若いころよく考えていた。日本一不幸選手権があったなら間違いなく私が優勝すると。私ほど不幸な人間はいないと今でも思っている。賞金300万とかもらえるとかいいな。

何のために不幸になったのかがわからない。

誰も不幸になんてなりたくない。

先日誕生日を迎えたときに母が、あんたは難産だった、

流産しかけていたと言っていたけど、そのまま流産してくれればよかったと本気で思った。

生きる苦しみを考えるなら、生まれてきてよかったなんてこれっぽちも思わない。

最後の砦で書いたけど、私にとって死ぬことは選択権の一つだった。生きるのが苦しくてしょうがなかったから。

次から次へと押し寄せるトラブル、不幸の波にのまれて

息絶えたのだ。生きることがすべてではない、死ぬことだって立派な権利だと私は思う。

不幸でつらい人生を負うぐらいなら、いっそ死にたい。

私は生きていていたいのではない、自殺し損ねただけだ。

今は死ぬ気力すらない、死ねるならとうに死んでいる。

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