{28F062DA-518B-4503-9323-FD0C37F72376}

まさか、こんなすごいところで、写真に収まるとは思わなかったのですが…

山の中の水源地にある、知る人のほとんどない「森のマリア様」
名前がついている訳ではないのですが、

木の穴の形がマリア様のようで、写真を見た方もびっくりなさるので、

ここでは、そう呼ばせてもらうことにしました。


そして、

「森の神様」

{69B9E5D3-7080-47EA-8049-3396DFCD3A6C}

林野庁に指定を受けた名木。
すぐ手前まで車で入れます。
広場になって見やすくなっています。


どちらの木も桂の木。
まるで、陰陽のような二本の巨木にたまたまお会いできたのも、不思議なことでした…



☆今までのお話

エピローグ・奈良の飛鳥から始まった「東川スタイル」の本まで出ている東川町への旅→こちら

①ノープランなのに、みなさんのおかげで充実。遊水公園の水神さまのお話→こちら

②「大雪山の父」小泉秀雄や牧野富太郎など、お宝発見の大雪山ライブラリー→こちら



ということで、今回は大雪山ライブラリーからの続きのお話。

{6FC0535A-8BF9-4342-AE84-8AFD46FFF3B8}

小泉秀雄氏の絵を見た翌日、
大雪山旭岳で、奇跡的なお天気で姿見の池に行けたことは次回まとめますね〜


前回のお話の中で、土曜日はオルゴールと聴いてた私は、ちょうど本返せるので、大雪山ライブラリーへまた行くことに。

オルゴールを聴くので、コリンさんも聴かせてあげようと、ザックの中にお供に入れて♪

で、行ってみるとセンターは、有名歌手さんのコンサートで続々人が!

あら!っとライブラリーに入ると、オルゴールは奥に置かれ、イベント用グッズが並べられてました。

そう、いつものおっちょこちょいで、
土曜日って、来々週の土曜日だったんですよ〜
(^^;)

でも、ちょうど、小泉さんの研究者清水さんもいらして、

前日の旭岳の件をお話したり、

「牧野植物図鑑の謎」の感想をお話できたりしたのですが、

この本に出てくる、二冊の植物図鑑の現物が〜!!

「あるよ!」ってあるのがすごい。
初版ではないですが、
昭和初期の分厚い大図鑑が二冊(๑˃̵ᴗ˂̵)

お〜☆と盛り上がり、また仙人のような清水さんの学の深いお話を聞いておりますと、

そこにまたお一人男性が、植物画の展示を見に来られました。

ガッチリした風貌のその方も、だいぶ山にお詳しいようで、

まあまあと席を進められて、三人で、山のお話に♪

その時のお話で印象深いのが、深田久弥の「日本百名山」のこと。

ともかく百名山をコンプリートしようという、ピークハンターが増えて、無理な登山をしているというお話でした。

登山は文化なんだとお二人が口を揃えて仰ってましたが、

山に登ると、天気や地形や、自然やもろもろのことに、知識だけでなく、感性を使って情報を得る必要があるということ。

奈良の時にも書きましたが、修験道も山の行で得たものを人の役に立てていたんですよね。

山に入ることで、人はたくさんの大切なものを学んでいくんだなぁと感心してお二人のお話を聴いておりました。

まあ、驚いたのが、後から来た男性の方が、
長野の数々の山小屋のお仕事をなさったり、

大雪山でもガイドをなさっている山の大ベテランで、数々の経験談のスケールが半端ない。

あの道をそのスピードでとか、そんなに重い物を背負ってとか、

山にたくさん登られている清水さんでも、かなり驚かれてました。

いろんな山話で盛り上がりましたが、コンサートが終わるとグッズの販売で混み合いそうなので、

とりあえずお開きに。

ところが、

その方が、近くにすごい木があって、ちょうど紅葉しているので行くというお話で、

よかったら、一緒に見に行けるとのこと。

ベテランガイドさんのすごい木なんて、どんな木なんだろう♪と思わず好奇心の私と、

なんとなく背中のコリンも行きたそうだし、

連れて行っていただくことに。

少し山道あるとのことでしたが、日も傾いて来てしまうので、

スカートだけど、スニーカーだし、そのまま行きます!となりました。

土地勘もないので、言ってらっしゃる地名もわからなかったのですが、

私の近いの感覚より、けっこう遠かった…(๑˃̵ᴗ˂̵)


{0BAA1735-7605-4583-AF75-CD393B1D41BC}

でも、向かう先に、彩雲が☆

実際はもっと大きく見えますご、左下のブーメランのような雲に虹がかかっています。

吉兆ですよね〜♪


林道を行き、水源地になっているところの奥まで進み、
歩くところまで来ましたが、
道がない!

