて観てもやはりそのパフォーマンスに釘付けとなった。


他の3人も素晴らしかったんですけど、井出ちよのさんはあれだけソロで活躍している人にも関わらず、良い意味でこの日はソリスト感がなく、グループの一員としてのパフォーマンスに徹していて、具体的には歌割りもけっこうアウトサイド寄りというか、メインではなくて合いの手側だったり、ハモリ?側だったりが多い印象で…もちろんメインの歌い出しのパートとかもあったのですが、どちらかというと彩る側の役回りで、かわいらしい歌声でメルヘンな曲調を引き立ててグループらしさを演出しているシーンが多いような感じで。


その上で凄いと思ったのは、たまにグループに勢いをつけるような歌い方の時もあり、サッカーの試合でいえば意表を突くちょっと強引めのミドルシュートのような、「試合(ライブ)では練習と違ってシュートで終わる(目の前のお客さんを盛り上げる)ことが大事だから!」と言わんとしているかのような、メンバーを鼓舞するようなシーンもあり(完全に私個人的主観の感想です)、何度も書くけど他の3人のメンバーの実力も本当に凄かったのですが、それでも井出ちよのさんに夢中になってしまいました。


後方でしたので井出ちよのさんの姿が直接見えないときですら、壁がコンクリートの白い部分があってそこに映ったシルエットを見ていても全く飽きない…どころかこれだけ観られればもう影だけで十分だわ…ってほど、ダンスも凄かった…。キレキレで極端に速いというよりは、もちろん要所は速いんだと思うのですが、何より音楽と完全に一体化していて、たとえば腕を伸ばす速さとかが音楽とシンクロしまくってるんですよね…。衣装のかわいらしさがそのままシルエットでも十分かわいらしいし…。


という感じで予備知識ゼロなのに、さすがレジェンド…というよりモンスターと言った方が適切かもしれん…怪物級アイドルが、グループの色に徹するとこうなる、というところを目撃したような気がいたします。くどいけど重ねて書きますが決して井出ちよのさんのワンマンチームではなく、他の3人のパフォーマンスもすごく良くて、だからこそ井出ちよのさんも存分にパフォーマンスできる、という感じだったな。めちゃめちゃ見応えがあった。



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ここからがようやく本題のセカイシティ単独公演です…





こちらの公演は私にしては珍しくけっこう速攻でチケットを取りまして、先ほどとは逆にけっこう1列目であり、当然静止画撮影可であり私がカメラを新たに買った理由であるアイドルグループですので、当然カメラを構えて開演を待ちましたのですが、どう考えてもステージが近すぎ、私のシグマ56mm f1.4 マイクロフォーサーズは、換算112mmとなりますので、さすがにと思って第2レンズであるオリンパス45mm f1.8に装備替えをしたのですが、





それでも全然近すぎ!

ズームできない単焦点レンズしか持ってない以上、いくら番号が良くても撮影距離を考慮して後方にいるべきだったのだ…どうせシグマ30mmf1.4(換算60mmの中距離用)を買うことなんて出来ないんだし…



…ともあれそんなこと全く関係なく素晴らしい良いライブでしたね。





「Lie! Lie! Lie!」はすごくお洒落、しかも速い、そして楽しいという感じで、英語の歌詞がけっこう長くて大変だとは思いますが2人の魅力が良く出せる曲だと思う。これは今後も盛り上がるね。



ここで超勝手ながら、セカイシティメンバーの2人を紹介させていただくと、


小林瑞希さんは、前にも書いたのですが2人組グループに合っていると思う。


書いたとか言いながらイートインのライブ感想の時だった(失礼)



この時は、小林瑞希さんはサガスカでいえば大剣タイプで…と、それってゲームの感想ですよね的な訳のわからない事を書いているのですが…


改めて書いてみると、小林瑞希さんは野球でいうと速い直球も良い変化球も持っている本格派ピッチャーで…とか書いたら何言ってるんだかわからないが、要するに長いイニング投げてほしいというか、先発で見たいブンブン行ってほしいというタイプなんですよ(もちろんリリーフとなればそれはそれで威圧感ですが)、


それに、あんまり外見の話もあれですが、長身で舞台映えする人だし、独占的に使ってもらった方が舞台側としても良いのではないか(?)。



一方甘酢朱里さんは、もともと良い声で、歌のレベルも高くて、かつてワンマン前に一人しゃべり配信をしていた頃から話も面白く、ピン芸人適性も高かったと勝手に思っているが、実は相方の良いところ引き出し芸人なのではないかと思っている。


https://twitter.com/MIU_EAT_IN/status/1653340642460962816?t=LzNB0GyvaubcdEBsb1KZJA&s=19 

 

甘酢朱里さんという後輩がグループに入って以降の鷹嘴美羽さんはかなり雰囲気が変わったのではないかと、当時を全然知らないくせに勝手に思っている…去年のセカイシティワンマンに向けて仕上がっていくのを見ていた頃を思い返したり(当時は一ノ宮紗奈さん、鷹嘴美羽さん、甘酢朱里さんという編成)、本番の舞台上で「もう自分のダンス気持ち悪いなんて言わないで」と甘酢朱里さんに泣きながら言っていたりしたのを思い出すと、やっぱり組んだ相手が力を発揮していく様子が明らかなんだよな。


https://twitter.com/3zuki_sekaicity/status/1651782294364110849?t=vVH2nAmmrAn8IHnOyHoYQg&s=19 

 

小林瑞希さんはキャリア的には甘酢朱里さんよりももちろん早い訳ではあるが、ブランク明けから数えたり、少なくともセカイシティ歴という面では後輩である。とはいえ甘酢朱里さんからしたら少々扱いにくい(やけに思い切った過剰に個人的主観な表現)後輩だったはずだ。そんな後輩がここまで書くのだから相当なものである。まあ、この時点では、根強い不仲説(!!)を一掃したい狙いという見方も出来なくはなかったが、個人的にはライブ観たら不仲説は一掃されたよね。



 

 

あまりこの話を深くしすぎると、ボケかツッコミか論争に入っていってしまうので深入りは避けたいと思いますが、個人的にはこういう二元論ではないところがアイドルデュオの関係性であり、立ち位置右とか左とか決めてかかってはいけない、と思っている。えっ今まで切れ味鋭くツッコミまくっていたの、あれ全部…えっマジで…みたいなことをガンガン起こしてくる二人なのだ。是非このブログの全国2名の読者の皆様には、実際どうなのかって所を確かめていただきたいと思う次第である。





小林瑞希さんはどちらかというと、舞台上で出せる100%は惜しみなく出し切りたいタイプだと超勝手に思ってるんですけど (今日はこのブログ、やたら主観的な記述が多いな)、そういうところも甘酢朱里さんと相性が良いかもしれないなと…そんな二人を11月4日の周年ワンマンでは絶対にもっと上手く撮れるようになっていなければならんな。