こんにちは。ピカソプロジェクトの脇田真紀子です。
今回も、ピカソプロジェクトの「お絵かき工作定期便」を受講してくださっている皆さんからいただいたお写真を使って、【ほめ】について考えていきたいと思います。
私たちの【ほめ】というのは、前回最後にちょろっとお話ししたんですけれども、
『見たものを見たままに言う』、『感じたことを感じたままに言う』
それが、私たちのほめのやり方なんですね。
今回はコレ。
「細かいっぱい模様賞」
今日は、これで【ほめ】というものを考えていこうと思います。
例えば、私がほめるとしたら・・・ちょっとやってみますね。
・これ、ペンで塗ってるのかな?ペンだよね。
・線で、縦縦横横ってしてくれているところもあれば、縦横斜め斜めってしてくれているところもある。
・おんなじ青でも、めちゃくちゃ濃く塗ってくれているところもあるし、柄が良く見えるようになっているところもある
・フクロウさんのほうは、一つの羽はたてに3つに分割されて、色が違うね。
・くちばしはしっかり塗り込んである。
・おさかなさんは、三角とか丸とかいろんな形が入ってるんだ!
・緑色の線がいっぱい描いてあるし、紫色の線は上の方はいっぱい描いてあるけど、下の方はせんが大きくなってて、なんだろうこれ、柄みたい。
・しっぽのところは、いろんな色の水玉だったり、緑色の水玉だったり。
・しっぽの中の方は、赤で縦縦横横、長い線を描いてくれたんだね
こんな感じです。
本当に、絵をじっくり見て、見たものを見たまま伝えているだけなんです。
これが、ピカソプロジェクト流のほめ方です。
こどものことを持ち上げてないじゃんあえぴるのがな思われるかもしれないんですけれど、持ち上げる必要って全くないんですね。
見たことを見たまま、こどもがしたことを見つけて、そのままこどもに伝える。
これが、ピカソプロジェクト流のほめ方です。
(本当に辞書のとおりだよね)
いや、でもこの子・・・ずっと作品を見ちゃってるんですが、頑張ったなぁ、何本くらい線を引いたんだろう?面白いなぁ。
例えば、このおさかなさんのしっぽのところの赤い丸とか黄色い丸とか、一緒に数えてみても楽しいかもしれないですよね。
そんな風に、もう何度も何度もお伝えしていますが、見たものを見たままに伝える。これがピカソプロジェクト流のほめ方です。
じゃあ、代表の奥村がどんなふうにほめているか、ちょっと読んでみますね
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インスタから
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これが、奥村のほめ言葉です。
「上手」「すごい」っていうよりも、結構労力使うんですよ、ちゃんと見なくちゃいけないから。
でも、「上手」「すごい」って、作品を見てなくても、ぶっちゃけ言えちゃうじゃないですか。
なんなら、豚カツ揚げながらでも言えちゃいますよ、「上手」「すごい」って。
(豚カツって・・・まあいいや)
でも、ピカソプロジェクト流のほめ方「見たものを見たまま言う」っていうやり方だと、片手間でほめられないんですよね。
本当に、こっち(大人)も、どれだけ見つけられたか勝負じゃないですけれど、本当にじっとみて、こどもたちの頑張りの痕跡を見つけていく作業です。
なので、大人も頭を使わなくちゃいけない、でもその分、こどもも喜んでくれる。
それが、ピカソプロジェクト流のほめ方です。
ということで、今日もご視聴いただきありがとうございました。