赤い宇宙の蛇の日。

箱根駅伝の復路で涙したあと、ちょいと一人でおでかけ。

かおるさんにいただいたチケットで「草乃しずかの世界展」へ@銀座松屋。
大天使ザカリエルカラーの鳳凰がお出迎えです。


その圧倒的な美の世界に飲み込まれるような時間でした。

小さな一刺し一刺しが、宇宙を紡ぎ出していく。

草乃さんの刺繍への情熱は「命」から生まれています。
祖母へ、両親へ、義母へ、そして311に翻弄されたすべての人へ、
それぞれの命に向けられた愛が、小さな一刺し一刺しになって
繊細で壮大な世界を作り上げます。


まさにマゼンタの世界です。

きっと、神がこの世界を創り出すのも同じ。

『神は自身に似せて人を創られた』

私たちはそれぞれ一人一人が主観の中で世界を創り出している。
世界の形は一つではない。
自身の目の前に広がっている世界は、自身が創り出したもの。

宇宙  : 存在、持ちこたえる、超える
赤い蛇 : 生命力、生存、本能


赤い宇宙の蛇そのものを受け取ったようです。


そして、草乃さんのセンスにも感動です。

ボタニカルアートが手刺繍で表現されているなんて。

ショウブの間をたゆたう水のうねり、銀糸で描かれた夏の陽を反射するヒマワリの葉、鹿の子模様をあしらった桐。

・・・余韻に浸りながら、マゼンタ色のベリージュースをいただきました(*^^*)