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リリイベにラジオに、リリース週はとにかく忙しすぎって感じだが、ありがたいことに今はリリイベも配信だし後から観られるので、一般の音楽好きにsora tob sakanaがライブまですごいってとこまで是非届いてほしいなあ。と、思いながら、キモいブログ書いてるのは逆効果だべなあと自覚を新たにして改めてちゃんと書こうと思う。



今更ながら先週の横浜の公演について書きます。

 




この1000CLUBというライブハウスはその名の通り1,000人キャパのライブハウスで、もともと「DMM VR THEATER」があった場所だった。

ここは4月末に惜しまれつつ閉館したのだが、ここでのsora tob sakanaのライブはTONTONさんのVJと融合する、まさに唯一無二の公演だったようだ。

 

 

 

ようだというのは残念ながら一度も行くことができずに終わってしまって、特に1月19日の公演は発売後即完売だったと記憶しているのだが一度観てみたかったな~映像化されないものでしょうか。。

 

ということでこの1月19日、オサカナが実質的に最後の公演を務めた形になったみたい。

 

 

 

そしてこの1000CLUBが跡地に新たに完成したのだが、本来8月6日にこけら落とし公演として配信ライブがあるのに先立って今回のオサカナ公演が組まれたようだ。

(余談ですが今ライブハウスを新しくオープンする勇気って相当すごいと思う)

 

個人的にも来たかった会場が、生まれ変わったところへすぐ来られてうれしい。

というか私は後半の3回目と4回目公演に当選させていただき、前半をライブ観戦しつつ後半から入らせていただいたのですが、以下1回目から感想を書いていきます。。

 

 

その前に全体的なことを先に書きます。

SEは『海に纏わる言葉』と『whale song』が交互に使われる特別な一日だった。

この日は何せ6曲×4回公演、しかも前日はクソ暑い千葉の野外公演だったため相当心配されていたが、終わってみれば(相当大変だったと思うけど)全然大丈夫で、オサカナはパワプロでいえば「尻上がり」タイプだな~と思った(イニングが進むほど調子が良くなっていくピッチャーのこと)。

 

 

1回目は『Lighthouse』の開幕と、『信号』明けの『乱反射の季節』が最高だった。すいません乱反射大好きなもんで1回目から乱反射くるか~~!!と思ってしまいましたがとにかく乱反射が聴けるのは無条件でうれしい。

 

トークパートでは森谷一貴さんが登場。ガチのオサカナファンぶりが伝わってきて凄いトークだった・・・!!オサカナのパフォーマンスの好きなところは?と聞かれて、一曲ずつ挙げると全曲みたいになっちゃうんですけど・・・っていうのを全曲ぜひ聞きたいしぜひオサカナを取材に行く人はまず森谷さんのところに行って取材してください。

 

2回目の『シューティングスター・ランデブー』は先ほど書いたVRシアター仕様の、3人の振付にぴったり合ってるタイプで、曲調と明るい表情も組み合わさってとても良かった。さらにMCを挟んで『tokyo sinewave』。これはもう凄すぎで配信でも釘付けになって引き込まれた。3人の動きがまずピッタリな上に、VJがそれに完全にシンクロして、歌唱の音楽的表現、効果的な照明やカメラワークといった演出が組み合わさり、舞台芸術としての完成度が圧倒的だ。こういうのを後世に伝えるべきなんじゃないのか。ここから続いて『信号』につなぐセトリも素晴らしい。

 

その後のトーク・・・の前にはけるところで、あいさつもそこそこに突然ダッシュで退場していたが、これは何かサインプレーが行われる予定だったのだろうか?(笑)

そして庫太郎さんのトークがスタート。緊張した様子の庫太郎さん、真面目な感じと低いトーンが素敵。風花さんがなんと庫太郎さんと恋バナ!?という展開もあり、庫太郎さんの好人物ぶりがよくわかる回だった。この話を聞いた以上「ポテトデラックス」は何としても食べねばなるまい。




 

会場入りしまして3回目。今回設置された配信限定舞台袖カメラは、神﨑風花さんがビシバシ「配信固まった芸」を繰り出していて特にこの3回目はすごいですね。しかし客席は知る由もなく。

