最近アイドル論とかアイドルオタク論とかを目にする機会が多い気がする、

たぶんコロナ禍の中で、早く前みたいに応援したいとか、その思いが一周してどうして俺はアイドルを応援してたんだっけとか、なぜ応援したいのだろうしたくなるのだろうという気持ちになるくらい季節が巡ってしまったからなのだろう。


今に至るまで自分なりにいろんなアイドル論を読んだりアイドルソング評を見たりアイドルソングを聴いたりしてみたし、地下しか知らないけれどオサカナ以外の現場にも行ったりしてみた、そしてそれによってsora tob sakanaとはなんだったのでしょうという疑問は自分なりに明らかになるかもしれないと期待もしていた、だがその疑問はまったく今もわからないままほとんど変わっていないのですけれど、
自分なりのアイドル論は見つかってきていて、

それは一言で言えば才能の爆発、その目撃と共有、ということなのではないかと。


才能の爆発とは、わかりやすく具体例をあげればつまり、


migma shelterブラジルさんのエリザベス1世であり、
 



諭吉佳作/menさんの大トロ・インターネットであり、
 



山崎愛さんの今日たべなのだろうと思う。
 



まあ例として引用しやすかったからブログを挙げてしまったのですけれど、なんというかこの三人ともブログで至極一般的な話をしているにすぎない、しかしどうですか、この才能の三者三様の爆発ぶり。私はアイドルやっているというだけで、尊敬つまり尊び敬いたいという気持ちにとらわれるが、そればかりかブログにまで押し寄せる才能の波よ、


migma shelterといえばサイケデリックトランス…としか捉えられていない方、あるいはサイケデリックトランスには興味がないが世界史は好きな方、さらには私のように世界史1ページも勉強してこなかった人間まで、このブログは実にブラジルさんの魅力が伝わってくる、個性が発揮されているものだと私は思います。ここでエリザベス1世を推してくる信頼感というのでしょうか、理解の深さというかオタク心理わかってるよな感、ミシェルやブラジルさんのファンは幸せだろうなと思う。


諭吉佳作/menさんは音楽家でもあり文筆家としても活動されているほどだからブログの文章だって例えば担当編集さんからすれば、あなたの文字はお金になるのにブログにしてしまうには勿体ない才能の無駄遣いよ!と思われてしまっているかもしれない(想像)、しかし有料コンテンツだろうが無料だろうが関係なく間違いなくここにあるのは才能の発露(それも爆発的な)であり、それを表舞台で披露してくださることは私にとってのアイドル活動そのものであり、
話は飛びますが崎山蒼志さんとの共作は私の乏しい音楽リスニング経験上もっとも好きなデュエット曲で、もっと言ってしまえば崎山蒼志さんよりも諭吉佳作/menさんの方がシンガーとしては私は好きで、
 


話を戻すと諭吉佳作/menさんご本人はそう思っていらっしゃらないけれども私からすれば十分アイドルに近い、というかなんだろうな、アイドルと名乗りその世界に足を踏み入れたが最後、やめるまでアイドルとして生き抜かねばならないその覚悟と矜持はあるのか的な、なんかそういう一線を超える部分があるかどうか的な違いがアイドルにはあり、逆に言えばそこがあるかどうかだけなのかもしれないとふと思ったりした。


ところでたまたまこのブログを書く前に私は星優太さんのポッドキャストを聞いて、

 



ああこれは私は知ってる、山崎愛さんがInstagramのストーリーで質問に答えてたから、と思った。




それがこれ、私はこの質問と回答にはずいぶん救われたというか、実に深いというかどこまでもあまりにも深い知見だなあとつくづく思った(山崎愛さんに限った話ではないけれど)、
ストーリーで流したはずのものをここにこうして切り取って貼ることの愚かさについて私は未来永劫非難され罵られて然るべき(しかも私がした質問でもないし)(救いようのない完全な悪だな)だと思いますが敢えて書いてしまいますが、この「推しの推しは推しではない」とすることの相互理解は極めて重要だと思う、人間社会において。
もちろん推しの推しも積極的に推していきたい派の人を否定するものではないが、推しが推しの推しを推すことに関して表明することの重要性、事の深さを私は申し上げたい。強調したいのです。


そして最後に、アイドルしかやったことのない人間になれない、と絶望することについてはそれは無意味であると、私はまず諭吉佳作/menさんに申し上げたいです。思うにアイドルしかやったことないと名乗りさえすればアイドルしかやったことのない人間にはなれる、簡単なことで諭吉佳作/menとは別のアカウントを作ればいいだけの話さ、




とにかく要するになんだか星優太さんの毎日やってるポッドキャストと、たまたま偶然今気づいた久しぶりの諭吉佳作/menさんの書いたブログは同じ日に同じことを言っているような気がする。これは衝撃的に奇妙なことのような気もするしそうではないかもしれない。

けれどもここから先、はっきりしていることだけ書きますけれども、星優太さんがかつて言っていた通り

 



sora tob sakanaの4人がそれぞれソロアーティストになったらワクワクが4倍!という話で、みんながそれぞれ今を生きていて、今はアイドルではないから舞台の上ではないけれどそれでもどこかで間違いなく才能を爆発させているであろうこと、そして、
アイドルをやったことがあってもなくても、アイドルになることって可能だしそういうことが起きる世の中であってほしい!!
また才能の爆発が見たいんだとにかく!!!!