【色のお話】蝋梅の花の色

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満月まい(みつづきまい)です

 

最も寒い時期に香高く咲く蝋梅(ろうばい)

どこからとなく甘い香りがしてきます

花の少ない1月~2月頃

「淡い黄色」の小花を枝の先に咲かせ

葉は花の後に芽吹きます

 

蝋細工のように「淡い黄色」の花びらが特徴です

 

江戸時代初期、中国から渡来したので

唐梅(からうめ)、南京梅(なんきんうめ)などと呼ばれました

 

本当は梅の仲間ではなくロウバイ科の植物です

 

実は梅も中国から伝来した木なのです

 

それは奈良時代以前のことだといわれていますから

江戸時代ともなるとすっかり日本古来の木と思われていたのでしょう

 

その後日本からヨーロッパに輸出されたので

蝋梅のことを英語ではJapanese allspiceというようです

 

蝋梅の原産地である中国では

梅、椿、水仙とともに「雪中の四友(せっちゅうのしゆう)」として親しまれてきました

 

【雪中四友(せちゅうしゆう)】

雪中四花とも呼ばれる蝋梅(ロウバイ)、玉梅、茶梅、水仙の4つの花を指します

どの花も白い雪が似合う春の花です

玉梅は、白い梅の花のこと

茶梅は山茶花(さざんか)を指します

 

冬から春の季節に見ておきたいお花です

黄色い花を見るともうすぐ春がくると思いますね

 

【ロウバイの種類】


単に「ロウバイ」というと花の中心の花被片が赤紫色のものをさします
落ち着いた雰囲気があり、「和ロウバイ」とも呼ばれます


「素心(ソシン)蝋梅」中心も黄色です
基本種の「ロウバイ」と異なり花全体が黄色です

「素心」とは花弁から芯まで同じ色の花であることを意味します


「満月(マンゲツ)蝋梅」中心に薄く赤紫色が入ります
ソシンロウバイの変種とされ、内側の花被片がうすく赤紫色に色づきます

ソシンロウバイよりも色が少し濃く、花も一回り大きいです


「福寿(フクジュ)蝋梅」濃い黄色で花弁に幅があります


花被片に幅がありふっくらとした丸みを帯びています

また花色もはっきりとした明るい黄色でより華やかな印象です


ロウバイの花言葉は「慈しみ」「ゆかしさ」「先導」「先見」です

 

埼玉県では
智光山公園/長瀞宝登山などで見ることができます

 

あなたの街のロウバイはどこに咲いていますか?

 

今日は季節の花『蝋梅の色』についてでした

 



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