一曲目いきなり『新しい朝』。これ音源では小中学生っぽいというか、ちょっと無理してアイドルっぽい歌にしたなみたいな印象を持っていたのですが、もうこの日はバチバチにかっこよく別の曲みたい。山崎愛さんの「起きろーーー!」に会場全員の心が持っていかれる。さらにマイノーツさんこと『My Notes』が続いてこれはレア曲ブロックが来てしまったようだ。山崎愛さん生誕祭で久しぶりに披露したこの曲が今日もバチクソかっこよく仕上がっており、『新しい朝』で軽くミスった?以降、メンバー同士のアイコンタクトで出る笑顔がこの曲でも客席からも見えて、ステージはとても良い雰囲気。

 

さらに『帰り道のワンダー』まで来て、いやーライブで聴けてほんと最高です。という前半ブロックが終わり、後半は『信号』『Lightpool』『夜間飛行』。

当日は山崎愛さん推しカメラ状態だったので気づかなかったが(何)、『信号』の寺口夏花さんと神﨑風花さんの表情ももの凄くいい。2番の山崎愛さんの歌う“想像をやめてしまえ”の歌詞のところがこの曲の最初のハイライトだと思っているのですが、配信で観たらここの二人の表情がすごかった。本当に曲の世界の再現度がすごいでしょ。

そして『Lightpool』のかっこよさ。必死に手拍子をした。ラスト『夜間飛行』のエモさ。私は古参ではないからソロダンスの頃を知らないけれどとにかくかっこいいよ。ほんとライブ来られてよかったよ。

 

トークではリンタロウさん。ざっくりまとめると、よりサイコパス疑惑が深まったというか確定したというか。。

もちろんそれだけではなくて、メンバーの自然体の魅力が素晴らしいという話には本当に同意。ぶれない夏花さんのコメントにはさすがに客席も笑わずにはいられない。愛さんはさっきより良い言い方を探す姿が本当に真面目だ。

 

ということで3回目が終わり一度そそくさと退場。ちなみに3回目の時にみずからチケットをもぎる際、間違えて4回目のをもぎってそのまま入場してしまい、席を間違えた上にスタッフさんにご面倒をおかけしてしまい誠にすみませんでした。

 



 

4回目は開幕『信号』、そして『knock!knock!』、『秘密』。すごくステージが高い中、この4回目が後方の絶好席をご用意いただき、ステージ奥にある照明にちょうどステージレベルくらいの客席の自分がなぜか照らされている感(自意識過剰)がある中、声は出せないけど盛り上がった。

MC明けの『魔法の言葉』は、この前のamiinA2マンの日の雨の渋谷を思い出して、この曲は歌詞に雨と入ってるけどMVも雨の渋谷だったんだよねとか言いたい気持ちになりながら、優しい歌だなと思いながらステージ上を見つめた。

ラスト『ribbon』で

“その列車に乗ったなら きっと もうこの場所には戻れない” “柔らかいベッドじゃ見られない夢” “「今じゃなければ」なんて 馬鹿みたいでしょ?”の歌詞それぞれを歌うそれぞれのメンバーの声が突き刺さる。

 

最後のトークは佐藤香さんと鎌野愛さん。鎌野さんの「初めて会ったときは愛ちゃん小学生で・・・」に照れる愛さん。佐藤香さんが見に行ったのがMARSの1stワンマンと聞いてえ~っとなるメンバー。ほんとメンバーも可愛らしいしバンドメンバーさん全員古参のファン(笑)で素晴らしいなあ。。

 

私個人的にはこの日一番ナイスだと思ったのが鎌野愛さんのコメントで「オサカナちゃんたちの歌が、半年おきにバンドセットでやるたびに上手になって感動してた」のところ。客席で壊れた人形みたいに首をコクコクいたしました。さらに照井さん「(初顔合わせの時の一回だけオサカナを指導したという)ボイトレの先生(鎌野さん)から見てどの辺が一番変わった?」に対して「ただ音程をおいてたような感じから、つながりのある感情の入った言葉になって、とても素敵だなと思いました」(正確じゃなかったらすみません)と、ずっと聞きたかった質問と答えを聞くことができて最高だった。





最後に、9月6日に向けて、佐藤香さん「後悔しないように、楽しくステージに立てるように」鎌野愛さん「オサカナちゃんたちが楽しんでもらえる一日にしたいから、そういう演奏をしたい」とコメントした後の、

山崎愛さんが語った言葉


「最後まで楽しく、自分が満足できるように」


とにかく絶対それを願っているしそうなるように、最後の日の最後の瞬間まで応援し続けます。