カラーラボ33「平成大和なでしこ塾」応援してくださっている講師花柳廸薫先生のご活動
アップ


$colorlab33のブログ


音譜NPO 紫薫子の会 「和守プロジェクト」 ~日本の伝統文化をつたえる~音譜


茶道体験

$colorlab33のブログ



きょうの学び!

金子先生 中村先生 大林先生
ありがとうございました。


~裏千家茶道入門~

まずはいりかたから。
部屋に入のは、陰陽に則り、陽である右足から。
引戸の場合
右手で少しあけ、右手を上にすべらし、おしひろげ、左手で空けきり、入室。
襖も同じ。(襖はあけたあと、下にすべらす)

※花柳先生談
「日本人って本当に相手を立てる、思いやり文化。入りますよ、入っていいですか、本当にはいりますよ?と三段階にお知らせする意味なのよ」

ごめんください、とお声掛けし、玄関に入る。
戸は右手逆手で引き寄せ、真ん中にきた正手で、指はさむぎりぎりまで寄せ、
そこで左手でかかり手でパチンと閉める。
(軽く音をたててよい=はいりましたの合図。)

つま先を部屋奥にむけ部屋にあがり、くるりと向きを変え靴(草履)をそろえる。
後からくる人のために、靴は角によせる。

和服に着替えて、新しい足袋にはきかえます。
洋服の場合、長いマキシスカートがベストとのこと。
(>_<)膝だし厳禁、しらなかった、失礼いたしました(;_;)


八畳広間へ入るとき必ず右足から摺り足ではいります。
手は腿の横へ、背筋よくし、肩甲骨を引き寄せ、丹田にぐっと力をいれ、
美しい姿勢にて。
半畳二足、なので畳みのふちギリギリに左足つま先つけ、右足で踏み込む。
(畳の縁は、昔は家紋だったので、けして踏まない)摺り足ですすむ。

退出は逆足で。

みなさんと並び座ります。
半畳に一人なので、畳み一枚にバランスよく二名ずつ、和服で静謐に座ってるだけで美しいです。

ふくさ、懐紙を懐中に入れ、小さな扇子を、畳の上の縁から数え一目と二目の中間に置き、十六目に正座します。

正座は両膝拳ひとつ分あけ(着物だと見苦しくない)、つま先の親指を重ねる。
たまに組み替えると痺れない。

まず、一人ずつ床の間にご挨拶。お辞儀は真、行、草とあります。
つぎに、右端の方が、扇子を前におき、前方へにじり進み、
また扇子を前におき、にじり寄り、畳み縁まできますと、
爪先たて、右、左足とたて(?要確認)たちあがり、摺り足で床の間に正体し、真。(指先揃え、両手べったりつけて深いお辞儀)手をつけたまま、掛け軸を見、花、香合をみて、また真して退出。

掛け軸は、家元の御名代。今日は「和敬清寂」
花は、竹の花器(11~5月)虎の王の紅葉と野菊。
香合は、織部の結。
お香は、茶道では11月が正月とする(新茶にあわせて)ため、めでたい瑞雲や早雲などを用いる。

一人が挨拶終わり、立ち上がると同時に控えていた人もあわせて立ち上がり、次の所作にうつる。静、動が美しく、雅やか。

みな終わるとたちあがり、お点前される一畳を囲い、コの字型に座す。
扇子は、右手にもったまま、右後ろへ美しく円の動きで後足先へ置く。後ろみないでも取れるように、手の感覚を覚えておく。

和菓子は紅葉にみたてた素甘。
盆をもち、運んでくださるので、左隣の方に、「お先に」といい、
盆を持ち上げ拝礼し、手前に寄せる。
懐紙をとりだし、並べてある上の方から一つとり懐紙にのせる。汚れた指は懐紙の角をめくり、ふく。
次の人へ「どうぞ」とまわす。位置はかならず、畳の縁の上へ。
最後の方が揃ったら、懐紙をもちあげお菓子を左手でおさえながら、
右手でちぎるか、楊枝で切り、一口大にしてから、手でいただく。
懐紙を下からめくり、四つ折にして畳み、懐紙の束のうち側に入れる。
(あとで使う)

次にお茶が運ばれてきます。
今日は御薄茶、松の白。

お茶碗を右手でとり、左隣りの方との間におき、
まず左隣の方へ「お先に」右隣の方へ「御相伴いたします」
お茶碗を右手でとり、左手の平へおき、二回まわして模様を左手へずらし、
右手で椀を包むようにもち、一口ずつ、味わいつつ、三、四口でのむ。
最後の泡は音をたててずっ、と引き込み、残さない。
飲み口を右手指先て挟み左から右へすべらし、そのまま人差し指ですべらし戻る。
(なんて美しい~!)
先程の懐紙をとりだし、指先を拭き、残りの泡に押し当て、吸い取る。
(懐紙はまた懐中へ)
両膝を腿につき椀を落とさぬよう、拝見する。

下げにいらしてくださった方に、「結構なお点前でございました」と言う。

扇子をとり、たちあがり、退出は左足から、縁も左足で踏み越し、美しく去る。



$colorlab33のブログ

貴重な体験、ありがとうございました。


八畳広間が完成された宇宙空間のようでした。
日常生活からきりはなされた聖域、まったく異次元。

あのせまい空間で美しい感動を呼び起こすのは、
無駄な動作をすべてそぎ落とした究極のシンプル美なのだと、
千利休のめざしたストイックな美が芸術に昇華されて
それが今に未来に継承されるのだとおもうとほんとうに素晴らしいです。

たくさんの日本の子供達に体験してほしいです。

次回いきたい方いらしたらぜひ 無料体験
カラーラボ33のHP問い合わせにて。

http://colorlab33.com