【色のお話】目にやさしい色『緑』
カラーMステーション
カラーコンサルタント
満月まい(みつづきまい)です


光の中の青色と赤色は葉っぱに吸いこまれ
緑色の光だけ通りぬけるから
葉っぱは緑色に見えるんです

青色と赤色の光を吸いこむ物質の名前は
「クロロフィル」
光から栄養を作っているのです

光合成で吸収されない緑色の光だけを反射しているからです

植物には光を吸収して光合成をするための
「葉緑体」という器官があります

その中に「葉緑素(クロロフィル)」という色素があります

その色素は太陽光に含まれる赤色光と青色光を吸収し
残った緑色光は吸収されずに反射されます

人間の目には光合成で使われずに反射された緑が植物の色として見えているのです

今、まさに紅葉シーズンですが
秋に紅葉するモミジやカエデなど
落葉する葉はもう光合成をする必要がないので葉緑素が分解されてしまうのです

今日のお題の緑は目に優しいのです

スペクトル…白色光を虹色に分別したもので人の目で見える領域を「可視光線」といいます

太陽光を波長の長い順に並べた「スペクトル」といわれるものですが
緑色の波長はちょうど中間くらいの位置にあります
緑は中波長といいます
人間は目のレンズで光を屈折して色を見ていますが
長波長の赤を見るにはレンズを厚くし
短波長の青を見るにはレンズを薄くしなければならないのです
その分目に負担がかかります
しかし!!!
中波長の緑は中間の位置にあるためあまり目に負担をかけずに見ることができます

ということで緑は「目が疲れにくい色」なのです

ビリヤード台や黒板が緑色なのも、これが理由です

安全・防災といえば
駅やビルなどでよく見かける「非常口」のマークがありますがなぜ緑色なのでしょうか?
緑は火災時に炎の赤に対して最も目立つ色だからなのです

「補色」という言葉があるのですが
赤と緑が補色関係にあることを利用しているのです

色で目の疲れを癒やす
緑を見ると目にやさしいのです

今日は目にやさしい『緑』のお話でした

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