何かでふと、ふらぷろ生のブログを見て。
そういやオサカナメンバーも書いてたんかな山崎愛さんが入る前とか…おおあるやん…と思って開いたんだけど
 
全然キャラ違(゚Д゚;)くないっすか
 
まあ今との文体の違いは置いといて、パラパラ拝見しただけでも…スペルミスとか文法が変とかほぼなくて、見た目はあれですがザクザク読めて続きが気になる目を見張る文章力である…。そして日記として完璧な内容だし、、
 
っていよいよブログジャンルがアイドルファンに変わってしまいそうなのでこの辺にしとこうと思うけど、山崎愛さんはこの時点で少なくとも超高校級だろ。最初は年齢詐称かお母さん代筆かと疑ったがちょっとそういうレベルじゃない。と、11歳当時日記をやたら先生に褒められ学級便りに全文掲載されたりしていた私が圧倒的敗北感を覚えたのだからたぶん間違いない。
 
こんなブログを連日書いたふらぷろ生は後にも先にも山崎愛さん一人だけだろう。(ごめんね他の方のまだ拝見もせずに)
 
つまり先日のアコースティックライブの時に愛さんが言い放った「私勉強しないので。」という一言についてそこに何の驚きも感じなかったが、改めてやっぱり何の問題もなかったことがわかった。たぶん年々授業のレベルの低さに辟易していて勉強は新年度始まる時に教科書パラパラ…と見て終了。試験勉強も五分前に範囲確認程度にパラパラ…で終了。テストは寝てても逆に間違える方が難しい。という感じだろうな。
 
一応フォローしておきますと神﨑風花さんは皆様ご存知の通り間違いなく優等生なので照井さんも心配していなかったし、寺口夏花さんは山崎愛さんとは別の、ちょっと私などには考えが回らない角度から鋭く真理を突く内容があったりして、別の面で凄くおっとそろそろ本題に行かないと…
 
さて、
『ありふれた群青』は、2019年3月13日発売のメジャー1stアルバム「World Fragment Tour」の8曲目に収録されている曲。
 
この曲はsora tob sakanaの中では珍しく、至極オーソドックスな、ありふれたバラードって感じの曲のように聞こえる。
全然変態なリズムは出てこないし、爆音の低音でもない。
照井さんの書いた普通にいい曲である。
 
そこで改めて詩だけ見てみると、これがもう照井さんの作詞家としての才能、態度、妥協のなさに感嘆してしまう。
一番の歌詞も二番の歌詞も丁寧に紡がれて重ねられていて、しかも同じワードのところで交差するようになっている。実に仕込みが細かい。
 
そしてそれが歌になると、歌詞から読み取る以上のニュアンスというか機微まで伝わってくる。たとえば「早く気づいて」という歌詞は別に私が昨日書いた早く気づけ世間という意味ではもちろんなくて、自分からは言えない気持ちの表現だってことがはっきり感じられる。
 
また個人の感想に走ってしまったけど本題のオーディオ的観点では、重要なのは一点に尽きるように思われる。
それは歌が全編ソロ(か、+ハモリ)となっていること。
ユニゾンが綺麗、という評価はそれまでもあったと思うが、この曲ではそれを封印してメンバーはソロの歌の魅力に挑戦し、照井さんも変態な曲は封印して普通に良い曲を作ることに挑戦した曲といえるのではないか。
 
※重要でない扱いにしてしまいましたが、もちろんインタビューでも触れられているドラムの伊吹文裕さんとか、楽器隊のメロウな演奏ももちろん素晴らしい。でもそれも全て歌のための伴奏。この作品の一番の聴きどころは絶対に歌です。
 
だからアルバムの中では一番普通な落ち着いた曲として後半最初の曲みたいになっているが、この時点のsora tob sakanaとしてはとてもチャレンジングかつ手応えを得られた曲だと思うし、ライブの方が断然いい!!ということは、とりわけ先日のアコースティックライブを聴かれた方なら共感してくださることと思う。