カラフルのクラリネットエピソードシリーズ
愛♬Clarinet→43話目です
前回までのお話
音源製作では話し合いの結果、クリスマスアルバムに決定しました。
クラリネット4重奏のクリスマス曲はあまり販売されていなかったので、作曲科の友達に編曲を依頼しました。
この頃はもともとある楽譜を演奏する。ということが当たり前で自分たちで編曲するという発想が全くなかったのです。
一方大学生活では色々と追い込まれていました。
オーケストラ、吹奏楽、クワイア、室内楽、個人レッスン・・・それらの曲数は膨大なもので練習に必死でした。
合奏授業で練習が間に合わないと周りに迷惑をかけちゃう。
なので周りに迷惑かからない個人レッスンで演奏する曲がどうしても後回しになっていました。
師匠(レッスンの先生)はとても優しく穏やかな方なので多少は許してもらえるだろう!と甘えていました。
何回かそんな状態でレッスンを受けていたらついに、雷が落ちました。
「今の君はバイキングに行って、あれもこれもとお皿に山盛りに食べ物を取って結局食べきれない時の状態と同じだよ。」
遠回しだけどなんともしっくりくる例え!!
とてつもなく反省しました。。
夜22時まで学校で練習し、次の日は朝7時から学校の前に並んで練習室を確保する。
通学には往復で3時間かかっていたので睡眠時間が削られるし、通学時間が無駄に思えてなりませんでした。
一人暮らしするにはお金もないし、
ということで考えついて、友達とマンガ喫茶に一泊したりしていました。
マン喫ってすごいの。シャワーもついてるし横にもなれるしブランケットも貸してくれる。
ただ、やっぱり体が休まらないんだよね。
しかも落ち着かなくて結局全然寝れなかった(笑)
しょうがないのでマン喫はやめ、週に1度だけ溝の口駅前のホテルに泊まることにしました。
アルバイト代はほぼこのホテル代とリード代に消えてました。
でも優しい先生に叱られてショックだったので絶対に挽回したい!って気持ちでいっぱい。毎日が練習漬けでした!
つづく
Megumickey