アメブロさん、ご無沙汰しておりました。

 

投稿していなかった間は、

主にキャリアコンサルティングを軸とした

企業領域における人材開発支援を行っていたり、

企業内キャリアコンサルタントの育成に関わる研修や試験などを

独自に開発、実施していました。

 

ところが、流されるような日々を送る中で、

文章を書くという作業から少し離れてしまっていることを自覚し、

改めてブログを書くことに関して考える機会がありました。

 

 

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ブログを書くことの目的や効果には、どのようなことがあるでしょう?

読者をたくさんつけて有名ブロガーになり商用として活用し、

稼げるようになることでしょうか?

それとも、会社や個人のサービスなどを宣伝する媒体として

活用することでしょうか?

自分に溜まっている思いや感情を吐き出すものとしての活用でしょうか?

 

人により目的や狙いは千差万別でしょう。

今回は、企業内キャリアコンサルタント/ライフキャリアコンサルタントの目線で

キャリアやライフキャリアを考える時に直面することが多い

「個人の成長」という観点から考えたいと思います。

 

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「成人発達理論による能力の成長」(著:加藤洋平)によると、

私たちの能力が思っているほどに高まらない原因として、

「知識の圧倒的な欠落と言語化の鍛錬不足」が挙げられています。

 

何かスキルを身につけるための勉強を行う際、

まずは関連書籍を読むことから始められる方も多いでしょう。

そして、向上心が続く方は、

そこからインプットした知識を実践に移すこともあるでしょう。

 

そこでどうでしょうか?

自分のスキルや能力が高まったという実感はもてるでしょうか?

恐らく、本当の意味では実感できていないのではないかと思います。

 

実践する中で得た自分の経験や考え、感情などを言語化し、

それを一連の流れとしてつなぐ(ストーリーをつくる)ことにより、

初めて自分の血肉となりスキルや能力として身につくのだと思います。

 

 

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私がキャリアコンサルティングやカラーセラピーなどのセッションを行っていると、

漠然とした不安やモヤモヤを抱えるクライエントの方が非常に多いです。

これは、身体感覚や感情を言葉にできていないことによるモヤモヤとの同化により、

得体の知れない不安に襲われてしまっている状態の方が多いということです。

 

 

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キャリアコンサルタントは様々なキャリア理論に基づく関わりによって、

カラーセラピストは色彩心理を活用した様々なツールを媒体とすることによって、

クライエントの方が抱えるモヤモヤを顕在化し、

言語化する支援を行います。

 

クライエントの方にとって何かをアドバイスしたり教示するようなことは、

基本的にはありません。

なぜなら、クライエントの方にとっての答えは、ご本人の中にしかないからです。

言い方を変えると、答えはあなた自身の中に必ずあるということです。

 

以上のように、ブログを書くことは、

日々の思いや感情、経験などを「言語化し関連付け、ストーリーをつくる」ことになり、

自分の能力の成長を自ずと図ることができる有効なツールだと思います。

なんとなくブログを継続しているみなさんも、

そのような目線で書いてみると、ハリが出るかもしれませんね。