いわゆる藪漕ぎで、笹やシダを押し分けて進みます。スカートで(笑)

でも、さすがはベテランガイドさん。
歩幅を小さく、歩くところを示しながら、
危ないところは、木の枝をつかみやすいようにしてくださって捕まったり、

安全に進めるよう、しっかりとサポートしていただけました。

いつも持ってらっしゃるという一本の木の杖が大活躍♪

立てたり、引いていただいたり…

この方も「仙人」と呼ばれてる方だったんです〜(๑˃̵ᴗ˂̵)

超豊富な知識と、杖。
山スキーもその一本杖でなさるそう!
食べ物もそんなに食べないと仰ってたから、
ほんと仙人さん♪


そして、森の中の小さなせせらぎを渡って行ったところに、

その大木は立っていました。

{7EF32417-0947-46D7-96D3-61874928A65C}

すごい木なのですが、ガーッとくる力強さというより、静かに佇んでいるけど、そこに神聖な力が宿っている感じです。

あまり時間がなく、写真を撮るだけ撮ったのですが、

木が絡み合っている穴が
最近になって、「あ!マリアさま」
に見えてきたので、

ここでは、「森のマリア様♡]と呼ばせていただくことにしました(^^)

{E4236987-9440-4BC3-9F0A-6A3D8289D666}

上を見上げると、黄色が透けて、
枝の曲線との造形が美しい。

{E7A21546-61DD-49C3-BE38-2A81C9466462}

幹もどれだけの年月で、この形になっていったのでしょうね。

隠された神聖な空間。

時間がなかったので、
「ほら、そこ立って」と穴の中に入って、写真をなんも考えてる暇なく撮っていただいちゃったのですが、

あとで見たら「わ!ここに立っちゃったの〜」
って恐れ多い気持ちになりました(>_<)

ほんの少しの時間ですが、コリンさんも鳴らさせていただきました♪良かった♪

森の中が暗くなってくる前にと、

帰りは焦ってしまい、

木の前のせせらぎを渡ろうと、足を乗っけた岩の苔で、
ツルっ!

ドボ!←水に落ちた音(笑)

片足ズッポリと濡れてしまいました〜

教訓「苔は滑る!」「足は小幅で!」

しっかり教えていただきました。やれやれ…

でも、森の神様が、お水に触らしてくれたのかな〜←前向き(^_−)−☆


{BBBD1036-E94D-4A53-86BA-255C08CA4055}

空が広い場所へ。雲がやわらかく色づいて。

{25B137C8-18DF-442D-B0BB-BF25F36B39EE}

羽のような絹雲♪綿菓子みたい。

{AA8D6319-EAFA-4AD3-8697-3281A2077902}

お隣の絹雲は、かっこいい!


{C7DBD40D-7E31-4881-8558-72167F5370A9}

嵐山から旭川の夜景。真ん中に大きな川が通ってます。

紅葉の景色の良いところ、ガイドブックにはないところ、旭川の良いところ、

いろいろ通っていただきました。
貴重な体験をさせていただき、本当にありがたかったです(^^)



そして、翌日のこと。

東川町のエコツーリズムさん開催の、
サイクリングツアーへ。

すごい紅葉でしたので、そちらはまたまとめますね♪

ツアーはお昼までだったのですが、翌日のフォトトレッキングツアーの下見に天人峡まで行くので、

私たちもよかったら、連れて行っていただけると♪

またまたラッキーなことです☆

天人峡は、今はバス路線もなくなってしまい、
今回は行けないな〜と諦めていたのです。

その途中にある「森の神様」にも寄ってくださるとのこと*\(^o^)/*

{DF5816DD-7B86-4448-9C6D-E383E39BA54F}

{BA70A398-548B-4F46-BF0E-1141BCCD0E49}

{A54AA5C7-2906-44DE-BF1F-3F62AAD8679E}


{E560F2EE-F896-42FD-A855-AE0FB01092EF}

推定樹齢900年の「森の神様」

舗装の車道からもほど近く、少し入ったところです。

周りも広く刈られていて、広場のようになっています。

もともとは、前の木のようだったのでしょうが、
整備され、たくさんの人が訪れるようになりました。

車もすぐそこまでくるし、たくさんの人に触られたりもあるでしょうが、

とってもとっても頑張ってそこにいてくださってる感じがします。

ここに、こんなにすばらしい自然があるんだよと、みんなに教えてくれている木です。

秘された「マリア様」と

開かれた「神様」

まるで陰陽のよう。

どちらの大木も素晴らしく力もあり、

その土地を守ってくれています。

自然も人に見せる部分も、

ひっそり隠れている部分も、

どちらも持ち合わせているんですよね。

自分があるところで、精一杯生きている木の

神聖な力を分けていただいた気がしました。

ここまで連れて行っていただいた方たちありがとうございました!

山の神様や精霊さんたちもいてくださったのかな(^^)

会わせていただいたみなさんに心より感謝いたします♡




今日も読んでいただいて、ありがとうございました♪